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今年の新語・流行語大賞が発表され、「ゲゲゲ~」が大賞に選ばれた。NHKは大はしゃぎで報じていたが、もう一つピンとこない。昭和の懐かしい時代が舞台設定で、子役の可愛らしさに魅かれて珍しく私も観てしまったのだが、大賞になるほどインパクトがある言葉とは思えなかった。

トップテンにあげられた言葉も、眺めてみるとおじさんにはわけのわからない言葉がずらりと並んでいる感じで、流行に取り残されているのがよくわからされた。

しいてあげるとすると、10番目の「無縁社会」という言葉が、「生きていれば○○歳」という報道が夏場に紙面を賑わしたのを想い出させるくらいだ。これもNHKなのだが、明るい言葉を優先する賞にはふさわしくないという判断なのだろう。

私が考える言葉としては、「知る権利」という言葉を上げたいと思う。尖閣ビデオの流出、警視庁の流出した捜査情報の出版、そして内部告発サイトによる公電の公開など、知る権利とは何かということを考えさせられる事件が相次いでいる。

このところ知る権利についてこのブログに掲載しようとしているのだが、まだ考えがまとまらないでいる。権利には義務が付きまとうものであるはずなのだが、知ることについての義務が何たるかについてよくわからないためだ。

最近の話題といえば、海老蔵の問題がニュース的には大ネタになっている。例によって、次々と真相が明らかになってきているようだが、どうやら海老蔵の方から喧嘩をうったらしい。市川家のお家芸である「荒事」なども流行語大賞にピッタリのようにも思うのだが。
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先日の民主党代表選挙で、党員サポーター票では大差が付いたが、国会議員票で拮抗した理由が明らかになった。昨日発表された政治資金収支報告書で、小沢一郎の資金管理団体から91名に500万円ずつ配られていたのである。

そのうち88名が選挙に当選し、代表選では“恩義のある”小沢に投票したのだろう。昔の自民党の派閥の親分が、子分に“もち代”を配ったのと同じ行為である。政治は数の力が大きくものを言い、数の源泉はカネということを実証したのが今回の政治資金収支報告書であると思う。

小沢事務所の資金力は、他の国会議員と比べて飛びぬけて多いが、今回の収支を見ると、3億7千万円がダブル・カウントされているために、より突出していることになっている。

疑問点は、なぜダブル・カウントしなければならなかったのかということと、いくつもの政治団体を経由して資金のやりとりが行われており、なぜマネーロンダリングのような事をしなければならなかったのかということだ。この点については、メディアが解説してくれることを期待したい。

ところで、3億7千万円の原資は、最終的には解散した自由党の政党助成金が充当されているらしい。ここで問題視したいのは、政党助成金といういわば“公のカネ”が、小沢事務所という“個のカネ”として取り扱われた点である。

公のものを、個のものとして取り扱うのは、“流用”と見なされても仕方のないことだと思う。犯罪行為になるのではないだろうか。資金量の多さにだけ目を奪われるのではなく、マネーロンダリング的行為や、公的資金の流用、カネにものを言わせて子分を獲得する行為が明らかになったことで、彼が政治の表舞台に再び登場することはないだろう。

尖閣ビデオやウィキリークスの問題で“知る権利”について考えるべき時だが、このケースは知る権利の効用だと思う。
今朝の日経3面では、「機密大量流出 世界を揺らす」という見出しの記事を掲載している。内部告発専門サイトの「ウィキリークス」が28日からアメリカの外交公文書の掲載を始めたというものだ。

外交官が集めたその国の情報を記したもので、外交官の“率直”な意見が記載されている。「軽率で、近代の欧州指導者として無力」(イタリアのベルルスコーニ首相)、「気難しく独裁的」(フランスのサルコジ大統領)など今後の関係が気まずくなりそうな内容のものもある。

9.11事件の教訓として、“情報の共有化”を進めた結果が、資料流出を引き起こしたもので、尖閣ビデオの流出と共通するものがある。これで組織防衛として、内部情報にはかなりの制約が課せられることになるのだろう。

問題は、報道機関の対応だと思う。テレビが尖閣関連のニュースを流すたびに、流出ビデオを編集したものを繰り返し放映している。著作権にこだわる必要もないため、使い放題ということなのだろう。

どうもこれが私には気に入らないのである。自らが制作したものならともかく、他人の制作したものを、しかも“流出”という過程を経たものを、編集という一手間をかけているとはいえ、一度や二度ならともかく何度も繰り返し利用するのはいかがなものかと思う。

警視庁のテロ関連の資料流出についても、全文を出版した輩も出てきた。捜査協力者の個人情報も全く秘匿せずに、そのまま掲載したものになっているらしい。

秘密を知りたい、裏側を覗きたいというのは人間の本性なのだろう。テレビ番組でも「○○の舞台裏」というタイトルが目に付くのもそんな心理をついてのものだろう。

知る権利を錦の御旗にして、ネットに掲載されたものをそのまま垂れ流すように報道したり、ましてやそっくりそのまま出版するというのは、“情報泥棒”と言われてしかるべきではないだろうか。

内部告発サイトは、“盗品市場”のようなものであり、それをそのまま垂れ流すのは、盗品と知って買い物をするようなものだと思うのだが。
昨日のジャパンカップは狙ったナカヤマフェスタが直線で伸びずに、残念な結果になるところだった。ところが、イギリス王室のおめでたいニュースが出たばかりなので、「ローズキングダム」という馬が気になり、少しこちらにも投資した。

惜しくも2着のはずが、長い審議の結果繰り上がりで1着になってしまった。ラストの勢いでは完敗だっただけに、失格による繰り上げは望外のものであった。このツキを何とか活かしたいものだが…

ツキといえば、政権にもあるような気がする。本来、不手際続出でダウン寸前だったのが、北の暴発で野党も少し手加減をせざるを得ず、少し寿命が延びたようだ。しかし、寿命が延びたといっても延命にすぎず、今朝の日経の世論調査結果によれば、余命3カ月を宣告されたようなものだ。

政党支持率では自民党に並ばれ、次の選挙の投票先ではとうとう自民党を下回ってしまったからだ。数日前に、支持率1%でも辞めないという発言をしたそうだが、有権者を愚弄したような言葉であり、これも支持率低下に拍車をかけたのだと思う。

虎の顔に牛の角を鬼に見たて、丑寅=北東が鬼門と称せられ忌み嫌われていた。わが故郷の枚方も大阪から見て鬼門にあたるため、発展が遅れたと子供の頃祖父からよく聞かされたものである。

ところが、鳩山内閣は普天間問題で、菅内閣は尖閣問題で大きくダメージを受けており、民主党政権にとって真逆の南西の方角が鬼門になっているのだろうか。
健闘していた魁皇は、力尽きたように連敗し、優勝の望みは絶たれてしまった。線香花火が燃え尽きる寸前に大きく火花を散らすように、これが最後の一花かもしれない。

今場所の優勝争いは、謹慎から這い上がってきた豊ノ島と連勝記録が途絶えても踏ん張った白鵬との争いだが、豊ノ島と対戦するのは稀勢ノ里となるのが面白いところだ。豊ノ島を倒したら、正真正銘の殊勲賞となるのだが…

今日はジャパンカップが行われる。私にとって一番好きなレースである(何度もおいしい思いをしたこともあるためだが)。外国の馬が多数参戦し、予想が難しいのが魅力でもある。このレースでは単勝を買うのが私のスタイルである。

25年前に日本の馬が初めて勝った時のカツラギエースの単勝は80倍以上になり、生まれたばかりの長男に牛のおもちゃを買ってやったら、牛の鳴き声が気に入らなかったのか大泣きされたことがある。馬で稼いで牛にしたのが間違いだった。

中山競馬場まで車で出かけた時に、海岸の通りを気持ちよく走っていたら白バイに捕まったことがある。路肩に駐車している車の際を走り、運転席からは死角に入った見事な尾行ぶりに関心させられた。その時の出走馬に、ペィザバトラーというアメリカの馬が居た。執事に罰金を払わせようとその馬の単勝を勝ったら、見事にスピード違反のけりをつけてくれたのも懐かしい想い出だ。

今日は天気も良いので、中山競馬場まで散歩がてら出かけてみようと思う。私の狙いはナカヤマフェスタで、単勝が7倍以上ありそうだ。これを3千3百円買うつもりだ。中途半端な金額にするのは、さのさんにあやかってのものだが…


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