社長のブログです
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昨夜の敵地で行われた日韓戦は0-0の引き分けだったが、危ないところは少なく、W杯からの好調さが続いている。先日のアルゼンチン戦と比較すると相手のプレッシャーが一段と強く、いい攻撃は見せたもの、得点には至らなかった。
日本で行われるキリン・カップはやっぱりフレンドリーマッチにすぎず、アウェイの戦いこそ真価を問われることを再認識させられた。特に韓国との試合となると、常にガチンコ対決となり面白い試合になるようだ。 ところで、今日のニュースは何と言ってもチリの鉱山事故からの救出劇だろう。当初はクリスマス頃と見られていた救出がドンドン予定が早まり、クリスマス前、11月中、10月末と加速度がついたように前倒しになり今日になったのだが、今日も日本時間のお昼と発表されていたものが今朝8時ごろからはじまるとのことである。一刻も早くという関係者の熱意が感じられる前倒しぶりである。 前のめりになっているが、ここからは慎重で、600メートルの地底から秒速1メートルのスピードでゆっくり上昇するために、一人を救出するのに30分を要し、全員が生還できるのは2日はかかる予定となっている。待ち望んでいる人々にとっては長い長い2日だろう。 15分間を一人で狭いカプセルに閉じ込められるわけで、地上に出られる喜びがあるとはいえ、救出される人々にとっては最後の試練になると思う。 ところで、現場には世界中から報道機関が詰めかけ、世紀のニュースを伝えようとしている。日本ではその瞬間をライブで見られるのだろうか?最初の地上への帰還が起こる時間帯は、NHKでは国会中継の予定となっているのだが… PR
昨夜のNHKスペシャルは興味深く見る事が出来た。生物多様性における先進国と発展途上国の対立のポイントは2つになるだろう。乱獲の問題と、“先住民の知識”のいわば特許をどう考えるかということだ。
前者は栽培・養殖方法を確立するか、資源コントロールのルールを決めるかで解決できると思う。問題は、“先住民の知識”にまつわる利益関係だ。論点は、長年に渡って広く使用されている=公知だから知的財産になるかどうかということと、先住民が発見した知識をもとに、科学技術の知識をフル活用して人工的に物質を合成する=模倣した場合の権利関係である。 番組の中では、バイオパイラシーという言葉が頻繁に出てきた。発展途上国側が使う用語で、生物資源に対する海賊行為という意味で用いられている。生物資源の略奪のみならず、ノウハウまでも奪い去られているというのが途上国側の言い分である。 昨日のこのブログでは、先進国が商品・用途開発をしていると述べたが、ものは既にあり、それを大量販売する仕組みを先進国側が作り上げただけで、“元祖”としての暖簾料を支払うかどうかに問題があるようだ。 ノーベル賞を受賞することになった鈴木氏は、その開発した手法をあえて特許にせず、その結果が薬品や液晶素材など幅広く活用されるようになったと言われており、特許と公益の関係をどう見るかで“元祖”問題は解決すると思う。 公知=公益の関係が成り立つと思う。公益には私的な利益が発生しないとするならば、途上国側の言い分は通らないとのではないだろうか。 特許料は支払う必要はないが、商品化した企業には、栽培や養殖あるいは工場そのものを建設するなど、投資する義務が発生すると思う。公益に対する企業の取り組みは、企業の社会的責任についての新しい切り口のような気がする。
この秋に開かれる生物多様性に関する名古屋会議の話題が数多く取り上げられだし、今朝の日経の朝刊の一面には「生態系保全へ評価基準 パナソニックや竹中など33社」という見出しの記事が掲載されている。
記事には評価の枠組みの表が付け加えられている。タイトルは「事業所の生物多様性の評価項目」とされているが、タイトルの下に()で、“土地利用通信簿”の表記がある。こちらの方がわかりやすく、現在これに参加している企業は33社だが、企業も取り組みやすく一挙に増えそうな気がする。CSRの重要な指標になるのではないだろうか。 ところで、私は依然として地球温暖化問題については疑問を持っているが、生物多様性問題についてはもろ手を挙げて賛同している。人間の活動によって生態系を歪めているのは間違いないし、それを改善するのは当然の務めであると思う。 今回の名古屋での会議の大きなテーマの一つは、「動植物などで医薬品や食品を開発した場合の利益配分ルール」の策定であるが、国際会議でお定まりの先進国VS発展途上国の対立がここでも起きており、一筋縄ではいかない状況になっているようだ。コップ(COP)の中の嵐というおやじギャグが飛び出しそうだ。 温暖化問題については、一人当たりCO2排出量の格差から見て発展途上国側の意見に賛成なのだが、資源活用の利益配分ルールについてはよくわからない。 用途開発をした知恵に対する報酬や、市場がどこで成立するか(大抵は先進国がほとんどだと思う)という問題があるからだ。もちろん利用側は乱獲を戒め、環境保全のための投資は前提になる。 いずれにしてもよくわからないことだらけだが、幸い今夜のNHKスペシャルは、「生物から夢の薬が!!」というタイトルであり、この問題についてもう少し状況が分かるような気がする。
やっぱりノーベル平和賞は中国の圧力にも屈せず、投獄中の活動家(?)が選出された。一党独裁を批判したことが“国家転覆罪”という罪になる、非民主主義国へのノーベル賞委員会からのレッド・カードである。中国は、平和賞の選考委員会があるノルウェイとの関係見直しも示唆し、大使の引き上げも検討しているようだ。
中国は報道も規制しており、国際放送で受賞のニュースが流れた瞬間に、放送の中断をするという荒業も駆使しているようだ。NHKが北京の街頭で市民にインタビューをしようとした途端に警備員に取り囲まれ、取材ができなくなってしまった。このような光景を目の当たりにした“国民”はどのように感じるのだろうか。 日本の世論を“煽る”ような報道姿勢はどうかと思うが、政府のプロパガンダに徹し、都合の悪いニュースには一切沈黙してしまう報道機関しかない国も問題は大きいと思う。 突破口はありそうだ、インターネットである。インターネットでも当然規制はかかるのだろうが、こちらの口を塞ぐのは容易なことではないだろう。こちらについては、あらたにすのコラムで水木氏が中国漁船拿捕に関して面白い記事を書いている。漁船問題ではとん挫したが、今回のノーベル賞問題がとって替わるのではないだろうか。 http://allatanys.jp/B001/UGC020002420101007COK00651.html ソ連でも反体制作家がノーベル賞を受賞したことがある。それから体制崩壊まで10年以上の年月を要したが、今度はどうなのだろうか。ネットの時代だから10年はかからないと見ているのだが… メッシとテベスがフル出場したアルゼンチンに勝利した。メッシ以外の選手の動きは重そうだったが、W杯からの良い流れが続いており勝てたことは自信になったと思う。次は韓国との親善試合がある。ガチンコ対決でどのような試合になるのか楽しみだ。
連日のノーベル賞受賞とはいかず、文学賞は南米の作家のものとなった。毎年のように有力候補と言われ、昨夜もテレビ局は受賞の瞬間をキャッチしようと出没していたようだが、来年に持ち越しだ。
またもや1ドル82円台になってしまったが、政府の市場介入はできず、しばらくはこのまま推移しそうだ。ただしこれまでは、円が多くの通貨に対して高い“円高”だったが、今回は他の通貨に対しては変わらない“ドル安”であり、中身は違うようだ。 BSで海外ニュースを見ていると、「先日の日銀の金融緩和策に対応して、アメリカも大幅な金融緩和策を来月初めに行う見通しとなった」ことが、ドル安につながっていると報じられている。政府・日銀の経済対策が円高を招くという皮肉な事態になったわけだ。 リーマンショック以降国際協調の枠組みは崩れ、国益を追求する姿ばかりが目立つようになってきた。今度のG7では、人民元の切り上げを目指した“国際協調”がメインテーマになりそうであるのだが、これは獲物を見つけた時だけの“つかの間の協調”にすぎないと思う。 1929年の大恐慌の後は、大国同士が自国の利益のみを追求し、ブロック経済体制の利害の激突がやがては世界大戦につながり、エネルギーを爆発させたことでようやく大恐慌の後遺症から立ち直ることになった。 今回は、ブロック経済の代わりが通貨戦争である。通貨政策が重要な意味を持つだけに、ノーベル賞の経済学賞がどんな経済理論に授与されるのかも注目しなければいけないのだろう。それにしても、通貨の戦争だけで済んでいればよいのだが… |
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