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世田谷の高い放射線量は原発のものではなく、床下に置かれたビンから出ていたものだという。ビンを密閉容器に入れたら、周辺の放射線量が急激に落ちたようであり、これにて一件落着のように見える。

この騒動でわかったことが二つある。一つは、放射線探偵団の活躍である。昨日は、船橋市のアンデルセン公園でもホット・スポットが見つかり、立ち入り禁止の措置が取られたと報じられている。

民間からの通報で行政が動いたもので、世田谷の件と同じパターンである。昨日も書いたが、NPOの存在意義は、行政サービスの網の目からこぼれでたところにスポットを当てるところにある。今回も行政に放射線監視を委ねていれば発見できないような地点であり、高齢化・人口減少社会を迎えて、NPOと行政の連携が今後もますます重要になってくると思う。

もう一つは、放射線の人体に及ぼす影響だ。問題のビンが発見された家では、今年初めまで90代の女性が住んでいたという。ビンはかなり以前から置かれており、その上で女性は長年住み続けていたわけで、大きな健康に与える影響はなかったということだ。

問題となった道路上での値が避難勧告の基準値に近いものだったから、女性が居住していた空間では相当な量の放射線を浴びていたことになる。しかも、国の基準では屋外8時間、室内16時間という設定になっているのだが、今回は室内に発生源があったのである。

女性の現在の健康状態がどうかわからないが、現在まで存命ということは、少なくとも成人はそれほど放射線量に神経をとがらす必要がないということが証明されたと思う。子どもは別だが。


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世田谷区でホット・スポットが発見され、歩道が通行止めになった。行政が発見したのではなく、市民からの通報で判明したとのこと、行政サービスの穴を埋めるNPOの存在意義が発揮されたように思う。

我々の生活空間である陸地に目が行きがちだが、海への放射能の放出量は陸地よりもはるかに大きい。魚介類が大好きな人間にとっては気になるところだが、水産庁のHPでは2500以上の検査結果が公表されている。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/111007_result_jp.pdf

暫定基準値の500ベクレル/Kgを超えるものは23ある。全体の1%だ。驚くのは、そのうち阿武隈川のアユや群馬県の赤城大沼のイワナなど、淡水魚に基準値越えが6件もあることだ。群馬県の山に降り積もったものが、雨により流れ出したものだろうが、陸地の最も高いホット・スポットは河川だということか。

海での検出例を見ると根魚や、カレイ・ヒラメなど海底近くに居るものに多く、比較的上層を泳ぐ回遊魚では値が低くなっている。とはいっても、三陸沖のブリ(福島沖を通過したものか)でも10数ベクレルの低い数値だが検出はされている。

回遊魚はセーフで、底ものは自重するということだろう。アンコウ鍋とメヒカリの唐揚げはしばらく食べられないことを覚悟するしかないのか。最も、スーパーで出回るアンコウは東シナ海産なので大丈夫かもしれないが。
この時期になると、鍋をつつきながら一杯やるというのが定番である。週のうち4日は鍋料理になっていると思う。その鍋に欠かせないのがポン酢であり、せっかくネタを奮発しても、ポン酢がだめだと台無しになってしまう。しかし、これまで中々理想的なものに出会うことはなかった。

多分10種類以上試し、「枯れ木ポン酢」という1本700円のものが、これまで何とか合格点がつけられるものになっていたが、私的には納得していなかった。1本1000円もする「高級ポン酢」にも何度かトライしたが、酸っぱさや旨味で物足りなかった。高級ものは総じて甘みが強く、酸っぱさが足りないように私には思えたのだ。

今シーズンに入って、ようやく理想的なポン酢に出会ったような気がする。「旭ポン酢」という大阪の八尾で製造されたもので、去年までは見かけたことがなかったので、早速試してみた。いつも高級ポン酢を買っては失敗していたので、あまり期待していなかったのだが、意外にもここで私のポン酢探しの旅に終止符がうてたと思う。思いがけない満足の到来である。

昨夜のタジキスタン戦は、8-0という三次予選とは思えないスコアで、相手に一本のシュートも打たせず、キーパーが風邪をひきそうな完勝だったことも、旭ポン酢が旨く感じられた理由かもしれないのだが…

今夜の試してガッテンは、「ついに皆伝!京料理に伝わる昆布ダシの奥義。なべ煮物お吸い物激変。和食味付けこれでOK」となっている。寄り道せずに帰宅しなければなるまい。
この2週間ほど、蚊に悩まされている。昼間はどこかに隠れている奴が、夜中になると現れ、攻撃を仕掛けてくるのである。大群なら殺虫剤などで防戦するのだが、敵はどうやら一匹だけで、潜んでいる場所も定かではないため、対処のしようがない。

去年も今自分に悩まされた記憶があり、猛暑にはさすがの蚊も鳴りをひそめ、すごしやすい季節になって活発になったということか。寄生する蚊もある時に似て横着者のようだ。

6月に参加を決めるはずだったTPP交渉への参加議論は、前政権のふらつきで音沙汰がなくなっていたが、ここにきて論議が再燃してきた。

焦点となるのは農業政策で、安い農産物が入ってくると一部では日本農業が壊滅的打撃を受けるとしている。米と並んで打撃が大きいのは、400%の関税に守られている葉タバコらしい。

葉タバコ農家については、復興増税やJT株の売却も関連して、全量買い取り制度が維持できなくなるとの懸念も出されている。

よくよく考えてみると、葉タバコ農家というのは随分横着な仕事をしていると思う。高い関税で価格が維持され、そのうえ全量買い取りが保障されているという殿様商売だ。

葉タバコ農家の経営形態をよく知らないので何とも言えないのだが、このような“横着な農業”を保護しなければならないのだろうか。私には理解できない。

福島の子どもたち36万人を対象とした甲状腺検査が始まった。チェルノブイリの子どもの対象者は20万人だったから、今回福島の被害規模の大きさがうかがえる数字だ。

子どもの甲状腺がんの発症が、今のところ唯一の原発事故に伴う放射線による健康被害とされている。その他の影響もあるかもしれないが、統計的に因果関係は見出せないレベルであるようだ。

チェルノブイリで1986年に事故が起こり、子どもに甲状腺がんが発見され始めたのは5年経過した91年からだ。それまで放射線の内部被爆により甲状腺がんが発生するということは“常識”にはなっていなかった。チェルノブイリの事故の後に初めて分かった事であり、今回の福島の事故でさらに注目を浴びるようになったわけだ。チェルノブイリの事故を受けて行った20万人の検診の成果ということができる。

ところでこのチェルノブイリの検診に貢献したのが、日本の某財団であった事は意外に知られていない。1台ほぼ1億円もした検診用車両を5台寄贈し、日本人の医師団を編成して10年に渡って診察や検査の指導も行っている。

子どもの甲状腺がんの発生リスクも、日本人医師団の成果ということができる。チェルノブイリでは追跡調査は行っていないが、今回は20歳までは2年おき、20歳を過ぎると5年ごとの追跡調査も実施される予定になっている。

チェルノブイリの20万人に加えて今回の36万人のデータを加えると膨大なデータになる。さらに日本には広島・長崎のデータもあり、放射線の人体に与える影響のベースとなるデータが集中し、“権威”となってしまったようだ。

今回の追跡調査により新たな知見が生まれるかもしれず、世界への貢献は計り知れないほど大きいだろう。しかし、こればっかりは世界の先陣を切りたくない分野だ。



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