社長のブログです
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 昨夜は幸いにして雪にはならず、無事帰宅することが出来た。予約を入れた時に、9時から次の予約があるので、2時間にしてくれと言われ了承したのだが、結果としてそれがよかった。これからは、2時間1本勝負に徹することにしよう。 PR 今日は東京でも雪が降るとの事だが、5時現在まだその気配はない。今晩は会食を予定しているので、雪が少ないことを期待する。
雇用問題が連日新聞紙上を賑わしている。今朝の日経では1面で「経団連と連合がワークシェア議論へ」、2面では社説で「雇用激震に備え短期・中長期の対策急げ」、3面では「製造業派遣見直しに溝」という見出しが並んでいる。
人出不足ではなく、「人余り」ということの結果なのだが、どうも私には違和感がある。人口減少社会、高齢化時代というのは第一線で働く人の数が減るのだから、基本的には「人出不足」の時代であるはずである。 雇用のミスマッチが起こっているためで、医療や介護などの福祉産業の現場などでは慢性的な人出不足が生じている。働く側の意識改革も必要なのではないだろうか。 ところで、雇用問題が大きく取り上げられているのは、派遣切りでは輸出を中心とする製造業であり、内定取り消し問題は不動産業である。 国勢調査によると、製造業従事者の65%が男性であり、不動産業でも男性が60%を占めている。“男の職場”で人余り減少が生じている。年越し派遣村の映像でも登場するのは圧倒的に男性である。 一方、人出不足の医療では75%、社会福祉にいたっては81%を女性が占めているのである。ミスマッチが生じているのは男の仕事、女の仕事というなんとなく決め付けている区分けにもあるのではないだろうか。 男の仕事という固定観念の意識改革が必要だと思う。 昨日から国会審議がはじまり、定額給付金の扱いが最初の山場となる。そんな中で、与党ではまた迷走が始まったようだ。そもそもは、「生活支援が目的なのだから所得の多い人にも一律に給付するのはおかしいのではないか」ということで、首相も「さもしい。人間としての矜持の問題だ」と発言していた。
昨年の国内新車販売台数は508万台で、ピークだった90年の778万台の65%にまで落ち込み、1980年の水準になったと報じられている。自動車販売は、「失われた30年」ということになってしまった。
海外での自動車販売の減少は経済危機による突発的なものであるが、国内販売の減少は構造的な問題である。構造的な要因は、人口減少と高齢化の進展である。 歳をとると車の運転が苦痛になる。私もまもなく還暦を迎えるのだが、視力の衰えがこのところ急速に進み、怖くてとても車を運転する気にはならない。高齢化による車離れはこれからいっそう進むだろう。 一方、若者の車離れも顕著である。2年に1回開かれるモーターショーを見ると明らかにわかる。90年代の初めは10~20代の若者が7~8割を占めていたが、2000年代に入ると急速に萎み、最近では目の子勘定で2割くらいにまで減ってしまっており、来場者は30~40代が大半を占めている。 そんな中で、雇用不安が発生しており、とても新車を購入する意欲は持てないであろう。雇用不安の震源地は自動車メーカーにあり、自業自得ということではないだろうか。 人口減少・高齢化社会の進展はそれだけで、将来に対する不安がちらつくものであるのに、さらに追い討ちをかけるような雇用不安の発生である。 派遣切りや雇い止めは、法的にはなんら問題はない。企業の道義的な責任が問われるだけである。CSRはこのところコンプライアンスが重視されてきたのだが、今回の経緯を見ると法令順守で事足れりという考えは通用しないのではないだろうか。 CSRは、コンプライアンスから「社会満足」の追及という点に視座を移す必要があると思う。 |
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