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キューバとの試合が5時開始なのに、3時前に起きてしまった。お陰で朝飯を2回も食べる羽目になった。メタボを気にしなければならないのに…。今日負けると明日敗者復活戦が行われるが、仕事で出かけなければならず、なんとしても今日の試合に勝利し、明後日ゆっくりテレビ観戦という期待である。

キューバの160キロ男との対戦だったが、日本野球の真髄を見た思いだ。一次ラウンドの韓国にコールド勝ちした時と同様に、とにかく選球眼がよかった。2回にはフォアボールで2人出塁したにもかかわらず、連続して牽制球でアウトになるというらしからぬ面もあったが、3人ともツースリーまで粘り、玉数制限のあるWBCらしい戦い方であったと思う。

3試合で11本のホームランを打った打線を0点に抑えたのだから、ピッチャーの活躍が殊勲甲だろう。特に松坂がフォアボールを一つも出さなかったのが、素晴らしかった。メジャーでの試合では、投球数が多くダラダラした印象を持っていたのだが、今日は肩の力が抜けたニュー松坂を見た思いだ。

長打は1本もなく、相手のミスに乗じて得点を重ね、野球は投手がよければ勝てるという見本のようなゲームだった。もう一つ勝てばよいわけだから、次も楽しみだ。

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昨日のスキーW杯の女子クラシカルで、初めて石田選手が3位入賞を果たした。スキーの距離競技は、世界大会で一桁着順に入るだけでも快挙だっただけに、来年のバンクーバー五輪に期待を持たせるものだと思う。

ウインタースポーツは98年の長野五輪開催に向けて強化された90年代がピークで、2000年代に入って下降局面に入り、トリノでは荒川静香のイナバウアーがなければ惨敗という状況だった。

ところが、今年に入ってフィギュア以外のスポーツでも少しずつ光明が見え始めている。複合団体のあっと驚く金メダルをはじめ、ジャンプでも団体3位に入り、先日のW杯で岡部が優勝し、モーグルでも世界選手権で金メダルを2個獲得している。

私は、夏季五輪はその国の「基礎体力」を、冬季五輪はその国の「金銭的豊かさ」を、パラリンピックはその国の「社会的成熟度」を示す指標だと思っている。

2000年代のウインタースポーツの国際大会における不振を、日本の豊かさの衰えを示すものとしてみていたのだが、どうやらその考えを変える必要があるかもしれない。

ジャンプの岡部の38歳での優勝が象徴されるように、ベテランの活躍が目立つ。石田選手やモーグルの上村などもアラサー世代であり、スポーツ選手としては高齢の部類に入るだろう。

スポーツ選手にも高齢化の波が押し寄せているようなのだが、長きに渡って第一線で活躍できるという環境は悪い話ではないと思う。

ベテランだけでなく、若手も育ち始めている。モーグルの伊藤は21歳であり、複合団体の金メダルメンバーも全員20代の若手で構成されている。世界のトップ水準にあるフィギュアは20代前半以下の選手ばかりである。

ウインタースポーツの世界は新しい局面を迎えたようだ。

昨日の山形と名古屋の試合は激しい雪の中で行われ、赤く塗ったボールでゲームが行われるという珍しいものだった。春-秋シーズンから、秋-春シーズンへの移行の難しさを示すものだったと思う。

夜中から猛烈な風が吹き始め、3時半に目覚めてしまった。ちょうど1ヶ月前に春一番が吹き荒れたが、今回は春二番だ。1ヶ月前と同じように南風のお陰で気温が高いが、低気圧が北海道沖で発達し、冬型の気圧配置になり一転して寒くなりそうだ。うんざりする。

昨日発表された2月の内閣府の消費動向調査によると、消費者態度指数が2ヶ月連続して上昇し、基調判断を「悪化している」から「依然として厳しいものの、このところ下げ止まりの動きも見られる」に変更した。

17ヶ月ぶりの判断変更との事であるが、0.3ポイントの上昇が“明るい兆し”といえるかどうかは疑問である。というのも、消費者態度指数は2004年から2007年までは45~50で推移していたのが、07年以降垂直効果で昨年の12月には26にまで落ち込んでしまっている。この急降下の間に、3回今回と同様の小幅な増加を挟んでおり、今回もそれと同じ可能性がある。

ただし、消費者態度指数は「よくなる」を1に、「悪くなる」を0とした5段階評価の平均値であり、26という数字はほぼ底に近い数値であり、これ以上大幅に悪化することはよほどのことはないと思う。しばらく20代後半で推移するのではないだろうか。

内閣府の判断変更は、景気の“気”の部分に配慮したものなのだろう。
高速道路の利用料金が今月末から、休日と祝日に1000円に値下げされるのを受けて、ETCの販売キャンペーンが昨日から始まった。首都高では無料で提供するキャンペーンを行っており、テレビのニュースではその賑わいぶりを流している。

無批判にETCブームを煽るような報道姿勢に疑問を感じる。景気対策の一つとしているこの政策には疑問点が一杯ある。

①エコに逆行する
自動車利用を促進するもので、エネルギーを消費し二酸化炭素を排出するというもので、環境対策に逆行するものである。観光を奨励したいなら、鉄道や飛行機など公共交通機関の値下げを図るべきではないだろうか。

②業務用車両は適用外
自家用車の休日利用に限定されており、トラックは対象外である。輸送費を軽減した方が景気対策になるのではないだろうか。

③2年間の限定である
緊急経済対策として2年間の限定である。2年後には元に戻すということだ。

以上を考えると、この緊急景気対策はETCの普及促進を狙いにしていることは明らかだ。ETCは天下り先の財団法人が認証するもので、税金を使った(道路会社に税金から売上補填がなされる)天下り先の利権を水増しするものである。

首都高の無償配布はもっと悪辣な狙いが見える。首都高では距離別料金制の導入による値上げを狙っている。そのためにはETCの普及が前提にあり、無償で配っても元は取れるという計算だ。

そもそも民主党は高速道路の無料化をこれまで主張しており、民主党が政権をとればETCも無用なものになるはずである。権力のお先棒を担ぐようなメディアの報道姿勢には疑問が残る。

新聞3社が共同運営している「あらたにす」を毎日チェックしている。トップページに各社の写真記事が毎日1枚掲載されるのだが、昨日(12日)は日経と読売がセブンの一足早い入社式の模様を取り上げていた。1200人もの入社式なのに、偶然なのか両紙とも同じ女性が中心に居る。バトミントンのオグシオの一人によく似た女性なのだが…
優勝候補の一つに挙げられていたドミニカが、オランダに逆転サヨナラ負けで第1ラウンドで敗退してしまった。ヨーロッパは野球後進国であり、オランダチームにはメジャー経験者が一人いるだけのチームである。一方のドミニカはメジャーでの主力選手が揃い、力の差は明らかだが、結果は2連敗である。

サッカーに例えるとドミニカはブラジルやアルゼンチンに相当し、オランダは日本のレベルではないだろうか。一つ勝てば大騒ぎ、連勝などとても考えられない実力差である。9勝6敗でリーグ制覇ができる野球というスポーツの特性である。

今回はオランダに限らず、弱いと見られる国の健闘ぶりが目立つ。イタリアがカナダに勝ったし、オーストラリアがメキシコにコールドゲームで勝利をものにしている。

この背景には、今回から設けられたルールがある。本人の国籍で国が決められるのではなく、両親のどちらかが持つ国籍の代表にもなれるという特別ルールである。これにより、アメリカ国籍でもオランダやイタリア代表の資格が得られ、戦力の底上げが図れたことが番狂わせ続出の要因だと思う。オランダ代表も本国ではなく、アメリカ国籍のマイナーリーグ選手が大勢いたのではないだろうか。

興趣を盛り上げるための特別ルールなのだが、オランダやイタリアの本国ではどれくらい盛り上がったのだろうか。野球のオリンピック復帰の可能性を探る意味で興味がある。

西松建設の不正献金は次から次から「新たな疑惑」が連日報道されている。検察のマスコミを使った世論捜査が目に余るように思う。その中で疑問は今朝の日経の社会面での見出しだ。

「東北地方に弱く焦った」としている。通常の市場では東北地方に弱いことが“焦り”にはならない。全国の3~4%の市場にしかすぎないからである。建設・土木の市場では“焦り”を感じさせられるほど、東北は大きな市場なのだろうか。だとすれば、この点に問題の本質があるような気がする。ちょっと引っかかる見出しだ。


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