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首相と幹事長の刺し違えが功を奏し、民主党の支持率が回復しNHKの調査では政党支持率が10ポイントの上昇になっている。昨日決定された党役員の顔ぶれを見ると、幹事長と政調会長が46歳、国対委員長が50歳と大幅に若返った事が印象的だ。

8ヶ月間の混迷ぶりを見ると、内閣では国家戦略室という参謀本部がうまく機能しなかったことと、幹事長室という「側近政治」がはびこったことが主な理由である。今回の党人事で側近政治が払しょくされた感じがあり、政策の一元化につながると思う。

ところで、昨日はプロ野球でチームとしての連続安打の記録が、2チームで同時に達成された。記録更新というのはめったに起こらないことであるが、それが同じ日に2つも起こるというのは、奇跡としか言いようがない。

記録更新の被害者になったのは、横浜とヤクルトという交流戦で不振を極めているチームで、これで横浜は5勝14敗、ヤクルトは4勝13敗となってしまった。両チームとも交流戦の勝率は3割にも満たない不振ぶりだ。

こんな弱いチームが2つもあると、ペナントレースの興趣はそがれ、ましてや個人記録には何の価値もないのではないだろうか。一方、交流戦の首位争いは白熱化している。西武とオリックスが13勝、ロッテと楽天が12勝で、4チームにチャンスはある。

いずれもパ・リーグのチームで、今年は交流戦のチャンピオンがプレーオフに出場できないという可能性もある。それだけ、ペナントレースが高いレベルで争われているともいえる。一昔前は、パ・リーグの野球は大味でつまらないとされていたが、全く逆転してしまっている。

巨人と阪神という“人気”チームにすがり、切磋琢磨という精神を置き去りにしたつけが回ってきたのだろう。交流戦を望んだのはパ・リーグ、拒み続けたのはセ・リーグということで、なかなか実現しなかったり、試合数が削減されたという経緯がある。こうなってみると、本音がよくわかるような気がする。

このままでは、1リーグ制の論議が起こることは避けられまい。リーグの一元化だ。

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