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昨日は朝日新聞、今朝は日経で民主党圧勝の予測記事が掲載されている。両紙に共通しているのは、民主党が300に届く勢いで、自民党は半減するという見方だ。

前回の郵政選挙よは全く逆の結果であり、オセロゲームのような小選挙区制度の特徴が見える。先日このブログで週刊現代の調査結果に批判的なコメントを掲載したが、両紙の調査でも同じような結果が出たのだと思う。

日経の調査は、電話調査で実施されており、週刊現代のネット調査とは手法が違っている。ネット調査では年齢構成が若い方に偏りすぎるが、電話調査は固定電話を対象にしており、高齢者に偏る傾向がある。

さらに、日経の調査は1820日の平日に実施されており、ここでも歪みが生じていると思う。しかし、実際の投票を行う人の年齢分布には近いのではないだろうか。ネット調査よりも信頼度は高いと思う。朝日と日経の調査結果が近似しているから、現在の情勢を示した結果だと思う。

グラフをじっくり眺めてみると、自民党は100議席を切る可能性がある。小選挙区で50に達するかどうか、比例区でも50を下回るかもしれない。「クマ退治」「潮干狩り」「森の伐採」などいくつものキャッチ・フレーズが現実味を帯びてきた。こうなると比例復活も並大抵ではない。国会議員の大量失業が発生するようだ。

世界陸上ではボルトが200Mでも驚異的な世界新で圧勝したが、同じように圧勝した女子800Mで優勝した選手に性別疑惑が生じている。ラストの100Mで後続を2秒も離した強さに多くのメディアが難癖をつけているのである。

最後の悪あがきで、自民党もメディアの報道に対してどのような難癖をつけるのか注目だ。
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インフルエンザの流行は、スポーツ界に大きな影響を与えそうだ。菅平はラグビー合宿のメッカであるが、取りやめる大学が続出している。人的コンタクトの多いラグビーでは、流行りだすと止めようがなく、感染拡大を防ぐにはやむを得ない措置である。

プロ野球では日本ハムが新たに6人の感染の疑いのある選手が見つかり、試合にならない恐れも出ている。二軍選手との登録交替も考えられるが、現在のルールでは一端登録抹消すると、再度登録するまで10日間が必要になる。

軽症が多いとされる新型インフルエンザの特徴から、登録変更にためらっている節がある。そんな中でもフレッシュな血を入れるために、何人かの登録変更を行い、メディアが注目する中田もその一人である。

一度交流戦の時に一軍昇格を果たし、ヒットも打っていたが、主力選手の回復によって二軍に戻っていた。レギュラーとして出場させるには守備がお粗末すぎるというのが、梨田監督の判断である。

中田は二軍のイースタン・リーグで既に26本のホームランを打っており、リーグ記録に後1本と迫っている。試合数の少ない中での26本は驚異的な数字である。このまま二軍に居れば新記録は時間の問題だったが、このまま一軍に定着すれば記録更新はおじゃんになる。

たとえ二軍とはいえ記録更新は凄いことだが、よく考えてみると二軍で活躍した選手は一軍に昇格するはずで、昇格のチャンスがないというのはそれだけ欠陥も大きいということだろう。

ここで思い出されるのが、イチローのデビュー時である。イチローがオリックスに入団しての2年間は、土井監督にあまり評価されず出場機会に恵まれなかった。それが入団3年目に交替した仰木監督に見出され、いきなりシーズン200安打の大活躍をした。

土井監督のままだったら、今日のイチローは居なかったかもしれない。イチローの場合は監督交替で救われたが、現在日本ハムは首位を独走中で梨田監督の長期政権も予想される。

一軍の試合は人工芝の球場が多く、芝の球場が多い二軍とは環境が違う。守備を鍛えるには一軍での出場機会が多いことが必要である。評論家の豊田は入団した頃守備を問題視されたが、あえて三原監督は試合に出場させ続け一流選手に育て上げた。

当時とは選手層の厚さが違い一概に比較できないのだが、選手を育てるという視点がもう少し必要なのではないだろうか。二軍での記録更新は、マネジャーとして褒められたことではないと思うのだが。
昨日衆議員選挙の告示がされ、報道は選挙一色になっている。そんな中で、インフルエンザがこの時期から動き出した。沖縄では流行の兆しを見せ、死者まで出ている。

ここにきて新型インフルエンザは、スポーツ界にも拡がっている。パリーグ首位の日本ハムで3人の感染者が出ているし、夏巡業中の大相撲でも発生している。

さらに、高校野球では開幕前に天理高校で感染者が出て心配されたが、今度は3回戦に勝ち進んでいる立正大しょう南高校では今日の試合にベンチ入りできるのは15人になっている。

新型インフルエンザは若い人の罹患率が高く、人との接触が濃厚(?)なスポーツ選手に感染しやすいという特徴がよく表れていると思う。特に高校野球は3回戦と山場に差し掛かっており、このまま無事に感染が拡がらなければよいと思う。

この文章を書いている途中に、政見放送がラジオから流れてきた。もうはじまったのかと思っていたら、茨城県の知事選挙の政見放送だった。

この知事選挙には、競輪選手でアテネ五輪のチームスプリントでメダルを獲得した長塚選手が立候補している。現役バリバリの選手が、どんな政権を話すのか聴いていたら、中々しっかりした語り口で、理路整然とした内容はスポーツ選手とは思えない(失礼)堂々たるものだった。私が茨城県民だったら、迷わず1票投じるところだ。

長塚選手は、株式投資の指南本を出すなどスポーツ選手離れ(これまた失礼)したところがあり、陸上の為末選手にも通じるところがある。勝負の世界に身を置くスポーツ選手には、体力や技量とともに、勝負勘に優れているところが一流になるための条件だと思う。

勝負勘は判断力に通じるものであり、政治家には必須条件である。オリンピック選手で総理大臣をしている人もいるが、競技人口の少ないスポーツで暇と金にあかせて代表の座を勝ち取ったものであり、五輪で上位をなれるほどのものではなかったようだ。

解散をずるずる引き延ばし、大敗間違いない状況まで追い込まれた「勝負勘」のなさがそれを証明している。一流と二流の違いだ。
昨日第2四半期のGDPが発表された。「GDP実質3.7%成長」という見出しが、日経に掲載されている。

第2四半期は前期に比べて0.9%の成長となり、これを年率換算すると3.7%の成長率となるというものだ。「いざなぎ越え」という2000年代に入ってからの長期経済成長(?)時代でも2%前後であったから、これはかなりの高い成長と言ってよい。

にもかかわらず、昨日の株価は300円を超える大幅な下落である。このところの株の上昇局面において景気回復は織り込み済みで、発表があったからといってそれが引き金で株価が上がるというわけではないという見方もできる。

それ以上に、「成長の中身」についての失望感もあったのではないだろうか。そもそも成長率は、前期比である。第1四半期は最悪の状況であり、増えて当然で、補正予算を3度も注入して下げ止まらない方がおかしい。

昨年の第2四半期(既にマイナス成長だった)に比べると、まだ7%ほど低い水準であり、景気回復にはほど遠い水準である。

懸念されるのは、3.7%の成長が個人消費、公共投資、輸出の3つに支えられていることだ。個人消費はエコカー減税など期限付き経済対策効果であり、公共投資も同様で息切れが必至だ。さらに、輸出頼みは「いざなぎ越え」の徹を繰り返すことになる。

民間設備投資は最悪であったはずの第1四半期からさらに4.3%のマイナスである。個人消費は、食わなきゃ生きていけないのだからそう大きな変動はない(実際には縮こまるのだが)。しかし、民間設備投資は「やる気」を示す指標であると思う。

特に、少子高齢化の時代で成長を続けるには「生産性の向上」が不可欠であり、その源泉となる設備投資は重要である。民間設備投資が上向いた時に、景気回復と宣言できるのではないだろうか。
北京五輪の金メダルの時に、ゴール前流す余裕で9.69秒の世界記録を出した男が、今度は最後まで流さず走ったら9.58秒という驚異的な世界記録だった。一気に0.11秒の記録更新だったが、北京で流さなければ今日の記録は世界タイ記録だったかもかもしれないが、凄いものを見せられた気がする。

2位に敗れた前回チャンピオンのタイソン・ゲイは、9.71秒のアメリカ記録であり、3位のパウエルも9.83秒でこれまでなら立派な優勝タイムに相当する。彼らも十分にパフォーマンスを示したと思う。

特にゲイは後半に強いため、ボルトに流す余裕を与えなかったと思う。それが驚異的な記録につながったのだろう。脇役がよければ舞台はしまると言われるが、まさに主役に気を抜かさなかったゲイも讃えられてしかるべきだ。

スタジアムでナマ観戦をした人は、何時までも語り続けることができるのではないだろうか。

それにしても、顔つきが元々そうなのかもしれないが、インタビューを受けるゲイの悲しそうな表情が印象的だった。



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