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来年度の概算予算を作成するに際して、2006年の骨太方針で定めた、2011年にプライマリーバランスを回復し、そのために財政規律を「堅持」するということから「維持」するという言葉に置き換えられた。

ニュース解説では、堅持が維持に変わったことで、「骨抜きになった」と読むらしい。堅持されてこそ守られるが、維持では骨抜きになってしまうとは、随分骨細の方針だといわざるを得ない。

問題なのは、麻生首相が相変わらずふらふらして、焦点が定まらないことだ。首相の言うように「100年に1度の経済危機」であるならば、応急措置だけでも相当のことをやらねばならず、財政規律云々の情勢ではないはずだ。

それなのに、いまだに財政規律を維持するという曖昧な表現で、実質的骨抜きを図ろうとしている。むしろ、財政規律にとらわれないとはっきり宣言するべきで、危機感が共有できるのだが、堅持を維持にするだけでは伝わらない。

子供に説明するのにも苦労するのではないか。特に「維持する」という言葉のイメージダウンは避けられまい。維持という言葉にも意地があるはずだ。
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これで600本目になる。昨年の2月からはじめて、654日での達成になる。毎日更新しているつもりでも、10日に1度はサボっていることになる。更新率95%を目標にしよう。

大学生の就職内定取り消しが話題になっている。これから就職活動を再開するとなると、門戸を開けている企業は少なく、就職先を見つけるのは大変で、気の毒な話である。大学4年生の倅を持つ身にとっては、他人事ではない。

マスコミもこの問題を大きく取り上げ、企業の雇用責任を問う論調が多く、「安易な内定取り消し」についての批判的な意見が目立つ。企業名を公表する制裁を課すべきだという意見もある。

法的には、内定取り消しは「解雇」と同じとみなされ、特別の理由のない限り解雇は出来ないことになっている。ここでいう特別な理由とは、経営破綻や経営者が給与カットするなどして経営再建にあたっている状況に陥っていることとされている。

そもそもそのような状況では、新卒採用をしないだろう。その一歩手前でも安易な採用はしないはずで、突然死に近い状況の企業での内定取り消しが続出しているのではないだろうか。

内定取り消しにあった学生には気の毒だが、会社に入ってから倒産に直面するよりも、少しはましだと慰めるしかないように思う。

内定取り消し企業名は公表されていないが、高額の管理職手当てで話題になった不動産会社も含まれているようで、不動産会社が多いと見られている。

建築基準法の改正以来、不動産関連業界は不況に陥り、さらに金融危機でファンドの資金が逃げ出したことや、貸し渋りが追い討ちをかけ、ここのところ倒産企業が続出している。以前から経営状況が悪いのではなく、今年の3月期の決算では黒字を計上している(最高益を出していた企業もある)中での経営破綻であり、突然死である。

内定取り消し企業の公表は、止めを刺すことになるのだろう。その会社にも社員がいることを考えると、軽々に公表という制裁を科すべきではないと思うのだが…

昨日はCSCで浅草を探訪した。CSCでは、東京を考えるをテーマにあちこち訪問している。これまでに、秋葉原、汐留、佃島、品川、神楽坂、日本橋、巣鴨、深川など江戸を意識しながらの場所設定である。

浅草に出かけるのは久し振りで、両親が生きていた時代に、みやまのせんべいを買いに行って以来だから、10年以上はたっていることになる。

浅草には企業がアサヒビールくらいしかなく、仕事に出かけることはない。大阪から家族や親戚が出てきた時に、東京見物のスポットの一つにする程度で、訪ねてくる親戚がいなくなった今では、全く縁のない街になってしまった。

浅草は、元々は浅草寺の門前町で、江戸時代終盤に芝居小屋が移築されて以来繁華街になった街で、全盛期は明治から昭和のはじめ頃までだろう。山手線から少し外れていることが、寂れてしまった理由の一つだと思う。戦後浅草に替わって発展した繁華街は、渋谷、新宿、池袋といずれも山手線と私鉄とのターミナルである。

昨日も、観光客(半分以上は東アジアの人)がぼちぼちいるが、全体的に人通りは少なく、寂しい感じがした。特に浅草6区あたりの、往年の中心街はひときわ落魄が目立った。浅草は、繁華街ではなく、観光スポットになってしまったようだ。

繁華街としての賑わいが失せたもう一つの要因は、食にあると思う。繁華街の魅力は、買い物、食事、遊興の3つにあるが、浅草はこの3ついずれも十分ではないが、特に浅草ならではの食事がないこと(神谷BARくらいだろうか)が、繁華街としての魅力を失わせていると思う。

今回も、懇親会の場所を設定するのに、今一ピンとくる店が見当たらず、少し会場設定に時間をようしたほどである。

観光スポットとしても、食事が大事であり、考えさせられる街である。これでこのブログも昨年の2月から通算599本となった。明日には600本に到達すると思う。

あっという間に師走を迎えてしまった。年齢を重ねるに従い、時間が早くすぎてゆくことを実感する。今年を表す言葉として「変」という字が選ばれたようだ。変という字には、2通りの意味があるように思う。

何かおかしいという疑問を感じる意味と、物事が変わる事を示す意味とである。「景気対策はスピード感を持って行う」と見得を切りながら、年末に補正予算を提出しないなど、矛盾だらけの麻生政権は前者の代表で、チェンジを合言葉に劣勢を跳ね返したオバマ次期米大統領が後者にあてはまるのだろう。

今朝の日経では、内閣支持率が急落し、前回はダブルスコアだった“次の首相にふさわしいのは”ということでも、小沢代表と並んでしまった。国民の眼には、「何か変だぞ」という思いが強くなったのだろう。

私は、「変」ということを大事にしており、マーケティング・アイという講座では、“おや”という心を持つことを中心に組み立てており、さらにそこから“変化の兆し”を見出すことを強調している。

このブログも、日記ではあるが、できるだけその時々に自分が何か変だと思ったことを書くようにしている。マイナーなブログで、1日平均6件程度のアクセス数しかなかったものが、最近では10件を超えるようになっている。

これからも“変”なことを指摘し、1日のアクセスが15件を超えるように、来年は目指したいと思う。

昨日は、天気もよかったので、上野公園に出かけた。フェルメール展を見ようとしたが、入場まで50分待ちの表示があったので断念した。トプカピの秘宝を見たときには、もう少し列が短くて1時間並んだ記憶があり、混雑の中で絵をみるのも嫌だった。

同じ東京都美術館で、太陽美術展というのをやっており、こちらは無料ということなので、覗いてみた。主催者の太陽美術協会とは初耳だが、「フランス官邸ル・サロンとの交流」というサブタイトルがあり、画家の協会の国際提携の展覧会のようであった。

400点くらいの出品があり、所狭しと展示されているためにいささか疲れたが、これは中々のものという作品もあり、見応えはあった。もっとも、賞を取っているものが、自分自身で納得できるものは少なく、“美に対する眼力”のギャップを感じさせられた。

広場では、新潟県の中越地域の物産展のテントがでており、「あんこうなべ」(400円)を朝食にし、梅干(200円)と餅(600円)を買い求めた。両方とも帰宅後食べてみると、上手い買い物をしたと思わせるものであった。

その後は、科学博物館を見学した。中学の修学旅行で訪れて以来であり、45年ぶりの訪問になる。当時は旧館(現在は日本館という名称になっている)だけだったのだが、現在は地球館という別館があり、2倍の規模になっている。

入り口の係員に入館者数を質問すると、平日で2千人、休日で3千人ということであった。入場料は一般600円、子供は300円であるから年間3億円がやっとであり、補助がなければ到底維持できない。すぐに、どれだけ儲かるかをチェックしたくなる、職業病だ。

ノーベル賞の大量受賞で来館者が増えるかというと、そうでもないらしい。来館者を観察すると、7割は親子連れ(それも小学校低学年まで)、大学生(カップルが多い)2割弱というところだろうか。私などは、場違いの感じだった。

歩きつかれたので、全部見ることは断念し、ポイントを絞ったのだが、科学博物館が「日本の科学者技術者展シリーズ」として、今回は「数学日本のパイオニアたち」というのをやっていて、これが面白かった。特に西の数学、東の数学という対比で見ているのが私にとって新鮮な感じだった。

人に焦点を当てるという企画の発想も、ノーベル賞50人を目指す国の、旗艦博物館として面白い試みであると感じた。

無料の展覧会と、600円の博物館で1日過ごせたのだから、コストパフォーマンスは高いのだが、歩き疲れてのどが乾き、格別アルコールの通りがよく、9時には寝てしまったのがどうだったか…


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