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4日もブログを更新することができなかった。私の“生存確認”として毎日チェックしている人もいるようだから、“無事を知らせる”ために毎日更新することに努めているのだが、腰痛がひどくなってパソコンに向かうことができず、安静に努めてようやく回復してきた。

直接の原因は、寝床での読書にある。視力が回復してから、本をドンドン読むようになり、週に2~3冊のペースで読み進めている。色んなスタイルで読んでいるが、朝起床してから、部屋が暖まるまで寝床で読むのが一番好きなスタイルだ(就寝前は酔っぱらっているので数ページで本を閉じてしまう)。

毎朝30分くらいは読んでいるのだが、先日はついつい1時間ほどになってしまった。起き上がろうとした途端に激痛が走り、苦しい72時間を過ごす羽目になってしまったのだ。

腰痛が出だしたのは10年ほど前からである。土曜日に釣りに出かけて船の上で踏ん張り、翌日の日曜日に法事で正座と胡坐で長時間過ごしたことがある。その次の月曜日の夜に帰宅しようとすると、激痛が走り、20センチほどしか足が前に進めなくなってしまった。


その時が一番ひどいダメージで、回復するのに1週間ほどかかってしまった。その後、軽い腰痛には何度も遭遇している。波の高い日に釣りに出かけた時と、座敷で胡坐をかきながら酒を飲んだ時に集中していた。それゆえ、この二つを避けていたのだが、寝床でうつぶせになって本を読むというのがもう一つのチェックポイントになったようだ。

2~3週間前の、「ためしてガッテン」を観ていて、私の腰痛は腰の問題ではなく、股関節に起因するものだと判ったような気がする。番組を観ていて思い当たる節だらけだったからだ。

股関節を鍛えることで腰痛が解消されるとのことだったので、ストレッチと体操をやってみようかと思う。寒さで出歩くのが億劫になり、ベルトの穴が一つ移動しなければならなくなっていることもあり、トレーニングの励行が待ったなしの課題になってきた。

気持ちは前向きになっているのだが、外を見ると雨模様だし…
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昨日は国立博物館で開催されている「北京故宮博物院200選」に出かけた。この特別展は1月2日に始まり、今月19日で終了する。目玉は、中国の風俗を描いた「清明上河図巻」であるが、実物の展示は1月24日までで、それ以降は複製品の展示となっている。

20年ほど前に、台北の故宮博物院に行ったことがある。蒋介石が大陸から逃れた時に、一緒に持ち出したもので、そのスケールの大きさに驚いたことがある。半日がかりで観て回ったのだが、全てを見ることができずタイムアウトになってしまった。それでも収蔵品の1割も展示されていないということだったので圧倒されたのだ。

中国には仕事で2度出かけたのだが、北京には行っていないので本家はまだ観たことがない。多分中国に出かける機会は後何回かはあると思うので、運良く北京が訪問先になった時は、一日日程に余裕を持たせるつもりだ。

私は、博物館が大好きで、出かけた先で時間があると、博物館を覗くようにしている。しかし、この5~6年視力が芳しくなく(白内障が原因だということを知らなかった)、博物館巡りは断念していた。年末の手術によって、視力が一挙に回復したため、博物館巡りを再開するチャンスをうかがっていた。

今回の国立博物館の展覧会は、その絶好のタイミングであった。「清明上河図巻」の本物を見たかったのだが、最近の展覧会は混雑してロクに見られない事が多く、あきらめて複製品に展示が切り替わってから出かけようと思っていた。

人の頭越しに観るような大混雑ではなかったが、自分のペースで観ることはできない程度の混雑ぶりだった。平日ということもあるのだろうが、60歳以上が8割、平均年齢は70歳を超えていたのではないだろうか。この間発表された2050年の人口構成を先取りしているような風景だった。

社会保障の問題について、「おみこし型」から「騎馬戦型」、さらに「肩車型」に移るという比喩が用いられている。しかし、会場の元気な年寄りたちの熱気を見ていると、“年寄りによるおみこし”というのも考えてもよいように感じた。発想の転換だ。

それはさておき、複製品の「清明上河図巻」の精緻さには驚かされた。7~8mの巻物に、1000人近い人々が描かれ、当時の風俗がよくわかるものである。これを見ていて感じたのは、人物の描き方や、表情・仕草などがいつかBSで放映された、秀吉の時代の大阪の風景を描いた屏風(ウイーンかどこかのお城にある)とそっくりだということだ。真似をしたのか自然と似たのか、いずれにしてもお隣の国だということを実感させられた。

台北の故宮博物院を観た時のような感動を覚えなかったのは、目玉が一つだけだったからだろう。ふつうは、もう少し目玉展示があるものなのだが、めぼしいものはすべて蒋介石が持ち去ったのだろうか。北京での仕事を作って確かめなければ。




10年一昔という言葉がある。私の大好きな言葉で、10年スパンで物事を見ると、目先の事ばかり追いかけて見落としがちになるものが、くっきり浮かび上がることがよくあるからだ。今朝の日経の記事で、そのことを再認識させられるものがあった。

今年の3月期決算の見通しが、先週相次いで発表された。大きく取り上げられたのが、パナソニックの7800億円の大赤字、シャープやソニーも2000億円を超える赤字、NECも1000億円の赤字となり、電機メーカーの大苦戦が大きく報じられ、“お家芸”の転落というショッキングなニュースだった。

しかし、今朝の日経の記事を見ると、そう悲観的なものではないようだ。記事には、3月期の企業業績見通しの上位と下位のランキングが出ている。トップはドコモの4740億円。以下、NTT、三菱商事、三井物産、ソフトバンクと続いている。6位以下は、日産、伊藤忠、住商、KDDI、ホンダであり、通信、商社、自動車が稼ぎ頭ということで、電機メーカーの姿はない。

商社が上位にランクされたのは、資源高と円高の恩恵に恵まれたものだろうが、円高に加えて東北の震災やタイの洪水の影響もあるはずなのに、自動車メーカーも2社ランキングされている。環境が悪い中でも、かじ取り一つで何とかなることの証明ではないだろうか。

ここからが、10年一昔の登場になる。10年前の02年は、ITバブルが崩壊した時期になり、今と同じように電機メーカーの業績に大きなダメージが起こった年だ。最も巨額の赤字を出したのは日立で、4800億円の赤字を計上している。

一方自動車メーカーは好調で、トヨタ、日産、ホンダがベスト3で、以下武田薬品、任天堂の5社が1000億円を超える利益を上げている。実は02年に1000億円を超える利益を上げたのはこの5社だけである。12年3月期に1000億円を超える利益を上げるとみられているのは、21社とされており、02年に大きなダメージを受けて事業構造の大転換を図った日立も、今期は2000億円の黒字見通しとなる。

一方、1000億円以上の赤字企業は、02年は11社を数えたが、今期は6社にとどまっている。パナソニックやシャープ、ソニーという“優良ブランド”が大赤字になったために印象が強くなっただけで、大幅な円高、震災、洪水というマイナス要因があるなかで、企業の業績は堅調であるということが言えると思う。

声の大きさ、特に“悲鳴”の大きさについ目を奪われてしまうのだが、冷静に長いスパンでモノを見ることが大事だということを改めて教えられたデータだった。


今日は午前中に気温が17度まで上がるとのことである。南からの強風によるもので、4月のサクラの頃の気温になる。待ちわびた春の到来と思いきや、午後からは気温が下がり、夜にはいつもの寒さが戻ってくる。一枚脱いで、薄着で出かけると「行きはよいよい帰りは怖い」になりそうだ。

ローザンヌ国際バレーコンクールで優勝した高校2年生が帰国した。国立バレー学校に在籍する生徒が出場する中で、「街のバレー教室」に通い、学校の文化祭でもダンスを披露する普通の女の子が、権威ある国際大会で優勝するというのは快挙だ。

インタビューの模様を報じるニュースを観ていると、今どきの高校生とは違いはっきりした言葉遣いでモノを言い、笑顔を絶やさない物腰も含めて、おじさん世代にはたまらなく魅力的に映る。“こんな娘が欲しい”というおじさんはさぞかし多いことだろう。

昨年のなでしこジャパンの快挙に始まり、ジャンプの高梨選手など、若い女性の国際舞台での活躍が目立つように思う。それにひきかえ、男子の五輪代表の“気迫負け”が象徴するような状況とは大違いだ。

今年のロンドン五輪では、全ての競技に女性も参加できるようになった。ボクシングや近代五種も女性に解放されるようになったためで、昨今の状況を見ると、日本では男よりも女性のメダル獲得が多くなるのではないかという気がする。

日本で、女性の活躍の場が最も少ないのが、政治の世界だと思う。この20年間の政治の停滞、何も決められない政治に陥っているのは、女性の政治家が育っていないこともその遠因になっているのかもしれない。

女性議員の比率が30%になると、随分政治の世界の景色が変わると思うのだがどうだろうか。
スーパーボウルが始まる前に更新しようとしていたが、段取りが悪く試合の合間に書くことになってしまった。幸いなことに、フットボールは攻守交代などで数分ごとに休みがあるので、コツコツと進める事ができる。

段取りが悪かったのは、起床が7時と普段より遅かったためだ。原因は就寝時間が遅かったためで、その理由はサッカーを観ていたからだ。この数年、10時には床に就き、朝は5時過ぎに目が覚めるというのが生活パターンになっている。

晩酌が過ぎるために、起きていられなくなるためで、W杯や五輪など時差のあるスポーツ観戦では非常に辛くなる。夜中の3時から始まる試合は、チョッと早起きすれば済むので何とかなるが、普段床に入る10時から始まるゲーム観戦が問題になる。

前半は何とか観ていても、後半の様子は全く記憶がないという経験は何度もある。昨日は、勝てば五輪出場がほぼ決まる試合だけに、何としても最後まで見届けるために晩酌を控えて、9時キックオフの試合に備えた。

努力のかいがあり、しっかり試合を見届ける事が出来たのだが、鮮やかな負けっぷりに目が冴えてしまって、11時から2~3杯やったのが、寝坊した原因である。晩酌を控えてもその後に飲んだのでは、結局一日に飲む酒の量は変わらないことになる。困ったもんだ。

それにしても、昨夜のシリアは強かった。国内が騒然としている中で、サッカーどころではないと思うのだが、絶対に勝つんだという気迫が感じられ、日本は圧倒されていたように思う。決勝ゴールのシーンなどはその最たるもので、敵ながらあっぱれというほかはない。

これで日本は2位になったわけだが、勝ち点は同じなので、この後の2試合で何点あげるかで、出場権が決まることになる。面白いのは次にシリアが戦うバーレーンにもわずかながらチャンスが生まれたことである。バーレーンが連勝すれば、3カ国の勝ち点が並ぶのだ。

バーレーンの頑張り次第で、日本も有利な状況になることが可能だが、昨日の試合を見る限りではシリアが最も五輪代表にふさわしいチームだと思う。それに五輪出場となると、揺れている国内政治にも大きな影響があることが期待できる。

せっかく競合国の仲間入りができるのに、国内で試合が開催できないのでは国民が納得できないだろう。先日多数の死者が出たエジプトの試合でも、政治問題が背景にあるとされている。

南米でもどこかの国同士で、サッカーが原因で戦争になったことがある。ことほどさようにサッカーが政治に大きな影響を与えるので、シリア情勢にも変化が起きるかもしれないと思うのだが…

マドンナのハーフタイムショーが終わって後半戦が始まった。前半は10-9の1点差だ。このお祭りの結果はどうなるかわからない。じっくり楽しもう。


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