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OECDが実施している15歳の生徒を対象にした「学習到達度調査」の結果が公表された。この調査は、テストにより学力を測定するとともに、受験者や校長などへのアンケート調査を実施し、学習環境や態度などもあわせて国際比較できるようになっている。

新聞などで大きく報じられているのは、日本の順位の低下であり、いずれも前回の2003年調査より落としており、またしばらく学力論争が続くのだろう。

この試験の特徴は、単なる知識を問いかける問題ではなく、知識をどのように活用できるかの応用力を問う出題がなされていることである。「何故か」を考え「判断する力」を問われているものである。

大学入試では全く問われることはないが、社会人となって仕事につくともっとも必要とされる能力である。生徒へのアンケートで面白い結果が出ている。

科学的応用力でトップのフィンランドと比較すると、色んな項目で彼我の差が大きいが、もっとも顕著なのは「野外学習」である。フィンランドでは90%が経験しているのに対して、日本では36%にしか過ぎないのである。「野外学習」が当たり前の国と、特別なことになっている国の差である。

野外学習で身につくのは観察力である。いろいろのものを眺めて、「おや」という疑問からスタートし、「何で」という考える力が養成されるものである。この野外学習を取り入れているかいないかの差が、テストの結果に大きく影響を与えているのではないだろうか。

野外学習の授業は、ワークショップの形式を採らざるを得ない。

ワークショップとは本来「工房」という意味であるが、そこでは親方が弟子に手伝わせながら指導する。これが教育用語に転じて、音楽や美術など実技を伴う分野で、指導者と生徒が一緒になって技術を身につける形式をワークショップと呼ぶようになった。

これがさらに、ビジネス教育の場面でも使われるようになっている。野外学習はまさにワークショップの場であり、教師にはワークショップの運営能力が問われるのではないだろうか。
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昨日はCSCで品川に出かけた。今年のCSCは東京問題を考えるため、東京のあちこちを訪ね歩いているが、10月の日本橋に続き、東海道の最初の宿場ということで、品川を選んだ。

再開発が進む前には何度か仕事で訪れたことがあったが、港南口の再開発がされてからは初めての訪問である。夕方の勤め帰りの時間帯でもあったが、中央通路を行き交う人の多さに圧倒された。

JR東日本の駅別乗降客数をみると、2006年の1日平均では新宿が75万人でトップであり、池袋、渋谷というターミナルがこれに続く。品川は横浜、東京に次ぐ6位で、1日平均30万人となっている。汐留の再開発エリアを抱える新橋を6万人上回っている。

新宿や池袋などは繁華街を抱えていることや、私鉄との乗り継ぎがあることが乗降客数に結びついており、純粋のオフィス需要だけを考えると上位3駅に匹敵するかもしれない。

私がいつも利用している京葉線の中で、海浜幕張も大規模なオフィスの開発が行われているエリアである。高層のオフィスビルが10棟以上林立しているが、1日平均の乗降客数は4万9千人で、品川の1/6にしかすぎない。

改めて東京の吸引力の強さ、エネルギーを感じさせられた。東京都の都市計画では、副都心が6つ指定されているが、品川は含まれておらず、かわりに大崎が副都心となっている。

調べてみると品川駅周辺は港区になっており、品川区としては力を入れにくいという事情があるそうである。駅名と行政区が異なるのはほかにもあり、目黒駅は目黒区でなく、品川区になっている。

線引きを考え直した方がよいように思うのだが。

野球のオリンピック予選の山場、韓国戦が昨日行われた。結果は辛勝だったが、4時間を越える熱戦だった。

風林火山が終盤に差し掛かり、8時からの45分間は中断したが、バレーを見たい次女、スケートを見たい長女を寄せ付けず、試合終了まで堪能した。

試合をみて感じたことの一つは、宮本の存在感の大きさである。ベンチから守備の時にさかんに指示を出しており、星野監督の仲良し3人組より余計にコーチらしい態度に映った。高田監督が2年ほど勤めたら、間違いなく宮本監督が誕生するのだろう。

試合開始前に先発の成瀬の投球を受けていたのが矢野であり、ブルペンからベンチに引き上げる際に、しきりに成瀬にアドヴァイスを送る姿が映し出されていた。

宮本、矢野というベテランが影のコーチとしてチームを支えており、日本の野球の奥の深さ、層の厚さを感じさせられた。自然にこのような振る舞いができるということは、文化として根付いていることの証明である。

サッカーではとてもこうはいかない。オシムが提唱していた、日本独自のサッカー文化ということの意味が分かったような気がする。

Jリーグは大どんでん返しで、鹿島が10冠を達成した。最終戦が横浜FCとの対戦になることは開幕前に既に分かっていた。後4試合の段階で浦和の優勝が決まるという状況になったとき、最後に安全パイが用意されていると誰もが思ったに違いない。

何しろ横浜は5月に勝利して以来、3分17敗という惨憺たる成績で、8月に就任した監督は勝ち点3を獲得したことがなかった監督なのだから、当然そう思うはずだ。

勝負は下駄を履くまで分からないというが、その言葉の意味を改めて思い知らされた。昨日の試合は、横浜が積極的に仕掛け、何でこのチームが20試合も勝てなかったのか不思議に思えたほどである。

40歳を超えるカズの溌剌とした動きには驚かされ、先制点もカズからの見事なパスであったし、後半ゴール前でノーマークになりながら右足で蹴ったシュートが自分の左足にあたるというチョンボもあったが、さすがというプレィが随所に見られた。

浦和は連戦の疲れからか、スピード感に欠け、守備を固めて相手の攻勢に耐え、カウンター一発で前線の選手の個人的能力に賭けるというこれまでのスタイルの限界を露呈したのではないだろうか。

サッカー好きの次男が、ACLの決勝で浦和を応援しなかった理由がやっと分かったような気がする。ガンバやジェフの方がボールがつながり、はるかに見ていて楽しいサッカーをする。

それにしても後4試合を残した段階で、優勝が決まる可能性があったのに、ズルズルと敗戦を繰り返しひっくり返された。歴史に残る大逆転劇である。思わずこれから本格的なシーズンを迎える駅伝のことを考えさせられた結末であった。

箱根駅伝にもっとも顕著に現れるのだが、駅伝はラスト3Kmで差がつく競技である。日本テレビの箱根駅伝のHPには、ポイントごとの通過順位とタイムが掲載されている。これをつぶさに見てみると、最後で大きな差がつくことに気が付く。

いずれこの欄でも詳しい分析を載せるが、ラスト3Kmの走り、戦い方で勝負の帰趨が決まるのである。

気持ちを切り替え、世界クラブW杯で浦和には頑張ってもらいたい。
久し振りに青空が覗いて気持ちの良い1日になりそうだ。難点は、太陽が直接差し込んでくるために、カーテンを引かないと眩しくてパソコンが利用できないことだ。

カーテンを引き、スタンドを点けてこの原稿を書いている。今日のネタは謝罪会見である。昨日は朝青龍と亀田の2人の謝罪会見があった。NHKのニュースでも朝青龍の謝罪がトップ扱いである。

危機管理コンサルタントの田中辰巳氏が、11月16日付けの日刊スポーツで解説していたところによると、危機管理のステップは、「感知」「解析」「解毒」「再生」の4段階あるとしている。「謝罪会見」はそのうちの、「解毒」に相当するものだ。

解毒というのは普通に考えると、タイミングが大事であり、しかも早くなければならない。朝青龍の謝罪会見は遅すぎたといえるだろう。

なぜ遅くなったかといえば、これだけ事態が大きくなることを想定していなかった、すなわち「解析」できなかったことに要因があると思う。判断の誤りだ。

女房との関係でも危機管理の考え方は役に立つように思う。この場合のポイントは「感知」が一番重要なのだろう。「感知」したら「解析」を飛ばしてすぐに「解毒」に取り掛かるようにしているのだが…

横綱審議会も謝罪を要求し、急遽謝罪の場が設定された。そもそも「品格」に問題があるとされながら横綱に推挙したのは横綱審議会であり、相撲フアンに対して謝罪会見をする必要があるのではないだろうか。第三者面をしているのが、私には気に入らないのだが。


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