忍者ブログ
[33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨夜7時のNHKニュースでは、「今まさにこの時間にスノーデン氏は、キューバに飛び立った模様です」というコメントが流れていた。今朝のニュースを観ていると、キューバ行きの飛行機は報道陣で満員になったものの、元CIA職員の座席には誰も座っていなかったということである。

スノーデン氏の逃避行には、ウィキリークスが支援していると見なされている。機密情報を暴露することを使命としているウィキリークスにとっては、容疑者の身柄を保護する能力を示すことが最重要課題なのだろう。

盗聴・傍受の能力を持たない報道陣では、NSAやCIAと丁々発止の戦いを繰り広げているウィキリークスにとって赤子の手を折るようなものなのだろう。と思っていたら、朝日新聞と共同通信の記者が、PCの遠隔操作事件で逮捕された容疑者のメールサーバーに、不正アクセスをしたという容疑で書類送検されたという記事が毎日新聞の記事で流されていた。

情報を盗み出すというのは、記者の“基礎技術”になってしまったということか。国家、公権力には盗聴が許され、民間がこれをやると逮捕されるというのもおかしな話だ。住みにくい世の中になってしまったものだ。

ところで、スノーデン氏の行動経路は、ニュースで図示されることが多い。今朝の日経でも、ハワイ→香港→ロシア→キューバ→エクアドルと矢印が行き交っている。行き交っていると書いたのは、太平洋上を交差するようになっているためだ。

しかし、BSの海外ニュースで図示されている行動経路を観ると、地図上で交差することはなく、すっきりとした一方通行になっている(日経の図でもロシア→キューバは点線で示され、区別はされているのだが)。日本が真ん中にある地図と、ファーイーストにある地図との違いである。どの地図を使うかで随分見え方が違うということを再認識させられた。

同じことを記者がやると罰せられるということも併せて、どこから見るかということの重要さだ。


PR
参議員選挙の前哨戦である東京都議選挙は、自民・公明の全員当選という圧勝で終わった。共産党の議席倍増も併せて考えてみると、43%という低い投票率が招いた選挙結果だと思う。昨年末の総選挙と同じ現象で、自公には投票率の低さが味方になったものと思われる。

前回の衆議員選挙では、惨敗した前々回の時と自民党の比例代表の得票数はほぼ同じであった。にもかかわらず、小選挙区では公明党の後押しも効いて、300議席獲得の圧勝となった。今回の都議選でも、自民党の得票数はそう多くは伸びていないと思う。民主党の得票数が減りすぎたために、議席数で大逆転が起きたということだろう。

民主党に期待していた人たちが行き場を失い、他の政党に投票するのではなく、投票の棄権という行動になってしまったようだ。この分では次の参議員選挙でも、同じ現象が起こり、自民党の圧勝によるねじれ解消で、政権の“安定化”が図れるということになりそうだ。

しかし、よくよく考えてみると投票率が低いと政権が安定し、投票率が高くなると不安定化するというのはおかしな話だ。投票率が高いと多くの支持を得られることによって安定するはずなのだが、投票率が上がると自民党政権に対する批判票の方が増えるということになるからだ。

民主党は、かつての社会党のように溶けてなくなるのかもしれない。しかし、このまま消滅してしまうと、どの政党もみんなコンサバティブ政党になってしまうと思う。コンサバティブに対するリベラルという構図は政治の世界の緊張感を維持するためには必要な要件だと思っている。

民主党が再生するためには、リベラル政党ということの旗幟を鮮明にすることが必要なのではないだろうか。現状ではリベラル志向の有権者の投票先がなく、投票率の低下=コンサバティブの勝利ということになっているように思うからだ。



今日は午後から仕事があるのに、3時半に起床してメキシコ戦を観戦してしまった。立ち上がりこそ積極的な攻めで期待を持たせたが、徐々にメキシコのペースになってしまい、終わって見れば世界ランク30位と、18位の違いがはっきり表れた試合になってしまった。

イタリア戦でフルアクセルで飛ばしたツケが、中2日の強行日程で出てしまったようで、動きの重そうな選手が目立ったように思う。特に故障持ちの本田と長友は精彩を欠いていたように思われ、とうとう長友は古傷が再発したのか退場に追い込まれてしまった。

本田も、強靭な身体によるキープ力が売り物の男なのだが、今朝の試合では何度もボールを奪われるシーンが目立ち、ひざの具合が心配される。W杯の最終予選をアウェーで戦い、そのまま移動しての本番で寝ぼけ眼のままブラジルに完敗し、ようやく目覚めたイタリア戦では健闘したが、最終戦ではガス欠になって力尽きたというところか。

来年の本番では調整期間がもう少し取れるだろうから、コンディショニングもやりやすいと思う。世界ランク30位では、絶好のコンディションでなければ、予選リーグの突破は覚束ない。本田や長友は代表に欠かせない存在であり、彼らの故障を癒すことが最優先されるべきだと思う。

日本の30位は妥当な世界ランクなのだが、ブラジルの22位というのは不思議なランクだ。開催国特権でW杯予選が免除されているため親善試合ばかりになり、本気モードになりにくいことで国際試合の成績がふるわないことがその理由だろう。

順当にいけば決勝でブラジルとスペインの対戦が見られそうで、来週の日曜日も早起きが必要になりそうだ。
昨日は、中国人残留孤児やフィリピンの残留孤児への支援で活動されている弁護士にお話を伺う機会があった。興味深い話が色々聞くことができたが、特に印象に残ったのが「国家の役割」についてのものだった。

支援活動を始めるいきさつについては、「海外で苦しむ日本人がいるなら、国は無条件で手助けをするべきで、国民を守るというのが国家の役割だ」という話に続いて、「日本では国民を守るというよりも、“国体”を守るという意識の方が強すぎる。国がやらないので、民間人ではあるが海外の同胞支援を行うようになった」という意味のようなお話だった。

私が国体という言葉を知ったのは、若いころに観た「日本の一番長い日」という映画だった。第二次世界大戦のノルマンジー上陸作戦を描いた映画を、邦題では「史上最大の作戦」としたが、原題では「Longest Day」というものであり、これをもじったタイトルの映画である。

日本の一番長い日は、同じように第二次世界大戦を題材としており、日本の終戦を巡ってポツダム宣言を受諾して無条件降伏するかということのせめぎ合いを描いたもので、“玉音放送”を録音したレコードの奪い合いなどのエピソードが印象に残っている。

この映画の中で頻繁に飛び出した言葉が、“国体”という聞き慣れないものだった。最初は何を意味するのかよくわからなかったのだが、国体という言葉の後に“守る”という言葉が付いて回り、観ているうちにどうやら「国の形」を示すという言葉であるように理解をするようになった。

「天皇を中心とした国の形」が維持できるかどうかが、ポツダム宣言を受け容れ降伏するかどうかの条件であり、国民の被害の拡大を防ぐということよりも優先されるという考え方だった。

私の大嫌いな言葉に、“国益”というものがある。国益というのは、「国民の利益」ではなく、「国家の利益」であるためだ。TPP交渉や、原発の再稼働でも国益という言葉がチラチラ目につくのだが、そこでも国民の利益というニュアンスが乏しい中で、国益論議がなされているように思う。

終戦から60年以上経過しているのに、いまだに政治家は“国体を守る”という意識が強いのだろう。国民の利益が国益であるということを政治家に認識させるには、憲法にはっきり明記することが必要かもしれない。自民党の憲法改正草案では、“公益”という言葉が登場し、私権の制限を考えているようだが、飛んでもない話だ。

国体という言葉は死語にならなければならないと思うのだが…
今朝は、イタリア戦が7時からというゴールデンタイムにあり、更新が遅くなってしまった。来年の本番にも同じタイムスケジュールが予想され、今回は試合数が少ないので行われていないが、9時キックオフもあると思うので、観戦は楽なのだがブログの更新時間をどうとるか、対策を講じなければならない。

先日のブラジル戦は選手に覇気が感じられず一方的にやられたが、今朝のイタリア相手には積極性が見られ、何とか勝負になるところまでは来た。しかし、結局は善戦どまりで勝ち切るところまでには至らず、攻め疲れが出たところの隙を突かれ、勝ち点は0に終わってしまった。

善戦できたのは、湿度75%と気候の後押しがあった事が最大の要因であろう。ヨーロッパの選手にとって高温多湿という気候条件が最も苦手で、日韓W杯の時のジダンの精彩を欠いた表情を想い出してしまう。先週の土曜日にラグビーの日本代表がウエールズを破る金星を挙げたのも、湿度の高さであったと思う。

6カ国対抗の国に勝利したのは2度目だが、初めてスコットランドに勝ったのも、6月の秩父宮でのものであった。梅雨時の高温多湿に慣れている日本人にとっては、ヨーロッパ勢に対して大きなアドバンテージがありそうだ。

W杯の予選リーグではヨーロッパ勢が必ず1チームは入るし、南ア大会の時のように2チームと対戦しなければならなくなる。ヨーロッパ勢との勝敗が決勝トーナメント進出への行方を左右するので、気候条件のアドバンテージは大きな味方になりそうだ。ブラジルは国土が広いので、試合の行われる場所によっては気候条件が大きく違うだろう。本番ではどのような場所で、どこと対戦するかが予選リーグ突破のカギになりそうだ。

今日も鬱陶しい梅雨空だが、これも味方になるとするならば、我慢するしかないのだろう。


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析