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6日間観察シリーズを続けたが、昨日は自宅でまとめに専念したために、観察のネタ切れになってしまった。そこでこの1週間ほどのニュースで感じたことを述べてみたい。

野田新政権にとって、最初の大きな壁となるのがTPP参加問題と、普天間基地の移設問題である。TPPは来月のAPECで参加表明をするか否かで、反対運動も日増しに大きくなっている。普天間も国防長官が来日し、政府の対応を迫るという状況である。

よくよく考えてみると、この二つの問題は新政権が打ち出したことではなく、TPPは前任者が言い出して始末をつける事が出来なかったもの。普天間は前々任者が「最低でも県外」と大見えを切った結果である。しりぬぐいである。

もう一つ共通するのは、アメリカの“意向”によるものであるということだ。背景にあるのは、来年に大統領選挙を控えているためだろう。一昔前は、「来年に大統領選挙があるため、クリスマス商戦は活発になる」という言葉が良く聞かれたものだ。実績を誇示するためだ。

TPPと普天間で圧力を強めるのも、文脈は一緒だろう。日下公仁氏は、昨日のプライムニュースの中で、「TPP交渉は、国内で反対論が強くなるほど有利に進めることができる」と述べていた。国内でこれだけ反対があるのだからという言い分で、相手の譲歩を促すというわけだ。

この論で行くなら、普天間問題も同じことだろう。争いを好まないDNAを持つ日本人にとっては、先日まで開かれたW杯でもまた勝利ができなかったラグビーと同じように、外交は苦手科目である。日下氏の言うように、国内の反対論が強いことが、手強いアメリカ外交相手に通用するものか注目したいと思う。無理だと思うのだが…


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昨日は錦糸町の丸井の店頭で毎週末に開かれているマルシェに出かけた。“明るい限界集落”で活動しているNPOも出店しているためで、活動ぶりを視察するためである。

マルシェはフランスの露天市場であるが、農林水産省の肝入りで、農業活性化のために日本でも運営会社ができ、各地で開催されているものである。

昨日の錦糸町マルシェでは、沖縄から青森まで20店ほどが各地の特産品を並べて販売していた。果物や野菜などの農産物だけでなく、パンやクッキーなどこだわりの材料を使った加工品も出展されており、ちょっとしたスーパーの店頭並みになっている。

丸井には食品売り場がないので、相乗効果が見られるのであろう、買い物帰りの人で結構にぎわいを見せていた。私も特大の梨と、緑のレモンを買ってしまい、レモンは早速ハイボールに入れて楽しませてもらった。

ビジネスとして考えた場合、輸送費や売れ残りのロスを考えると20万円は販売しないとペイしないだろうが、店の大きさや品ぞろえからすると、10万円には届かないと見えた。

アンテナショップとしての効果を狙ってのものだろう。それにしては、取り寄せのチラシが目につかなかったのはどういうことだろうか?いずれにしても面白い業態であり、週末は定期的に開催しているとのことなので、何度か出かけて追跡してみようと思う。


一昨日は、南魚沼市の“明るい限界集落”で、ピカピカの廃校を訪ねたが、昨日は表参道にある都会の廃校を訪問した。廃校をコミュニティ施設に改装されており、そこでのイベントを見学するためだ。

別に廃校利用プロジェクトに携わっているのではなく、たまたま一昨日訪れたNPOが、イベントに農産物を持って出店するということで、その様子を見るために出かけたわけだ。

何年か前に、小学校の教頭から小学校で1学年1学級という学校が半数を超えている、という話を聞いたことがある。運動会でクラス対抗リレーが出来ない学校が半数を超えるほど少子化が進んでいる。当然廃校に追い込まれる学校が増え、跡地利用のアイデアが色々生まれているのだろう。

昨日訪問したところは、ディサービスのステーションになっているほか、学校の持っている施設をフル活用しており、利用者のニーズが多いベスト3は、校庭を利用したテニス・コート、防音設備の完備された音楽教室、多目的に利用できる体育館ということだった。

いずれも安い料金で利用でき、場所も便利であることがその理由になっている。音楽室の防音機能を活用して麻雀教室を開催したところ好評で、人気のあるイベントになっているという(電動麻雀卓を備えているとのこと)。

中学を卒業して、高校入学までの間学校の近くの酒屋でアルバイトをしていたことがある。毎週土曜の午後に学校の宿直室からビールの注文があり、先生たちがチーポンやっている所に何度か配達したことがある。ここの電動卓は学校の備品ではないと思うのだが…

子どもがいなくなって廃校に追い込まれたのに、大人は一杯いるということか。考えさせられる光景だった。
昨日は、上越新幹線で浦佐まで出かけた。駅前の案内板には、「田中角栄先生銅像」の文字が見える土地柄である。

浦佐駅は、建設当時には乗降客1日7千人を予定されていたが、現在は1千人を少し超える程度に低迷したままである。今回は“限界集落”で活動するNPO法人を訪問するのが目的である。

限界集落は、高齢化と人口減少が進み、祭りなど地域の行事が維持できなくなった地域の事を指す。雑草や木々が生い茂り、道路は凸凹、廃屋が立ち並ぶ様を想像していた。

しかし、私の予想は見事に覆された。道路はきれいに整備され、3階建ての立派なコミュニティセンターがあり、廃校となった小学校も朽ち果てた木造の建物ではなく、きれいなコンクリートのままである(平成になってから建設され15年に廃校になったそうである)。

おまけに耕作放棄地にはススキが群生し、背景の紅葉と相まって何とも言えない風景となっている。限界集落と言うと暗いイメージが付きまとうが、ここでは明るい農村ならず、“明るい限界集落”という言葉を進呈したくなった。

いくら金をつぎ込んでも、穴のあいたバケツに水を汲むような典型例だと思う。都会から若者のボランティアを集め、耕作放棄地を蘇らせる活動をNPOは展開している。地域の魅力に魅かれて、現在ボランティアは農繁期だけ2~30人が来ているらしい。交通費もかかるので毎週末出かけるのは大変だろうが、月に1度なら可能だと思う。

毎週末だけ10人人口が増えるというのも面白いと思う。定住人口を増やすのではなく、“半定住人口”を増やすという発想はどうだろうか。
今朝は6時過ぎに浦佐に出かけたので、午前中の更新はできなかった。年内にこのブログを1500回まで進めるにはあまりサボることができないので、この時間に更新することにした。浦佐の話は明日に譲って、今日は標高50メートルの話を。

昨日は横浜国立大学を訪問した。初めての場所なのでHPで場所を確認したところ、住所の欄に標高50メートルという記載があった。住所に標高が入っているのが不思議だったが、出かけてみてその意味が良くわかった。

HPの案内では横浜で相鉄線で乗り換えると、和田町駅から徒歩20分ということだった。約束の時間に遅れるのがいやなので、行きは横浜駅からタクシーを利用した。達者な運転手で、ほとんど裏道を通って15分ほどで到着したのだが、坂の多い地域だという印象だった。

訪問相手が体育が専門の教授で、運動について話が盛り上がったのがいけなかった。帰りは20分の行程を歩くことにしたのだ。坂道を順調に下っていたのだが、途中でもう一度上り坂があり、ここで息が怪しくなってしまった。

そこからの下りが私にとっては急な坂道で、平な駅前通りに出た時は足元が少しおかしくなってしまった。相鉄線の和田町の駅は一旦高架橋を上がらねばならず、そこから階段を下りてホームに出るという構造になっている。わざわざ上って下りるというのは、人に優しくない構造だということが身にしみてわかった。

その後も帰宅するために何度も階段を意識させられる羽目になってしまった。帰りでよかった。タクシーを利用せずに、徒歩を選択していたら上り坂の20分であり、インタビューどころではなかったかもしれない。標高50メートルを、下り坂を侮ってはいけないのだ。

毎日通っている横浜国立大学の学生は、心身ともに鍛えられているのだろうなぁ。


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