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昨日も日中はうんざりする暑さだったが、台風の影響か夕方からは少し強めの風が吹き、いくらか気持ちよかった。エアコンを28度に設定して就寝したが、寒さで夜中に目が覚めてしまった。日中の暑さも後10日ほどの辛抱である。

昨日は午後から外出の予定だったが、キャンセルになったので、記者クラブ主催の討論会を見るつもりだった。しかし、同じ時間帯にBSで「OK牧場の決闘」が放映されていた。同じ果し合いを見るのなら、懐かしい方ということで、チャンネルを切り替えてしまった。

懐かしいというのは、この映画をはじめて見たのが小学校の頃だからだ。当時の我が家にはまだテレビがなく、テレビは近所の家何軒かを巡回(?)して見ていた。巡回したのは、家ごとに何チャンネルをつけるかがほぼ決まっており、自分の見たいものを求めて巡回せざるを得なかったのだ。

娯楽の中心にはまだまだ映画があった時代で、近所に映画館が2件あり、百円玉を1枚握りしめ、子供同士で1日映画館に入り浸っていた。当時は3本立てで、気に入ったものを2度見ると1日過ごせることになる。好きだったのは、東映のチャンバラ映画だった。

近所の映画館は、封切り館ではなくひと月遅れの2番館であったが、子供にとって鮮度は問題なかった。それでも年に1~2回は、封切映画を観る事があった。父親が洋画好きで、心斎橋で買い物をし、百貨店の大食堂で食事をし、話題作の封切を観るのがテレビがない我が家の一家そろっての娯楽であった。

私の記憶にある最初の洋画はヒッチコックの「北北西に進路を取れ」であり、小学校に入ったばかりの頃である。今から考えると、小さな子供がよく字幕付きの映画を飽きもせずに観られたものだと感心する。

そんな中で、最も気に入ったのが「OK牧場の決闘」であった。その後何度かテレビで観たことがあるが、記憶が薄れてしまい、昨日は久々の体面となったわけだ。見直してみると、この映画はワイアット・アープとドク・ホリディの男の友情を描いた「西洋版浪花節」というタッチの映画である。東映のチャンバラ映画に相通じるものがあり、それを見慣れた子供には何の問題もなく「映画の心」を受け容れられたのだと思う。

同じ時間帯に放映されていた、もう一つの果し合いに、義理と人情の浪花節の世界の臭いはあったのだろうか…
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