社長のブログです
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口蹄疫の話の続きをもう少し。一つは、補償の問題である。病原菌の鎮静化を待っての生産再開であり、さらに出荷してお金になるまでの時間も必要であり、かなり長期にわたっての補償が必要である。
それでも生産者は直接的な損害がはっきりしているので、補償金額が算定しやすく、それなりの保障もできるのだろう。問題は間接的に影響を受ける人たちで、処理業者、輸送業者、卸売業者などである。 生産者は全滅だが、これらの業者は何割減の損害である。こちらにもある程度の補償はあると思うが、十分に手当てされないと雇用問題が発生する可能性はある。 何事でもそうだが、流通にはネットワークが不可欠であり、今回の措置はネットワークを痛めるもので、補償という対策でネットワークの毀損をいかに軽く押さえるか、政策当局の目配りが重要だと思う。民主党政権が標榜する、生活者の目線が問われる時だと思う。 もう一つは、口蹄疫は「人が媒介する」ということだ。疫病は古来動物によって媒介されてきた。昨年のインフルエンザ騒動も豚によるものだった。今回は、人が持ち込んで牛や豚に感染したものであり、豚や牛の世界にテレビや新聞などのメディアがあったなら、大騒動になっているのではないだろうか。 人は動物を家畜化する過程で病原菌をうつされ、やがて免疫ができて克服してきた。インカ帝国やマヤ文明には、家畜がいなかった。そのために、スペインが侵略してきたときにあっという間に滅亡したのは、武力によるものだけでなく、疫病に対する抵抗力のなさが大きく影響したとされている。 今回はインカやマヤの人たちに、牛や豚が相当する。牛や豚にとって人間は疫病神かもしれない。 PR
昨日の“筋力トレーニング”の後遺症で、今日は少し腰が痛い。次にラッシュ時に電車に乗るのは31日で、事故がないことを祈ろう。
口蹄疫の被害拡大が止まらない。すでに10万頭を超える牛や豚が殺処分になっているが、感染地域がドンドン拡がっており、畜産が基幹産業の一つである宮崎県にとっては大打撃だ。 宮崎県には、08年に豚が90万頭で鹿児島の130万頭に次ぐ全国2位、肉用牛は30万頭で北海道の51万頭、鹿児島の36万頭に次ぐ3位である。殺処分になった11万頭はちょうど1割に相当する。この問題の、影響の大きさがよくわかる。 回り回って、ブランド牛の松坂牛にも影響がある。松坂牛の40%は、宮崎産の子牛を肥育してのものであり、タネになる子牛が手に入らなくなると、松坂にも影響が及ぶことは必至だ。 朝日新聞によると、ようやく周辺地域20キロまで広げて殺処分にし、防衛線を張ることにより、被害拡大を防ぐ措置をとることになったようで、合わせて20万頭を超える殺処分ということになるようだ。 この措置をとるためには、法改正が必要とのことである。危機管理の問題であるにもかかわらず、法が壁になるとはちょっと違和感がある。 今回の被害が拡大した要因は、どこで被害の拡大を食い止めるかという「防衛線」を張ることにためらいがあったことだと思う。その背景には、近年起こった鳥インフルエンザや鯉ヘルペスなどで殺処分に追い込まれた業者の、「立ち直り」の遅れがあるのではないかと思う。 防衛のために犠牲になった業者への補償は手厚くする必要があると思う。普天間や沖縄だけが防衛のための犠牲者ではない。
今朝はヒドイ目にあった。余裕を持って7時過ぎに出かけた(出かける前に更新の時間がなく、この時間になってしまった)のだが、駅に着くと人身事故のために遅延というテロップが流れている。
ホームに出ると、ドアごとに20人近く並んでおり、乗り換えに便利な後方に移動するのが大変な状況であった。電車が遅れているために“溜まっている”のである。 始発から3つ目の駅であるため、なんとか乗車できたが、この時点でほぼ満員である。それからは、駅に着くたびに地獄である。どの駅からも乗り込んでくるので、まるで“ギネスブックに挑戦”の状況になってしまった。 どの駅でも積み残しはでるのだが、電車が走行すると揺れにより少しずつ“すきま”が出来るので、駅に着くたびに何人かが乗り込んでくる。私の足は、電車の床ではなく、誰かの足の上にあるのがわかるのだが、どうすることもできない。 駅ごとに無理やり乗り込もうとするので、時間が余計かかってしまう。そんなこんなで、ふだん20分程度のところを50分近くかかってしまい、思わぬ筋力トレーニングになってしまった。 客先の事務所の手前で、タバコを一服してからと思ったのだが、何とタバコが無くなっていた。スーツの内ポケットに入れてあるタバコを落としてしまうほど、今日の混雑はすごかったということだ。私自身としては、過去最もひどい混雑だったと思う。 それにしても、総武線の水道橋の人身事故で、東西線が影響を受けるというのはなんとかなるまいか。
週の初めから朝寝坊をしてしまい、更新が遅れてしまった。明日は、7時過ぎに出かけなければならないので、今夜は少し控えねばならない。
今朝の日経の記事で目を引いたのが、「10年代半ば経常赤字に?」という見出しであった。高齢化社会になり、高齢者が貯蓄を取り崩すために貿易収支が大幅なマイナスになり、所得収支の黒字では補えないために、経常収支が赤字になるというものだ。 取り崩す貯蓄のない高齢者になろうとしている我が身にとっては、“実感”の伴わない記事であるが、その理屈は収入以上のお金を使う状況=貯蓄の取り崩しになると、必要なモノを国内だけで生産できず海外からの輸入に頼らざるを得なくなるというのがその根拠になっている。 財政破綻となったギリシャをはるかに上回る財政赤字を抱える日本が、国家破綻の瀬戸際に追い込まれないのは、1400兆にも達する個人金融資産があり、国内で国債が消化されているためである。 10年代半ばに貯蓄の取り崩しがはじまると、日本にとっての安全弁である個人金融資産に影響が及ぶのは必至である。10年代半ばというと、「団塊世代」が65歳を超え、本格的な年金生活に突入する時期である。 高度経済成長は、団塊世代が成人に達する頃からスタートし、バブルの時代は団塊世代が“働き盛り”の時期に到来し、今度は引退の時期を迎えて経常赤字国になるということである。団塊世代が、この国の社会や経済によきにつけ悪しきにつけ、大きな影響を与えてきたことをつくづく感じさせられる。 10年代半ばまでに、取り崩し可能な貯蓄をつくらねばなるまい。時間がない、飲んだくれて朝寝坊している余裕はないはずなのだが…
案の定、昨夜はパ・リーグが2勝4敗と負け越した。つくづく“兆し”を見つけることの難しさを感じさせられる。
ヨーロッパ発の金融不安は治まりそうもなく、不況が長期化しそうだ。発端のギリシャは国の財政危機により、国債が消化できなくなったため、各国はギリシャの轍を踏まないために緊縮財政を余儀なくされ、財政出動によりかろうじて支えられていた景気が、再び落ち込むと見られるためだ。 特に厳しいのは、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの南欧諸国だ。500年前には世界の中心であった地域の国々である。歴史という伝統資産があるはずなのだが、伝統に胡坐をかいていたからなのだろうか? 人類発生の地はアフリカ大陸であるが、古代文明はメソポタミアやインド、中国などで生まれており、アフリカは時代に取り残されて最貧国の塊になっている。古代文明発祥の地も世界をリードしていたわけではなく、南欧にとって替わられている。 その南欧も産業革命以降、盟主の座を中部ヨーロッパに奪われている。どうも北へ北へと中心が移動しているような気がする。 「銃・病原菌・鉄」という本は、このようなことを中心に展開されている。ようやく上巻を読み終える事が出来たのだが、2週間かかったことになる。この分だと下巻が終わるのは月末になりそうだ。 |
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