社長のブログです
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この時期、ホッキ貝が美味しい。数年前に苫小牧漁港のHPで貝のさばき方を会得してからは、私の晩酌の友の定番の一つになっている。数年前に、スーパーで貝を袋に入れている時に、後ろから声をかけられた。
同年輩のおじさんで、「ホッキは旨いよね。刺身にするのかい。俺は、ホッキご飯が旨いと思うんだけどね。」ということだった。海老の桑田に並んでいる今年のホッキは特に大粒であり、おじさんの言葉を想い出して昨夜はホッキの炊き込みご飯に挑戦してみた。 ホッキの切り身と、油揚げを加え、薄口醤油とみりんで味を調えて炊いてみた。普段は茶碗一杯のご飯をやっとの思いで食べているのに、昨日は大もり一杯におかわり少々と普段の倍食べてしまった。私のメニューリストに付け加わり、サクラが満開になったころにもう一度食べることになると思う。 ここまでは機嫌のよい話だが、ちょっと腹にすえかねるニュースが一つある。東電の社長の発言である。政府に1兆円の出資を求め、合わせて8500億円の賠償資金の支援を要請したが、政府の議決権は30%程度とし、「あくまでも民間企業としての活力を維持したい」としている。 昨年の計画停電実施時の供給側の論理による進め方や、この間の「値上げは権利」とする発言など、およそ“まっとうな民間企業”とはかけ離れた企業体質なのに、民間企業に固執するというのは茶番だ。 東電はお役所以上にお役所体質の企業だ。このまま“民間企業”を維持されれば、国民負担はどこまで膨れ上がるのか想像もつかない。公的管理のもとで、企業体質の改善を行わなければ、廃炉まで到達できないのではないだろうか。ホッキの炊き込みご飯で膨れ上がった腹を見ながらの感想だ。 PR
イチローが開幕戦で4安打の固め打ちだった。シーズン200安打に届かなかった昨年はこの固め打ちがなく、内野安打も少なかった。昨日は4本中2本が内野安打であり、3本目の低めのボール球をセンターにはじき返した技ありのヒットも含めて、今シーズンは昨年の轍を踏まないような気がする。これで楽しみが一つ増えた。
ところで、日経の今朝の「首相官邸」では、19時27分岩戸町の焼肉店「三宝」で、経産相、手塚、本多両補佐官となっている。首相は今週韓国で開かれた核サミットに出席しているのだが、その時に食べた焼肉の旨さが忘れられずにもう一度となったのか、焼肉を楽しみに出かけたのに焼肉が食べられず、その思いがこうじて焼き肉屋へとなったのかどちらかだろう。私は後者だと思う。 先日の核サミットの記念写真を見ると、首相は3列目にひっそりと収まっている。記念写真の席次は、その国やその人物のプレゼンスを象徴するものである。せめて1列目の端っこにでも居てほしいものだが、2列目でもなく3列目に追いやられている。その他大勢の一人になってしまっているのである。 日本の国力がいかに衰えているのかを示す構図になってしまっているのだが、国力の衰えばかりではないと思う。サミットは2日間開かれたが、首相は初日の夜遅くにソウルに到着している。オバマ大統領は前日からソウルに入り、国境線の視察まで行い北に対する“威嚇”まで行っているのとは対照的である。 国際会議の場では、合間を縫って首脳会合が重ねられるのが常だが、遅刻していたのでは立ち話も十分できず、存在感の薄さが3列目にひっそりと並ぶしかなかったのだと思う。 遅刻の原因は、国会審議のためである。核サミットの初日にも参議院で集中審議が行われ、首相も出席を余儀なくされたための遅刻となったようである。 国会の審議日程よりも国際会議の日程の方が、はるか前に決まっているはずだ。大臣級ならともかく、首相が出席する国際会議にあえて首相が出席すべき国会日程を押し込むというのは、野党の横暴ではないだろうか。 テレビ中継が入るのをいいことに、防衛大臣の“口頭試問”を繰り返すという戦術はそろそろおしまいにしたらどうなのだろうか。首脳外交のチャンスを逃し、3列目になり下がるはめになった要因の一つである(私はそう思う)国会審議のテーマが、「外交・防衛に関する集中審議」とはブラック・ジョークとしては出来すぎだ。
今朝は暖かい朝で、とうとうエアコンのスイッチに手を伸ばすことはなかった。今日は打ち合わせに出かけるので、色んなところのサクラの様子をチェックしようと思う。
今朝の日経の一面トップは、シャープが台湾のEMS大手に出資を仰ぐというものだ。EMSという言葉を初めて耳にしたのは、90年代の初めごろである。アメリカのマルコム・ボルドリッジ賞の受賞企業の中に、日系人の経営するEMSがあったからである。 自社ブランドを持たず、他社からの委託を受けて生産するということだから、いわば下請けのようなものである。ただし、普通の下請けは特定メーカーのモノだけを作るのだが、EMSはどんなメーカーのモノも作るので、隷属的な関係ではないという程度の認識だった。 自社ブランドを持たず、ひたすら下請けに徹するというのでは、そこそこの収益を上げることはできても、おのずと限界があり、それほど成長はしないものだと考えていた。 しかし、今回シャープに出資することになった鴻海精密工業の売り上げを見ると、11年12月期で9兆7千億円とのことである。この会社はiPhoneやiPadのほとんどを生産し、それ以外にも多くのメーカーのテレビやゲーム機などの生産を請け負っているとのことで、このような企業規模にまで成長したとされている。 亀山ブランドを誇示していたシャープの売り上げは3兆円にも届かず、自社ブランドを持たない下請けが3倍以上の規模にまでなっているのは驚きだ。“偉大なる下請け”の称号を贈りたいと思う。 記事の中では、「日本の電機大手がおっかなびっくりで数台しか買わない最新の製造装置を、数十台単位で買っていく」という日本の工作機械メーカーのコメントが紹介されている。韓国のサムスンなどにも共通することだが、“選択と集中”を徹底的に進めるとこれだけ成功するというお手本のような結果であると思う。 「モノづくり大国」の看板を下ろす時期が来たのではないだろうか。日本の電機メーカーはアップルのように自社に工場を持たないスタイルに転換するしか道はなさそうだが…
仕事をしながら、国会中継をラジオで聞くことが多いのだが、時々テレビも点けなければならないことがある。昨日の、参議院の予算委員会の「外交・防衛」に関する集中審議では、テレビの出番が登場した。
防衛大臣の“席替え”が野党議員から要求されたのだ。集中審議では全閣僚が出席するのではなく、総理大臣と関係閣僚数人だけの出席になる。テーマの性格上総理と外務大臣、防衛大臣の3人が主役になるのである。 答弁台に近い前列に3人並んで座るのが普通だが、防衛大臣はいつもの2列目に席を占めていた。異様な光景だ。官僚席が3列目にあり、質問された時に耳打ちされやすいように2列目に陣取るという作戦にしたのだろう。 野党議員の最初の質問が、席の異常さに関してのことであり、見かねた予算委員長も前列に出るように促した。さらに、「官僚諸君も2列目に出るように」という極めて異例の発言も付け加えてだ。現在の参議院の予算委員長は石井一議員で、衆議院では中井元国家公安委員長というベテラン議員が就いている。どちらも中々の采配ぶりで、私の採点では、6.5か7.0の高い点数を差し上げたいと思っている。 テレビを見ているとしばらく2列目に居たが、少し間をおいてようやく前列に着席することになった。後方の体制が整うのに時間がかかったので、その間“耳うち役”は外務大臣の仕事になるありさまだった。 防衛大臣の役割は、部下の統率と判断力にあると思う。真紀子の旦那はこの両方の資質が著しく欠けており、問責決議の乱発に私は賛成しないが、防衛大臣という役職の重要性を考えると、野党は今すぐにも問責を出すべきだと思うほどだ。 舛添要一にはこれまであまり好感を持っていなかった。しかし、昨日の審議では最後に登場したのだが、外交・安保の専門家らしく、首相とのやり取りは見事なものであった(防衛大臣は全く無視し、相手にしなかった)。自民党の長老連中のような上から目線ではなく、真摯な提案型の質問であり、私のこれまでの彼の悪いイメージを払しょくするのに十分な内容だった、私の採点では、7.5を差し上げたいと思う。 テレビ中継は5時に終わる予定だったのだが、石井予算委員長は「審議の残り時間が10分ありますが、重要な議論が交わされております。テレビの中継を延長するように要請します。」と発言し、通常は予定時間が過ぎると放映が打ち切りになるのだが、中継が延長されることになった。これも名采配といってよいと思う。 防衛大臣の答弁は採点不能なほどレベルが低いものであり、同じ政治家なのに落差の大きさには驚くほかはない。東大卒業らしいのだが、婿養子に入ってぬるま湯につかりすぎてボケてしまったのだろうか。
散発は、2~3カ月に一度のペースで行くようにしている。もみあげのふくらみが気になりだした時がタイミングになっている。“いらち”の私にとって、QBカットで10分で終えることが魅力なのだが、顔をそってもらえないのが不満で、利用することはない。
最近利用しているのは、2000円の散髪屋である。通常料金の半額であり、丁寧さには欠けるが、洗髪や顔そりなど一通りのことをやってくれるので、この店を利用することにしている。 この店では、60歳以上は1700円と料金表に記されている。初めて利用した時に、先客には黙って300円の釣りを渡していた。それを見て私にも釣りがくるのかと思ったが、何事もなく「ありがとうございました」という返事が返ってきただけだった。明らかに年齢がわかる以外は自己申告しなければならないのだろう。 それ以来、あえて5千円札か1万円札を黙って渡し、つり銭をもらうようにしている。300円のおつりが出た時が、私の外見が明らかに年寄りの範疇に入ったということを認識させる時だからだ。先月まではまだ300円のバックはない。 昨日の夕方、外出から帰宅する時に、冷蔵庫にビールを入れ忘れたことを想い出し、セブンイレブンに立ち寄り、ビールを一本買い求めた。セブンイレブンのピーナツと「いかり豆」が好物でよく利用しているのだが、ビールを買うことはなかった。 昨日も、ビールといかり豆を持ってレジに行ったところ、レジ係がバーコードをビールにあてながら、モニターにタッチするように言われた。モニターを見ると、「あなたは20歳以上ですか」という文言の下に、「はい」という表示があった。金額欄にはいかり豆の分だけで、ビールの分は加算されていなかった。これにタッチすると、ビールの金額が加わり支払いできるようになったのである。 未成年者にビールやタバコを売らないために、レジのシステムを改良したようである。システムとしておかしいのは、このシステムは「自己申告」が前提となっているからである。 本来は外見上“ボーダーライン”にあると思われる人物に、レジ係の判断で年齢確認を行うべきものなのに、この判断をカットし、年齢確認の責任を客に委ねるシステムになっている。 マニュアル化を進めるというのは、判断を極力なくすということになるのだろう。その結果が、客に画面タッチさせる仕組みになってしまったのだと思う。危険な兆候ではなかろうか。 難しい判断ならともかく、年齢確認という簡単な判断は従業員に任せるべきだと思う。簡単な判断も取り上げるというのは、従業員に考えなくてもよいというメッセージを送っているようなものであり、気配りがおろそかになる従業員を育てる事になりかねないと思うからだ。 それにこの年齢になって、「あなたは20歳以上ですか」という問いかけ自体が不愉快なもので、散髪屋の年齢の自己申告とは違うのだ。 |
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