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楽天が先勝した。試合前に、監督が涙を流して激を飛ばし、先頭打者ホームランをはじめ、4発で大勝した。シーズン末の勢いに、監督の解任騒動でさらに勢いが増した感じであり、今日の田中の登板で一気にけりをつけそうだ。

ここにきて、さらに楽天には朗報がある。ダルビッシュの腰の回復具合が思わしくなく、チャンピオン決定戦には登板できないという記事が載っている。

リーグ優勝チームには1勝のアドバンテージがあり、ダルビッシュが好調だと(絶好調でなくても普通でよい)さらに2勝のアドバンテージがあるようなもので、それ以外は一つも負けられない状況だっただけに、他人の不幸を喜んではいけないが楽天にとっては吉兆である。

日本シリーズまで持ち込めると、楽天には岩隈・田中の2枚看板があるだけに、短期決戦では有利な戦い方が出来る。10月のポストシーズンゲームを楽しむためには今日勝って勢いをさらに付け加える必要がある。頼むぞマーくん
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最後に底力を発揮して、アルゼンチンは南アW杯の出場権を獲得した。フランス、ポルトガルも何とかプレーオフへ進出し、首をつないだ(抽選によっては両者の対決もある)。

プレーオフの権利を逃した国の中には、イブラヒモビッチというスーパースターを要するスウェーデンや、チェコ、クロアチアなどがある。日本代表がこれらの国と試合をしたら、7分3分で相手の方が有利であろう。ヨーロッパのレベルがそれだけ高いということだ。

話は変わるが花巻東の菊池投手がプロ志望を提出し、プロ球団の話を聴く機会を今日から始めると報道されている。日本の12球団すべてと、メジャーの8球団が説明に花巻を訪れるという。娘1人に、婿20人ということで、就職氷河期にあっては垂涎の的だ。

レッドソックスの田沢がある程度成功し、メジャーも積極的に参加したことで賑やかになった。これだけ菊池が注目されるのは、左腕で球威が秀でている事もあるが、負けん気の強そうな顔つきそのままの、心の強さがあるからだと思う。

ひ弱そうなヤクルトのヨシノリとは異なり、ふてぶてしい面構えの楽天の田中に通じるものがある。プロの選手の第一条件であり、どこに行ったとしても成功すると思う。

昨日は体操の内村が20歳の世界チャンピオンになり、囲碁でも20歳の名人が誕生した。ゴルフの石川の活躍といい、最近は若手の活躍が目立つ。若い人の活躍を好ましく思う年頃になったということだろうが、一方では若いもんに負けていられないとぐうたらおじさんにも気合が入る。
キリン・チャレンジカップはスコットランドとトーゴを相手に、1点も取られず快勝だった。昨日の試合などは、前半の10分で3点を取り、「文句のない」試合だった。

スコットランドとトーゴはいずれも最終戦を残してW杯出場の目がなくなったチームであり、チームとしてのやる気は全くない状態である。先週予選突破が絶望になったトーゴに至っては、試合前日に14人のメンバーでの来日だ。

国際親善試合を行える日程は限られている。自国のリーグ戦が優先されるためであり、日本代表にとってもヨーロッパで活躍する選手を招集するチャンスでもある。そんな貴重な日程を2試合もムダに消化したことになる。

サッカー協会にとって「代表収入」は貴重な財源である。興行や、代表グッズの収入をはじめ、キリンからのスポンサー収入もあり、チャレンジカップを年間数試合こなすのは義務になっている。そんな事情なので、この2試合は練習試合を有料公開し、テレビ中継したようなものである。

強化を考えるなら、9月に行ったようにアウェーでの試合を重ねた方がよいと思う。相手のやる気がそれほどなくとも、環境が変わることで効果があると思う。その意味では来月の南アフリカ遠征は楽しみが持てる。

W杯予選は最終戦1試合を残すだけになった。南米ではアルゼンチンがギリギリ予選突破ラインに残っているが、最終戦は勝ち点1の差で追っているウルグアイとアウェーでの戦いになる。負ければ、プレーオフの出場権も失う可能性がある。

ヨーロッパでも、前回のW杯でベスト4に進出したフランス・ポルトガルは辛うじてプレーオフ出場権のかかる2位であり、出場権を失いかねない状況である。そんな厳しいご時世なのに、W杯予選やその後の親善試合でぬるま湯につかり続けているのでは、本番でも予選リーグで1勝するのも容易ではない気がする。

前原国土交通省の「羽田ハブ宣言」が波紋を呼んでいる。成田空港の地元では全員が足並みをそろえて反対の大合唱だ。特に、森田知事などは感情むき出しで少しみっともない(こんな人物を知事にしてしまった千葉県民として恥ずかしいばかりだ)。

成田空港では7~8年前に、CSの講演をしたことがあり、職員を集めてのワークショップも何度か行った。議論を聞いていると、「国際線は成田が中心なのだから、顧客は利用せざるを得ない」という雰囲気が感じられた。

議論の流れを変える必要があると判断して、「このまま手をこまねいて利用者の不満を放置すると、羽田の国際空港化を表明して、政治家が動く可能性が出てくる」と強い口調で警告したところ議論の雰囲気が変わり、色々改善策が論じられるようになった。

先日中国へ出かけるために、久し振りに成田を訪れたが、当時議論されていたアイデアのいくつかが実現されていた。空港公団の意識改革は実現したように思う。

しかし、空港の地道な努力にもかかわらず、地理的ハンディや、それを補うだけのスケールがないため(滑走路の数だけでなく元々面積もかなり狭く発展には限界がある)、韓国の仁川や香港、シンガポールのチャンギなどに大きく水を開けられているのである。空港の活性化が、国力のモノサシにもなりつつある現状では、前原大臣の方が正論だと思う。

八ツ場ダムもそうだが、「地元に相談もなしに」という声が今回も起こっている。根回しなしにやるのは許さんということなのだが、相談したとしても納得は得られないのではないか。

国土交通省の施策は地域の利害と密接に関連するだけに、これからも前原大臣は火の粉を浴び続けるのだろう。思わず、「マエハラガンバレ」と叫びたくなった。
ようやくプレーオフの出場権を得るまでになった楽天が、野村監督を解任する。高齢で、高額年俸がネックになっているとの事だ。野村フアンを辞任しているだけに残念なことだ。

子供の頃は、南海フアンだった。周りは阪神フアンと巨人フアンに大別され、阪神が5割、巨人が3割のシェアで、南海は1割、近鉄・阪急は5%というところだった。

当時南海フアンは1クラスに2~3人はいた(当時の1クラスは50人以上おり、男子は30人近くだった)。近鉄や阪急のフアンは、学年で1人いるかどうかの存在だったように思う。

大人になってから、ランチェスター理論でシェアの意味を知ったときに、このことを想い出し、納得したように思う(存在占拠率は南海フアンのシェアであり、近鉄・阪急レベルでは存在を知るのに難渋すること)。

南海が日本シリーズで初優勝した時に、はるばる岬公園まで出かけてサインをもらおうとしたが、時間切れでサインがもらえず、引き上げようとした野村の背中を悔しさで思い切り殴ったことと、その背中の大きさに驚いたことがいまだに忘れられない。

そんなことがあっても野村をその後も応援し続けていた。今では監督としての存在感が大きいのだが、1リーグ制での最初の3冠王であり、ホームランバッターとしては王に次ぐ存在で、強打者としての印象も強く残っている。

監督としての手腕では、「野村再生工場」というキャッチフレーズが最初に登場し、選手の埋もれた適性を見出すということが華々しく取り上げられている。それ以上に、与えられた戦力の中で「チーム力」を高める手腕に秀でていると思う。

どん底状態の阪神でチームを鍛え上げ、その遺産でリーグ優勝を果たしのが星野であったと思う。野村の遺産が賞味期限切れになったのが、今年の阪神ではなかろうか。

生涯現役と称して45歳までマスクをかぶった男である。鶴岡に飛ばされた南海の監督をはじめ、解任には慣れており、75歳になる来年はまたどこかの監督に就任しているかもしれない。セ・リーグのお荷物になっている横浜の監督がいいように思うのだが。


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