社長のブログです
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今回の経済危機を受けて、セーフティネットの未整備が浮き彫りになり、雇用保険など慌てて法整備が進められようとしている。
たしかにセーフティネットの網にかからず、路頭に迷う人たちが続出したことは社会問題として考えなければならない。しかし、私には少し違和感がある。 セーフティネットというのは弱者救済というリベラリズムの観点からの政策であるが、一方でセーフティネットが整備されればされるほど、企業側にとって首が切りやすくなるという側面もある。雇用という企業の社会的責任が軽くなるのではないだろうか。 「囚人のジレンマ」という行動経済学の言葉がある。犯罪を犯した2人組みが居る。お互いが黙秘すれば2年の刑になる。一方が自白した場合、自白したものは無罪、黙秘した方は4年の刑になる。両方が自白した場合は3年の刑となる。この条件で囚人はどういう選択をするかという問題である。 この問題は、お互いの信頼関係によるのだが、信頼が強ければ黙秘を続け2年の刑になるが、信頼がなければ自己の利益を考えて両者とも自白を行い、結果としては3年の刑を受けることになってしまう。 セーフティネット論議も、「囚人のジレンマ」の問題としてどのような解を求めるかを考える必要があるのではないだろうか。 PR
霧のサンフランシスコならぬ霧のサンディエゴが日本に幸運をもたらした。サンディエゴには一度シーワールドを見に訪れたことがある。ロスから何時間か南に下ったところにあり、温暖な土地だったという記憶がある。そんな気候だけに、霧が出るとは思わなかったのだが、昨日の試合では霧がスタジアムを覆っていた。
小笠原のセンターフライを霧で見にくかったためか、グラブにあてながら落球し幸運な2点が入った。その前に、稲葉の2塁打でライトがクッションボールの処理に手間取っているにもかかわらず、3塁コーチが俊足の青木を3塁で止めるという不可解な指示をして先制点が取れなかった後だけにラッキーだった。 なんといっても昨日の試合の殊勲は岩隈だ。霧でフライが見にくい中で、18のアウトのうち、15が内野ゴロによるものである。ショートゴロが10個くらいあったと思うので、シュートが有効だったのだろう。リリーフで出た杉内が3回を9人で抑えるというパーフェクトリリーフで、2試合連続でキューバに1点も与えなかった。 9回に藤川が出てくると少し不安だったが、9回も杉内が続投したので安心してみていられた。藤川にはショックかもしれないが、藤川の投球スタイルでは「野球」には通用しても、「ベースボール」には向かないと首脳陣が判断したのかもしれない。 今日は、4回目の日韓戦である。日本の先発は内海とのことで、消化試合として位置付けられているようだ。 敗者復活制度の予選で、1位決定戦は不要だと思う。2連勝したチームが1位、敗者復活を勝ち抜いたチームが2位と決めればよいのではないだろうか。敗者復活制度は1敗したチームへの救済策だが、東京ラウンドの日本のように無敗で1位決定戦に進んだチームへ救済が適用されないのは不公平だからである。 今日の試合は、天気が悪いのでテレビ観戦になるかもしれないが、これまでのようにテレビにかじりつくことはないだろう。
WBCの日本チームの試合振りは、先制すると勢いづくが、リードを許すと金縛りにあったように萎縮してしまい、反撃に力強さが感じられない。先行して大差で逃げ切るしか勝ちパターンはなく、接戦での脆さが感じられる。
これは今回に限った事ではなく、北京も前回のWBCでも同じである。北京の場合は最後まで改善されなかったが、前回のWBCでは首の皮一枚で進出した準決勝で、福留の一発でようやく韓国を倒し、その勢いが決勝のキューバ戦での快勝につながった。連覇をなしとげるには、緊迫した試合の勝利が必要である。 今日の試合は安定感のある岩隈が先発する。硬くならなければ、日本の勝利パターンに持ち込むことができると思う。ただし、小差のリードでは藤川の調子が今一に感じられるだけに、不安が残る。 救いは、選球眼のよさはまだみられることである。昨日の韓国戦でも早撃ちをせず、投球数制限があるWBCルールを活かそうとする姿勢が感じられた。今日の試合もじっくり攻めてもらおう。 アメリカは絶体絶命のピンチから、逆転サヨナラで奇跡的な勝利を治めた。勢いにのりそうだが、投手陣に難がありそうで、今日のキューバとの試合に日本が勝てば、韓国と5度目の対戦が実現しそうな気がするのだが…
半袖ですごせそうな日和が続いている。桜の開花の兆しを探索に出かけたくなるが、今日は日韓戦があるので、明日までお預けにしよう。
今日の日経のコラム「春秋」の記事には賛成だ。政府が行う「経済危機克服のための有識者会合」という記事への批判である。私も、「有識者」という名前のいかがわしさについては、このブログでは再三取り上げている。 行政がやっているというポーズをとるために活用するのが「有識者」であり、年越し派遣村の元村長もメンバーにいれるなどして目配りをしているような工作もしている。アリバイ造りのような会合から何かが生まれるのかは疑問だ。 春秋の筆者がいうように、政策を世に問う解散・総選挙を実施する時期に来ていると思うのだが、首相は外交日程を詰め込み、選挙逃れをしているようにしか思えない。もっとも、今月末に予定されていた訪中は、中国側の都合で中止されるらしい。何時までその座に居るかわからない人物との会談の重要度が下がったのだろう。 WBC人気が盛り上がっている(私だけかもしれないのだが)のは、このような閉塞感に対する反動も大きいのではないだろうか。
韓国もメキシコに大勝し、明日は韓国との3度目の対戦である。この分で行くと、後2回対戦する可能性がある。WBCで5度の韓国との対戦が可能になった時、“野球”が“ベースボール”に勝った時といえるのではないだろうか。
野球とベースボールの違いを論じられることがあるが、多くは野球の方に部が悪い論調が目立つように思う。速い球を投げ、強い打球を打ち返すというのが基本であり、“野球”はチマチマしたことが多すぎるとしている。 しかし、昨日のキューバの強打線を封じた投球術や、100マイルを超えるチャプマンを引きずりおろした選球眼ときわどい球をカットして逃れる技術などは、“野球”によって培われたものではないだろうか。 そもそも、“野球”というのは不思議な言葉である。若くして病に倒れた正岡子規が命名した言葉であるが、外来スポーツの翻訳後としては卓球と並ぶ秀逸な言葉だと思う。 日本で生まれた野球用語にも秀逸なものがある。グラウンダーの事を“ゴロ”と呼ぶのだが、いいえて妙な表現であると思う。ナイターやポテンヒット、ションベンカーブなど野球用語が数多く生まれている。 言葉は文化であり、独自の野球用語が多数生まれたということは、日本に野球文化が定着していることを意味していると思う。韓国にも日本の影響がかなりあり、ベースボールではなく“野球”的色彩がかなり濃いように思われ、両国がどれだけの成績を収めるかが注目される所以である。 日本人は「柔よく豪を制す」という言葉が好きな国民性があると思う。牛若丸が弁慶を五条大橋でヒラリヒラリとかわして倒した逸話が残るのもそうしたことの表れではないだろうか。 何とか明日は韓国を倒し、ロスでベースボールを野球がヒラリヒラリとかわすシーンを楽しみたいものだ。そのためには初回のイチローが鍵だ。 |
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