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九州南部で梅雨入りが宣言された。関東地方も週間天気予報を見ていると、今週末ごろには発表されるのではないか。例年よりも大分早そうで、梅雨入りが早いと夏の暑さはどうなるのか、我慢を強いられるだけに気になるところだ。

福島の原発だけでなく、浜岡の停止や、点検で停止中の原発を再稼働もすんなり行くようなムードではなく、日本中が我慢の夏になりそうだ。

今朝の日経によると、中国もこの夏は深刻な電力不足になると報じている。記事によると、中国の電力は石炭火力が中心だが、石炭価格の高騰により、電力会社が発電を抑制しているためだとしている。

政府が物価抑制のため、電力料金の引き上げに慎重なことがその要因らしい。2年前に長春を訪れた時に一番驚いたのは、“明るさ”の差であり、エアコンの効きの悪さ(=設定温度の高さ)であった。日本人にとっては、快適さとはほど遠いのだが、それが当たり前になっている人たちには痛痒を感じないのだろう。

慣れというものについてつくづく感じさせられた出来事であったが、その中国の電力不足である。製造業にも影響を与えそうで、世界中でモノ不足がこの秋にはなるかもしれない。

新聞記事によると電力不足は地域差があり、浙江省や江蘇省、広東省などが深刻な地域としてあげられている。8月後半か、9月の上旬に広州へ仕事で出かける予定になっている。広州は広東省の中心であり、どのような状況なっているか気になるところだ。
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テレビ中継がないままに、相撲の夏場所は終わった。優勝はやはり白鵬だったが、2つも負けてしまった。ガチンコ場所の影響が出たのだろうか。ニュース映像で見る限り、魁皇が得意の右上手を取ると、白鵬を圧倒しどちらが横綱かわからないような力強い相撲だった。最近の魁皇の相撲は引き技が目立っていたが、昨日のように正攻法の相撲でもまだまだやれることを見せつけられると、来場所のテレビ中継の再開が待ち遠しくなる。

昨日は競馬のWin5でとうとう1億円を超える配当が誕生した。これまで4回発売されたが、1回目は80万円、2回目に200万円、3回目は50万円と比較的平穏(?)な結果で推移していた。4番人気までの比較的上位人気の馬が勝っていたためだが、無理に穴馬を狙わなくてもソコソコの高配当になるため、徐々に人気が集まりだした。

4回目は20倍の穴馬が1頭勝ったために、700万円の配当が飛び出してソロソロという予感があり、昨日の1億円越えになったのだ。昨日は1番人気の馬が1頭も勝たず、30倍の穴馬が2頭勝利したために、1億円越えになってしまった。

ネット上では、途中経過が表示されている。総発売枚数がレースが確定する度にどれだけ減っていくのかがわかり、これを見ているだけでも面白いのである。

昨日は12億円の売り上げがあり、1200万票の投票があった。最初のレースで4倍台の2番人気の馬が勝つと、2割の240万票になってしまった。昨日の私もこの時点で早々と退場である。2レース目は3番人気が勝利して34万票とこの時点で生き残ったのは3%になってしまった。

3レース目に10番人気の馬が勝って、2600票まで激減したのである。生き残り率は、0.02%である。4レース目は2番人気が勝ったのだが、最終レースまで生き残ったのは543票になってしまった。この時点で160万円を超える配当が確定だ。

5レース目は7番人気で単勝30倍の馬が勝利して、最終的に6票が残って1億を超える配当が誕生したわけだが、このレースは3頭がゴール前で大接戦をし、クビの差で惜しくも2着になったのは8番人気だった。こちらの馬も勝っていたら億を超える配当になっていただろう。

この馬券を持っていた人は、立ち直るのに時間がかかると思う。ちなみに最初のレースで退場を余儀なくさせられた私のこのレースの買目は、2位の馬にハナの差で敗れた3着馬だった。この馬は2番人気だったので、勝っていれば1千万円前後の配当になっていたと思う。

これまでの傾向からすると、4番人気までの上位人気馬がそろって勝つと100万円以下の配当になり、単勝10倍台の馬が1頭でも勝てば100万円台、30倍台の馬が1頭でも勝てば1千万円超、2頭勝てば1億円超、50倍以上の大穴が1頭でも勝つと限度額の2億円になると思う。

傾向は分析できたのだが…
今朝はまだ晴れているが、天気図をみると本州を前線が横切っており、これから南下して夕方からは雨になりそうだ。梅雨のような天気図だが、気象庁が梅雨入り宣言をするまでは、正式な梅雨ではなく、「走り梅雨」と呼ぶそうである。

この数日、25度を超える夏日になったが、空気が乾燥しておりエアコンのお世話になることはなかった。それでも6月になると遠慮しいしい、エアコンの除湿機能を働かせることになるのだろう。

その電力問題に関して、今朝の日経の一面の見出しは、「太陽光パネル 全ての新築ビル・住宅に 30年まで 首相サミットで表明へ」となっている。“全てに”というのは、大胆な政策である。

政府が昨年まとめたエネルギー基本方針で、30年までに原子力への依存度を5割に、再生可能エネルギーを2割にするという目標を掲げていた。今回の原発事故で、5割を原子力でまかなうという基本方針は見直さざるを得ない。

電力を使わない生活スタイルに転換するか、新たなエネルギー源を調達するかの二者択一、あるいは両方を同時に行うしかないのだが、新築の“全て”に太陽光パネルを設置するというのはメッセージ性のあるよい施策だと思う。

これまで再生可能エネルギーは発電コストがネックになって普及が中々進まなかったが、原発が低コストであるという“常識”が崩れ去った今では、コスト面でのデメリットが相対的に小さくなる。

さらに、“全てに”設置を促すことによって、規模のメリットが働きパネルや蓄電池の費用が安くなることも期待できる。2030年に街の風景がどのようになっているのか楽しみだが、80歳を超えており見る事が出来るのだろうか。

民主党政権らしい政策で、久々の文字通りの“クリーン”・ヒットのように思うのだが…
東電の決算で1兆2千億円もの巨額の赤字が計上された。補償を除く原発の処理費用を特別損失として計上したためだが、10年以上かかると見られる廃炉の費用も含まれていない。今後数10年間東電の決算は悲惨なものになるのではないか。

原発の利点として発電コストの安さが言われていたが、廃炉にするのに1基2千億かかり使用済み核燃料の処理費用などを勘案するとコストが安いと言えるのだろうか。今回のような事故が起こった時に、無限責任を背負わされるなら、コストのメリットで推進論を唱えるのは無理だと思う。

巨額の補償に対応して、「国民的理解が得られない」として、金融機関に債権放棄を求めた官房長官の発言は、国民の理解が得られないのではないだろうか。

原発を運用している電力会社に、リスクを覚悟で高利で融資しているならともかく、通常の利率の範囲内ならば理屈に合わない。後付けの理屈で、債権放棄を求めるのはルール違反ではないだろうか。

原発の推進は国策としてやってきており、民主党政権も積極的に乗り出してきた経緯がある。国が責任を持って補償をする必要があり、東電ではなく国が無限責任を負うものではないだろうか。

その場合、国が東電に求めたように、国民は国会議員に報酬カットを求めるのは当然ではないだろうか。原発に反対してきた共産党と社民党を除いた政党の議員報酬と政党交付金を減額しないと、「国民の理解は得られない」と思う。

ところで、昨日の朝「あらたにす」をチェックした時に、読売のトップ記事は東電の社長交代のニュースで築館氏が就任するというものだった。ところが、昨日の東電の発表では後任社長西沢氏ということになった。トップ記事の誤報であるが、夕方「あらたにす」を見ると、その記事はすべて削除されていた。

NHKも昨日の午前中は、北朝鮮の後継者が初めて単独で中国を訪問というニュースを流していたが、今朝のニュースでは中国を訪問している親父の「将軍様」の映像を流していた。誤報は仕方がないと思うが、説明が欲しいものだ。

自動車メーカーは、夏場の電力対策として木・金の一斉休業を決めた。電力需要の最も多い2日間を休みにし、その代わり土・日は操業するというものだ。関連産業の裾野が広く、加えてジャスト・イン・タイムを徹底していることもあり、多くの工場で平日休業の採用が増えるだろう。

電力カットだけでなく、思わぬ効果も現れると思う。私が注目しているのはレジャー産業への波及だ。レジャー産業は平日と休日の落差が大きく、いかに平準化するかが経営者の腕の見せ所である。今回の平日休業により、自粛ムードから中々抜け出せないでいるレジャー産業に恩恵を与えるかもしれない。

一昔前に、よく行く釣り船の船頭が「平日でも、釣り客が比較的多い日がある。月曜日は床屋、水曜日は流通関係の人が多いんだよ」と話していたことを想い出した。

休日は釣り客が多く、潮の流れが悪いとオマツリが続出して、釣っている時間よりもオマツリの糸をほどく時間の方が多いように思える時もある。平日の「大名釣り」に憧れ、何度か休暇を取って釣りに出かけたこともある。

休日に釣りに出かける時は前日の天気予報を見て判断するのだが、平日に休暇を取る場合、仕事の調整もあり前日に急きょ決めるというわけにはいかず、天気予報を参考にできないため、せっかく出かけても海が荒れて船が出せないことを何度も経験したことがある。

木・金休業なら、前日の予報を見てからということも可能であり、遊漁船は賑わうかもしれない。

ところで、計画停電が実施される時に、「いわゆる輪番停電」という言葉がが使われたが、いつの間にか輪番停電という言葉は使われなくなり、「計画停電」という言葉だけが残ってしまった。

E電が消え、JRという言葉が残ったのと同じ現象だ。しかし、“輪番”という言葉には連帯して義務を果たすというニュアンスがあり、公益という観点からは響きのよい言葉だと思う。

自動車メーカー以外でも平日休業を行う“輪番休業”が定着すれば、ピークカットに大きく貢献すると思うのだが…


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