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12月4日から6日にかけて、朝8時からのプレゼンが3日続けて予定されている。朝8時にしっかり声を出すためには、6時前から動き回り“暖気運転”をする必要がある。昨日や今朝の寒さからすると辛い暖気運転になりそうだが、唯一の楽しみは12月4日あたりからアイソン彗星が夜明けに肉眼でも見えるとのことであった。

ところが、昨日太陽に最接近した所で崩壊してしまったというNASAの発表があった。直径5キロほどあった彗星が、崩壊して100メートル以下の破片になってしまったとのことで、4日以降に肉眼で見ることは不可能になったようである。暖気運転の楽しみがなくなったわけで、少々がっかりしてしまった。

似たような話がギリシャ神話にあったような気がして調べてみた。うろ覚えでは“イカルス”だと思い、ネット検索すると、ウルトラマンのイカルス星人と、イカルス某という芸人しか出てこない。

勘違いかと思いあきらめかけたが、試しに「イカルス 神話」と入力すると、“イカロス神話”と変換(?)されて出てきた。Googleのお陰で、うろ覚えでも目的の言葉に辿りつけたわけだ。

父ダイダロスとともにラビリンスに閉じ込められた息子イカロスは、鳥の羽を集めて翼を作り脱出に成功する。しかし、調子に乗りすりたイカロスが高く飛びすぎ太陽の熱で羽をとめていた蝋が溶け、海に墜落してしまったという話だ。

アイソン彗星でなく、イカロス彗星に改名してはどうだろうか。

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7月の参議員選挙について、岡山県では「選挙無効」の判決が出された。先日の最高裁が衆議院選挙について「違憲状態」としたものに比べると、2段階レベルの違う判決になっている。

これまでの“相場観”では、1票の格差は衆議院では2倍、参議院では5倍というものが相場だったのが、最大で4.77倍という今回の選挙で無効判決が出たことに戸惑いがあるという記事が見られる。

しかし、“良識の府”という振る舞いをしていれば、県代表の性格も持たせるために5倍の格差を容認していたのだろうが、昨今のねじれ国会で政争の場となり果ててしまったのを見ると、4.77倍という格差は認めがたいという裁判所の判断なのだろう。

人口減少社会において、地方の人口が減り都市への集中が加速するという事態になっており、ますます地域間の人口格差は拡大している。このような中で、4増4減などの小手先の改正をしても、県代表の性格を残したままでは、この問題は永久に解消しないだろう。

高校野球は県代表の争いであるが、“1校の格差”が問題になったことはないと思う。東京や北海道が2校出場できるが、それ以外は全てトーナメントを勝ち抜いた県のチャンピオンであり、チャンピオン同士がさらに甲子園でトーナメントを戦うために、校数の格差は問題とならないのだろう。

しかし、政治の世界はトーナメントではなく、多数決の数の論理で物事は決まる世界である。そのベースとなる数の数え方が違うのでは話にならない。ブロック制への移行か、比例代表に一本化するしか解決の道はないと思うのだが、そもそも参議院が必要なのかという抜本改正もありそうだ。

判決が確定すると、選挙のやり直しが行われることになるそうだが、同じ制度のもとでのやり直しだと堂々巡りになってしまう。どういうやり直しになるのだろうか、よくわからない判決なのだが…

先日知人の傘寿を祝う会で、ご当人のあいさつの中で耳が聞こえにくくなったという話があった。同い年の奥様が特にひどく、テレビの音量は40になっているとのことである。夫婦とも英語が達者なので、日常会話は英語で行うという工夫を話しておられたのが印象的であった。

日本語だと口先だけで話してしまいがちで、顔の筋肉の衰えによってボソボソした話かたになりがちなのだが、英語では正しい発音をするためには顎を大きく動かさねばならず、その結果聞きとりやすいとのことであった。

ジャパニーズ・イングリッシュしか知らない私にとって、英語を使ったとしてもボソボソにしかならない。そのせいもあるのか、最近テレビドラマを見るのが辛くなり、「八重の桜」と「ごちそうさん」以外のドラマは見る事がない。最近話題になった、“倍返し”もとうとう一度も観ることがなかった。

昨日久しぶりに娘のアパートを訪ねた。娘が支度をしている間、テレビを何となく見ていたのだが、テレビの音量が小さいことが気になった。チェックしてみると音量は13であった。

この夏何度か出張したが、ホテルの部屋に入って最初にすることは、テレビの音量をふだん自宅で見ている20まで上げることだったのを想い出した。国内だけでなく、フィリピンのホテルでもそうだった。先客は10~13に設定していたためで、防音設備の行きとどいたホテルでは、多くの人は10~13でも耐えられるのだろうというように理解していた。

しかし、防音設備もそれほどではない娘のアパートでも、13の音量で不便を感じないらしい。昔のテレビは音量もアナログであったが、今では音量も数値として示される。20という音量は、耳が遠くなり始めた前兆なのかもしれない。老化の程度を客観的に測る指標として、テレビの音量は使えるかもしれない。来月同年輩の知人と会うことが何度もあるのでチェックしようと思う。

反対の声を無視して特定秘密保護法案を採決した安倍首相の自宅のテレビの音量はいくつに設定しているのだろうか?

今年の仕事は、12月4~6日の3日連続のプレゼンで終了となる。いずれも朝8時からの早朝(?)プレゼンになるので、声が上手く出るか多少は心配になるのだが、12月の初めに仕事納めになるというのは、どうかとも思う。

大相撲もこの日曜日で九州場所が終わり、御用納めとなった。今場所を見ていて感じたことの一つは、打出しが少し早く感じたことだ。いつもなら5時55分を過ぎるのが多いのだが、今場所は5時50分に取り組みが終了し、6時の番組終了まで時間を持て余すような日が多かったように思う。

佐渡ヶ嶽部屋の大関2人が途中休場したのが影響したのだろうか、一時は6人もいた大関が2人になってしまい、土俵の進行が早くなったのだろう。上位との力の違いが歴然として、淡白な取り組みが多かったのも、早い打ち出しになったのだと思う。

稀勢の里が全勝の両横綱を圧倒し、千秋楽の全勝同士の横綱決戦に水を差したのだが、一皮むけた感じはする。これで大関に上がってからは、10場所連続の2ケタ勝利で歴代最多タイに並んだ。「大関以上横綱未満」と称されるゆえんである。これまでの記録保持者を並べると、先代若乃花、旭富士、武蔵丸の3人である。いずれも横綱になっており、稀勢の里フアンにとっては吉兆かもしれない。

しかし、いずれも優勝回数は1ケタで(旭富士は優勝がなかったかもしれない)、どちらかというと地味な横綱ばかりである。大鵬や千代の富士、北の湖、白鵬などの大横綱は大関通過に手間取らず、さっさと綱を締めてしまったので、熟成型の横綱は地味な印象をもたれるのであろう。

来場所も13勝すると、優勝賜杯を握らなくても横綱に推挙されるかもしれない。大関に昇進した時も10勝という地味な勝ち星で昇進したが、関脇で毎場所10番以上の成績をあげ、関脇での熟成が認められたものであったから、横綱昇進も同じ形をとる可能性はありそうだ。

若手の有望株と注目され出してから10年近くになる。気が付けば27歳で、相撲年齢のピークを迎えてしまっている。大器晩成というよりも、じっくり力をつけて行って着実に階段を上っている力士だから、熟成型という方がピッタリくるように思う。熟成型の力士の本領を発揮して、これからの相撲寿命は長いことを期待したいものだ。


特定秘密保護法案は、みんなの党と日本維新の会が政権にすり寄り、来週にも成立が見込めそうな情勢になってきた。これほど世論が(メディアとでもいうべきかもしれないが)反対しているにもかかわらず、第二与党が姿を現したというのはどういうことだろうか。

重要法案にもかかわらず、委員会の審議の模様は一度も中継されなかった。新聞報道では、その場のやり取りの雰囲気までは伝わらず、中継するべきだったと思うのだが、国民に真実を知らせないという秘密保護法案の精神がここでも発揮されたのだろうか。

この法案では、5年間特定秘密を指定しなかった省庁は、権利を失うということになっている。権利を失うことを恐れて、各省庁は特定秘密のオンパレードになるのは自然の摂理のように思う。

安倍首相の積極的な外交姿勢が報道されているが、その中でよく飛び出すべき言葉が「価値観の共有」である。中国を念頭に置いた発言だと思うのだが、民主主義には情報の公開が必須条件だと思うので、情報を秘匿しようとする政権が、民主主義の価値観を世界に訴える資格があるのか疑問だ。

今回の発端の一つは尖閣におけるビデオの流出問題があると思う。これの公開を声高に叫んでいたのは当時野党であった自民党だったという記憶があるのだが、国民も公開されてよかったと思う人が大多数ではないだろうか。

昨日はケネディ大統領が暗殺されて50周年の日であった。ケネディ大統領の功績として、62年に議会に上程された「消費者利益に関する特別教書」があると思う。

民主主義の前提となる4つの国民の権利について述べたものである。その4つとは、「安全の権利」、「情報を知る権利」、「選択の権利」、「意見を述べる権利」である。民主主義の価値観の共有を唱えるならば、この4つの権利をかみしめるべきだと思う。

「5000万円を借りたが手をつけずに反した」というのは、秘密がが漏れなければ、借りっぱなしにするつもりだったのではないだろうか。


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