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“異例”の国際会議が続いている。一つは、徹夜で議論が行われたEUの首脳会議。もう一つは、会期を一日延長してようやく“合意”が見られた、COP18の会議である。(徹夜はともかく、一日延長となるとホテルや飛行機はどのようになったのか気になるのだが)この二つの会議が紛糾するのは今回に限ったことではなく、このところ毎回見られる光景である。

本来この二つの会議は、「一つの国ではなし得ない目的に対してみんなで協力し合う」という趣旨の会議であるはずだ。しかし、参加者がみんなの事よりも、自分の都合を優先させるために、まとまる話もまとまらなくなるわけだ。

国益というのは、全ての国に都合がよいというのはなく、どこかが有利になればどこかが不利になるという関係にある。譲歩をすれば、代表者(≒政府)は国民の信を失うために、一歩も引くことはできない。その結果「会議は踊るが何も決まらない」という事態が頻発することになる。

厄介なのは、国益は国民の益ではないということだ。国という体制・制度の益であって、国民にとっては何の幸福ももたらさないことも起こりうるのに、必死にそれを守らなければならないというのはおかしな話だ。

地球温暖化問題(私はCO2が犯人とは思っていないが)でも、人々の生活に深刻な影響が起こるかもしれないのに、国の利益を優先させているのは、何のための国益かわからなくなってしまうと思う。

国益を前面に打ち出して交渉するTPPも、多分まとまらないのではないだろうか。二国間交渉だと、当事者間の優劣がはっきりするが、複数の国の交渉事では多少優劣がぼやけるので、グレイゾーン決着が図りやすいのかもしれないが。

国際間の経済問題は、いくら国益を優先しようとしても、“神の見えざる手”という市場原理が許さないのだが、政治問題には市場原理はないのだろうかと考えてみた。

古来政治問題での国益のぶつかり合いは、戦争による決着しかなかったように思う。悲しいことだ。
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昨夜の月食は、好天に恵まれて絶好の観測日和になり、欠けていく模様をはっきり観る事が出来た。しかし、左目の視力が矯正して0.08なので、もどかしい観察だった。手術をして次の月食はどれくらいはっきり見えるのか楽しみだ。

今朝の日経朝刊の一面に、「タクシー会社20万台割れ 33年ぶり低水準」という見出しの記事が掲載されている。タクシーの台数は、小泉改革の規制緩和(座長を務めたオリックスの陰謀だと思うのだが)により、台数が増えて08年に22万台のピークを迎えたが、1台あたりの売り上げが低迷し、社会問題化した。

その結果、09年に減車を促す法律が制定され、この2年で1割以上減ったということである。記事によると、タクシーの市場規模は91年がピークで年間2兆7千億円だったのが、昨年度は1兆7千億円にまで低下しているとのこと。市場規模では4割減だが、個人的には9割減というのが実感である。

この数年仕事以外でタクシーを利用したのは、先月飲みすぎて電車で帰れなくなった一度きり(多分そう思うのだが)だけで、仕事でもよほどの事がない限りタクシーの利用はしないようになった。

バブル期は、会社の経費で落ちるという気安さから、タクシー利用が多かった。自営業になった最初のころはその習慣が残っていたのだが、自分の懐と会社の懐が同じということに気づかされ、バスや徒歩も活用するようになったのである。

このデフレの時代に値上げをしたのはタクシー代だけだと思う。一台あたりの売り上げが低下し、乗務員の待遇改善と称して実施したものだが、需要の落ち込んでいる中での規制緩和に無理があったのである。

実感としては9割減なのだから、まだまだ台数は減るのではないだろうか。
白内障の手術まで1週間を切った。それまでに、1本レポートを仕上げねばならず、毎度のことながら、ギリギリまで手をつけず、間際になってもがいている。困ったもんだ。

ところで、白内障の手術で気になることが二つある。一つは、手術の様がどのように“見える”かである。全身麻酔の手術なら眠っている間にすむので、切り刻まれる場面は見なくても済むと思う。しかし、目の手術の場合は局所麻酔であり、意識ははっきりしているはずだ。しかも目を閉じれば手術にならないので、その瞬間ははっきり見せられることになる。

気になったので、先日担当の女医に聞いて見た。目を閉じないように、器具で瞼を固定し、もう一方の目にはマスクをかぶせて行うとのこと。これだと視点は一点に定まるので、いやでも見続けることになるのだが、女医によるとぼやっとしか見えないので気にならないとのことである。


もう一つ気になるのは、手術で眼内レンズを取り出した時に、どのようになるのかである。真っ暗になりそうな気がするのだが、どのようになるのか興味があるところだ。

これまで手術と言うと、20年くらい前に「魚の目」をメスで取ってもらっただけの経験しかないので、しょうもないことが気になるのである。

そんなことより、ラストスパートをかけなければ、病院で仕事をしなければならなくなる。
昨日仕事に出かけた帰り、武蔵小杉のコンコースで屋台のCDショップから、由岐さおりの歌声が聞こえてきた。先日NHKの朝のニュースで、由岐さおりのCDがヒットしているという話題が放送されていたことを想い出し、ショップに立ち寄りCDを手に取ってみた。

すがさず、親父が「ようやく今日入荷したんですよ」と声をかけてきた。PINK MARTINI & SAORI YUKI 1969というタイトルのCDである。ピンクなにがしについては知らないが、1969年という時代を切り取ったアルバムということで、買うことにした。

1969年というと大学3年生の時であり、学生運動が燃え盛った時期で、半年学校が封鎖されて授業が受けられなかったころである。ラジオの深夜放送に夢中だったころで、ラジオを通じて新しい曲に接していたころである。

CDの中は当時よく流れていたものがほとんどであるが、初めて耳にした曲が何曲かある。「私もあなたと泣いていい」や「わすれたいのに」という曲であるが、これが中々いける曲であるように思えた。

最近ほとんど耳にしなくなった言葉に「歌謡曲」という言葉がある。死語になってしまったのかもしれない。紅白歌合戦の出場歌手にしてもほとんどが、演歌か○○ポップという範疇に分類されてしまう。

このCDアルバムは、歌謡曲フアンの団塊世代に受けているのかもしれない。お酒の相性としては、ワインが最も合うような気がする。
昨日の国会中継を聞いていて、先日の沖縄防衛局長の不適切発言を、オフレコ破りで琉球新報が報じたことの意味がよくわかった。「掟破り」と考えた私の間違いだったのだ。

昨日の国会中継は、午前中に衆議院予算委員会で震災復興がテーマ、午後からは参議院予算委員会で政治とカネについての集中審議という変則日程でのものであった。

どちらも毎度の話ばかりで、仕事ははかどったのだが、最後に思わず聞き入ってしまった。社民党の参議院議員山内徳信氏の質問である。沖縄の読谷村の村長を長く務めた経歴の持ち主で、それまでの野党議員は一川、山岡両大臣への攻撃がほとんどであったが、ラストバッターの山内氏は沖縄防衛局長の不適切発言を取り上げた。

彼が少年のころ沖縄線を経験し、カービン銃を持った米兵が民家を襲撃し、女性に凌辱を加えた体験談を切々と述べた場面には、ふだんはヤジで騒々しい委員会がシーンとなってしまった。議員たちも私と同じように思わず聞き入ってしまったのだろう。

地上戦を経験したのは沖縄だけであり、そこでは殺戮だけでなく、凌辱も行われ、そのことが沖縄県民には耐えられない思いとして、深く心に染み付いていたのだ。

95年の米兵による少女暴行事件が(防衛大臣は詳細には知らないと答えたものだが)、どれだけ大きな意味を持つのか。また、沖縄防衛局長の例え話が、琉球新報の記者にとって見過ごすことができない気持ちになったことがよくわかった。絶対使ってはいけない例え話だったのだ。

オフレコ懇談会には、9社の記者が参加していた。そのほとんどは、本土のメディアの記者であり、沖縄人の心の傷には思い至らなかったのだろう。私も先日「掟破り」と非難したが、不明を恥じるばかりである。

ところで、昨日の参議院の政治とカネのテーマの予算委員会で、社民党以外で目を引いたのは共産党の質問である。震災復興を名目に、仙台飛行場周辺でカジノを建設しようとする「カジノ議員連盟」を取り上げたのである。名取市では、すでに予定されている(?)土地についての取引が動き出しているとのこと。

議員連盟には、閣僚のうち6人が名前を連ねていた(全員退会したらしいが)ことも指摘されていた。まともな政党は社民党と共産党だけなのだろうか。




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