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3日前は25度を超える夏日だった。昨日と一昨日は15度と暦が一カ月以上戻り、今日は30度近くの7月初めのころの暑さになるとの予報である。一日で3カ月もワープするのは勘弁してもらいたいものだ。

セ・リーグではクジラが負けて、3位から一日で最下位になり、最下位で並んでいた巨人と虎が3位に浮上、こちらもワープが起こっている。

来週からいよいよ交流戦が始まるが、今年もパ・リーグの優勢は変わらないと思う。野球中継はBSで観るだけだが、パ・リーグの中継も多くあり、両リーグの違いが良くわかる。

投手の球の威力もレベル差があるが、もっと大きいのは野手のスピードである。特に目立つのは外野手の守備範囲の広さと、肩の強さであり、球場で観れば外野に球が飛んだ時に楽しいだろうなと思わせるものが多いのである。

日ハムの中田でも終盤に守備要員と交替することが多いが、結構足は速いし肩も強い。センターの糸井が凄いので、それとの比較で見劣るだけだ。どこかのチームのように、レフトにボールが飛んだ時には目をつぶらなければならないのとは違うのである。

野手のレベル差が出てきたのは、球場の広さの違いであると思う。パ・リーグの球場は総じて広くホームランは出にくいのだが、セ・リーグの東京ドーム、神宮、横浜はホームランの量産球場である。

外野手の働き場が少ないことがプレーの質の差になり、交流戦の優劣につながっているのだと思う。来週からの交流戦が楽しみだ。
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梅雨のような空模様が続いている。梅雨時との違いは、気温が15度と低いことで、冷房のスイッチを落としたままのメトロに乗っても、汗ばむことがないのが救いである。

昨日は、品川に出かけたので日本橋から都営線に乗り換えた。驚いたのは、東京メトロと都営線(といっても京浜急行の乗り入れ車両だが)の車内の明るさの違いである。

メトロは、東西線の地上走行部分では車内の照明を消しており、昨日のような空模様では車内は薄暗く、とても新聞や雑誌を読めるような照度はない。地下に潜ってからも車内の蛍光灯を何本か取り外してあるため、年寄りには新聞を読むことができない明るさである。

節電のために運転本数を間引きしているのだが、蛍光灯も間引きしているのである。ところが都営線では蛍光灯の間引きはなく、しかも一本一本の明るさがメトロよりも明るい(気がする)ので、メトロの車内とは段違いの明るさである。

メトロの車内では暗くて自然と視線は下を向いてしまうのだが、都営線では回りをキョロキョロ見る心の余裕が出来てくる。震災以降の被災地以外での“不活発症候群”の原因の一つが“明るさ”であることは明らかだ。

節電はエスカレータの停止や、券売機・列車の間引き運転にとどめるべきで、蛍光灯の“間引き”は避けるべきではないだろうか。

ところで、いつの間にかセ・リーグの上位3チームは燕と鯉に続いてクジラが上がってきた。これから強いパ・リーグ相手の交流戦が始まるが、交流戦が終わって勝ち越しているチームが一つもなくなる事になるかもしれない。

この2日は25度を超える蒸し暑い日だったが、一転して今日は最高気温15度前後の寒い一日になるとのこと、どんな服装で出かければよいのか迷うところだ。

昨日から始まった避難地域への一時帰宅では、防護服を身にまとうために暑さに難儀したようだが、今日は少しは楽になるだろう。梅雨時に防護服着用の一時帰宅を行うと、体調を崩す人が出てくるだろうし、高齢者には体力的には無理だ。避難を強いられた人の気持ちを思うと心が痛む出来事だ。

浜岡原発の停止要請について批判する意見も多いが、一時帰宅のあり様を見ると、原発停止を受け入れざるを得ないのではないだろうか。

浜岡原発では、30年以内に震度6以上の地震が起こる確率は87%と突出して高いため、政府の判断を支持する人が多いだろう。天気予報で降水確率80%と表示されると、ほとんどの人は傘を持って出かけるのと同じ感覚で観るためだ。

一方、その他の原発は1%前後の極めて低い数字である。正規分布に従えば1%の発生確率は、“ありえない”と同義語である。降水確率1%の予報では、まず傘を持ち歩かないであろう。しかし、福島の原発周辺での発生確率も1%前後にすぎなかったのである。

原発廃止論者は、この数値を前面に取り上げて反対運動を展開するだろう。“ありえない”ことが起こってしまったのだから、もう2度とは起こらないだろうとする考え方と、“ありえない”ことが起こったのだから、また起こるという考え方のせめぎ合いになる。

難しい哲学的問題だ。以前の私なら間違いなく前者の立場だったと思う。しかし「べき分布」の考え方も取り入れるようになった現在では、後者に近くなっている。国会の集中審議で政治家がどのような視点でこの問題を取り上げるか見ものだ。

1%の降水確率(実際にはそんな発表はないのだが)で雨に遭遇したならば、“慎重な人”は、折り畳み傘をカバンに掘り込むだけで済むのだが…
今朝の日経の一面に、東芝の今期利益が最高額を更新する見通しという記事が大きく掲載されている。

スマートフォン向けの半導体がけん引するとの見通しだが、復興に伴う家電の買い直しや、インフラ関連需要が見込めるということからのようだ。

本来この時期は決算発表と同時に、今期の見通しが発表されるのだが、今年は震災の影響が見極められないということで、決算発表だけにとどめる企業が相次いでいた。

震災による不活発症候群の蔓延により、消費が大きく落ち込んでいる。競馬は春のG1シリーズが佳境を迎えようとしているが、軒並み前年比2割以上の売り上げダウンになっている。レジャー産業の落ち込みはおおむねそんなところだろう。

そんな中での、復興需要も組み込んだ東芝の業績見通しは、暗がりの中にぼんやりと明りが差し込んだような気がする。“復興がカネになる”
ことを示したことの影響は大きいと思う。

復興プランの内容いかんによっては、バブル崩壊以降少子高齢化の進行により低迷を続け、閉そく感が漂っていた日本経済が輝きを取り戻す可能性も見えてきたように思う。

連休期間中にフィリピンでゴルフをしていた民主党の議員が、役職を辞任することになった。“時節”をわきまえないという批判によるものだが、いつまで自粛をしなければならないのだろうか、おかしな話だ。

ゴルフ場も客が減っているだろうから、フィリピンではなく国内でゴルフをしたならば批判は起きなかったのだろうか。
最近目の調子が良くなく、新聞や本を読むのが苦痛になり、30分も集中して読むことができず、読書のペースが落ちてきている。休みの間に読もうと「コンサルティングとは何か」(堀 紘一著 PHP新書)を買ったが、まだ読み切れずにいる。

堀氏はコンサルタントとしてボストン・コンサルティングの日本代表を務めた後に、ドリームインキュベーターを創業した人物である。一方では、競馬の馬主として競走馬を多数保有し、重賞競走も何勝かしている。

競走馬は購入資金が必要なうえに、預託料という維持費がかかる。現在JRAで走らせるためには月々60万円の預託料が必要であり、何頭もの保有をしていると、相当の“財力”を要求され、コンサルタントを職業としている我が身にとって、“憧れ”の人物である。

その秘訣を“探る”ために本書を買い求めたのだが、なるほどと感じさせられ、示唆に富む内容の書物である。まだ全てを読み終えていないのだが、私の心を掴んだのは冒頭の「“何が問題か”が最大の問題である」という見出しである。

学校生活では、「問題の解き方」が重視されてきたが、社会生活では「何が問題か」を見付け出す能力が重要になるということである。私のやっている「マーケティング・アイ」の研修で、受講生から出る“不満”の一つは、問題解決のための具体的な手法に乏しいということである。

問題の解き方を教えるという学校生活の延長上での要望であると思う。しかし、私の研修のやり方では「兆しを見つける」ということに主眼を置いているために、彼らの“要望”には応えられていないのだと思う。

「兆しを見つける」≒「何が問題か」ではないかと思う。マーケティングの世界では、次がどうなるかをデータや観察を通じて考え、必要な手立てを打つのが重要になる。次がどうなるかを知るためには、兆しをどのように見出すかにかかっており、何が問題かを知るという堀氏の主張に通じるものがあり、納得しているのである。

「何が問題か」は、「論点整理」という言葉にも置き換えられると思う。政府の行っている事業仕分けが上手くいっていないのは、いくつかの仕分けをネット中継で観る限り、論点整理が名ばかりになっているためである。何が問題かの定義がずれているため、議論の内容にズレが生じているのだと思う。

内閣支持率が低迷しているのは、日本社会の何が問題かを整理しきれていないためだろう。


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