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余りの涼しさに、窓を開けっぱなしにしていると風邪を引きそうだ。8月下旬に、高原に居るような陽気になるのは最近ではなかったことだ。

昨日の緊急地震警報の「誤報」について、気象庁が陳謝したそうだ。警報を受けて電車が緊急停止し、通勤時間のダイヤが乱れたり、防災無線を通じて一斉放送をした自治体では問い合わせが殺到したらしい。

ニュースでは早速これらの「街の声」を集めて放映しているのだが、いつものような「責任追及」のスタンスである。しかし、これはおかしいと思う。この種の事故?では、「責任追及」ではなく「原因究明」が第一であるはずだからだ。

緊急地震警報で起こりうる誤報は2種類ある。起こっていないのに警報が出される場合と(今回のケース)、起こっているのに警報が出ない場合だ。どちらが影響が大きいかは明白である。

今回の誤報の要因は、ソフトの設定を意図的に変えたためであるらしい。先日の静岡の地震の時には、警報から揺れがあるまで数秒の余裕があり、有効性を感じたのだが、震源地の近くでは間に合わなかったらしい。

被害のより大きい、震源地の近くにもっと素早く伝達するには、予兆をいち早く見出すセンサー機能を高める必要があるのだろうが、感度が良すぎると昨日のような誤報につながるのだと思う。微妙なさじ加減である。

考えさせられることが2つある。一つは、問い合わせが殺到したことである。気象庁が素早く誤報を発表しなかったこともあるが、多くの人はしばらくたっても何も起こらなかったことで誤報と判断したろうが、聞かなければ判断できない人もいるということだ。「お上頼み」症候群の一種なのだろうか。

二つ目は、鉄道会社の対応の違いである。都営地下鉄は警報でストップしたのだが、JRは独自の地震計によって判断するためだという。警報の方が情報は早いと思うのだが、今回のような誤報もあり、できるだけ緊急停止の混乱を避けたいのかもしれない。

JR西日本の尼崎の事故の遠因にもつながっているような気がするのだが…

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今朝も緊急地震警報が流れ、千葉東方沖が震源ということで身構えたが、たいしたことはなかったようだ。マグニチュード4.1の地震が発生したようだが、揺れを感じた地域はなかったとのことである。

誤報が続くと狼少年になってしまう恐れがあるが、先日有効性を確認できただけに、誤報をいとわず警報を流してもらいたいものだ。

日経が先週報じた情勢調査を詳しく読むと、民主党候補に対するコメントは、「磐石」「安定」「大きくリード」「堅実な戦い」という、当選確実を予感させるような言葉が目に付く。週刊現代が公表したような調査結果が並んでいるのだと思う。

これは誤報ではなく、自民党の大敗は必至の情勢になってきたようだ。昨年の秋に選挙を行っていれば勝てないまでも、100議席を切るような惨敗はなかったと思うが、ずるずると解散を引き延ばし、有権者の不満をさらに蓄積したことになったと思う。

選挙をマーケティングの視点で考えた時に、いくつものやってはならないことを自民党は行ったと思う。民主党に対するネガティブ・キャンペーンを繰り広げているが、差別化は二番手、三番手のチャレンジャーがやることで、2/3のシェアを誇るトップ企業がとるべき戦略ではない。

ましてや、国の財政を借金だらけにした張本人が、財源問題で野党を攻撃するのは、天に唾をする行為である。

致命的なのは、成熟社会におけるマーケティングで最も大事な「共感」ということに無神経なことである。多少高くても、環境に配慮された商品を選ぶというような行動が増えているが、消費者は心意気を買っているのである。

麻生首相は、解散を発表した後で、最初にした活動は経団連をはじめとした団体まわりである。これで有権者は、自民党の目線がどこにあるのかを再認識させられ、共感を失ってしまったのだと思う。

民主党にも問題は多そうだが、「政権交代」ということに共感は得られていると思う。この10数年の実績からみると、「責任力」という言葉では共感は得られないと思うのだが。
今朝6時の気温は22度。曇っていることもあり、早朝散歩は秋の心地よい涼しさである。今年は、猛暑日を一度も経験せずに夏を終えそうだ。

世界陸上は昨夜で終了したが、最終日に日本はメダル2つを獲得した。いずれも下馬評はそれほど高くはなかった選手の活躍である。

女子マラソンは、世界選手権で連続してメダルを獲得しているが、北京で残念な結果になり、ママさん選手の赤羽に微かな期待を持って観ていた。

赤羽のフォームは重心が低く、いかにもロードレース向きであり、以前からマラソンに転向するべきだと思っていた。しかし、故障があったのか、前半で脱落し実力を発揮できずに終わってしまった。これで今回はメダルなしかと思っていたら、尾崎の大健闘である。

尾崎のフォームは、重心が高くストライドの大きい走りであり、赤羽のフォームとは対照的だった。野口みずきも小柄な体ながら重心の高い、大きなストライドであり、マラソンでもストライド走法が有効なのだろう。考えをかえなければならない。

マラソンは過去の実績がありそれほど驚きのことでもないが、槍投げにはびっくりした。投擲種目は体格的に日本人には適さないスポーツであり、ハンマー投げの室伏はヨーロッパの血が混じっているためと思っていた。

しかし村上選手は純血種であり、これまで国内大会は無敵であるが五輪や世界選手権は予選落ちを繰り返していたため、注目をすることは無かった。前日に行われた予選を2位通過したのだが、うまく「引っかかった」結果であり、女子マラソンの好結果もあって早々と眠ってしまった。

今朝、ニュースを聞いて驚いた。2日連続引っかかったのである。村上選手ごめんなさい。昨日の結果は、固定観念を持って見てはいけないということの典型的なケースだった。反省。
共同通信や毎日新聞の情勢調査でも民主党が300議席を超えるとの予測が出されている。これを受けてか、早くもテレビの報道番組では民主党が政権をとることを前提にした議論がされ始めている。

通常の世論調査では実施主体のメディアにより差がでるのだが、選挙に関しては似たり寄ったりの結果になるというのは面白い現象だ。世論調査の場合と、選挙に関する調査では協力率に違いがあるのだろう。

期日前投票の利用者が増えていることから、メディア各社では期日前投票の出口調査に力を入れているようである。投票者の1割を超える人が期日前投票をしているようだから、出口調査の価値が上がっていると思う。期日前投票は、窓口が絞られているため調査の効率も良い。

問題は結果をどのように公表するかである。電話調査は「意識」を問うものであるが、出口調査は「結果」を問うものであり、扱いには慎重にならざるを得ない。現に、投票日の投票時間中に傾向を報道することはタブーなのだから。

ところで、情勢調査による小選挙区の分析では、表現方法を使い分けている。「磐石」「安定した戦い」「「手堅い戦い」「先行」「大きくリード」「わずかにリード」「「接戦」などである。実際の選挙結果とこれらのコメントを照合したら面白いかもしれない。

日経と読売の細かな情勢分析を読んでみると、自民党は近畿地方から東では壊滅的な敗戦で、中国と九州でかろうじて生き残る地域政党になってしまうということだ。議員総会を開くと西日本の方言が目立つのではないだろうか。

明治維新を起こした官軍の勢力範囲であり、何やら象徴的なような気がする。足利尊氏は九州から反転攻勢をかけて勝利を治めたのだが…
ふだんこのブログへのアクセス数は10件を少し超える程度で、最高でも20件である。20件は何度か到達したことがあるのだが、21件以上記録することはこれまで一度もなかった。

それが昨日は午前中に30件とあっさり新記録を達成し、最終的には40件超のこれまでの2倍のアクセス数となった。

アクセス数増加は、昨日のブログで何気なく書いたある言葉が引き金となっている。世界陸上で女子800Mで圧勝した選手に、「性別疑惑」が持ち上がっているとしたことに反応があったのである。

きざしというサイトを通じてのアクセスで、性別疑惑という言葉を検索した人の目に留まったのである。このサイトは、更新時間順に掲載されるようで、昨日の朝はこの問題を取り上げるブログが少なかったのか、比較的長い時間トップページに掲載されていたため、アクセス数の増加につながったようだ。

その証拠に、この問題を取り上げた記事が氾濫し始めた午後になると、きざしからのアクセスはピタッと止んでしまった。多くの記事の中に埋没してしまったのだろう。

ネットの威力を垣間見た感じがするのだが、こちらが意図したテーマではなく、何気ない一言にも注意を払う必要があることを教えられた気がする。

今日はボルトの事を書くつもりだった。200Mの世界新記録の時は、途中の50M地点から100M地点までの50Mで最高速に達し、この50Mを4.27秒で駆け抜けたらしい。

とんでもないスピードなのだが、50Mから100Mというと直線ではなく、カーブである。途中計時では前半の100Mのコーナー区間で10秒を切っていたことになる。

ベルリンのトラックは、普通の400Mトラックよりもコーナーがきついといわれている。そんな中での記録であり、とても同じ人間とは思われない。「宇宙人疑惑」は起こらないのだろうか…


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