社長のブログです
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原発は依然として気を緩める事ができない状態が続いているようだ。対応にあたっている人たちはもうまる4日ほとんど眠らずに作業をしているようで、疲労がミスを誘発することがないように祈るばかりだ。
ところでスーパーの品薄状況は日に日にひどくなっている。パンがないのは、千葉県の工場で被害があったことや、被災地向けの救援物資だろうから理解はできる。牛乳も生産地の被害だろうし、カップめんも救援に回っているだろうことで納得できる。 しかし、コメや醤油がないというのは理解できない。買い物客を見ていると、ふだんより沢山買い物かごに入れている人が多く、「買えるものは何でもかごに入れる」という習性の人がおり、米や醤油はその人たちの餌食になってしまったのだろう。 40年前のオイル・ショックの時のトイレット・ペーパー騒動を想い起こされる出来事だ。その数年後母親を亡くした友人が、押入れを開けたとたん大量のトイレット・ペーパーが転げ落ちて驚いたのと同じ現象なのだろう。 押入れを開けると、乾電池やろうそくが転げ落ちる家が一杯あるのだろうな。 一人一人のちょっとした行為が、積もり積もりで売り場の棚を空っぽにしてしまうのだろう。首都圏でのガソリンの品薄は、みんなが満タンにしたからではないだろうか。お陰で、我が家の米のストックは無くなってしまったのに補充はできない。流動食がメインだから、それほど不自由はないのだが。 もう一つわからないのは、昨日スーパーで買い物をした時に、三百円のつり銭を50円玉6枚で受け取ったことだ。百円玉を買い占めている人がいるとも思えず、計画停電の影響なのだろうか。不思議だ。 PR
東電の対応の拙さは、“無計画停電”だけかと思っていたが、原発の事故対応にもあるようで、今朝はとうとう菅首相自ら東電に乗り込んで指揮をとるようになった。計画停電にも政府が関与してほしいものだ。
その計画停電だが、今朝の“当番”は停電3組で、7時から栃木、群馬、埼玉、神奈川の“一部”で実施すると発表した。またもや間際になってからの発表である。 間際になってからでは、現場の対応に混乱を招くだけである。例えば、信号機が使えなくなるので、主要な交差点には警察官が張り付くことになるが、その体制を整える必要があり、臨機応変に対応するのは困難だろう。 発表されている計画では、明日の朝一の当番は4組、明後日は我が5組になるとのことである。公平になるように、クルクル回すのだろうが、この方法が良いのだろうか。 毎日変わることによって、シフトを変えなければいけない。毎日シャッターを閉める時間が異なるのである。しばらくこのような状況が続くなら、むしろ当番の時間を固定した方が、停電になる側の計画も立てやすいと思う。供給する東電の立場ではなく、需要側の立場に立ってはじめて「計画停電」と名乗ることができると思う。 昨夜実施した停電の地域に被災地域が含まれるという配慮のなさも非難されている。5組の中のほんの一部で実施したのだが、よりによって被災地を選んでしまったのだ。自己中心的で相手のことを考えない一連の対応を見ていると、これが東電の社風なのかもしれない。 被災地の支援を考えると、経済活動を優先して考える必要がある。そのためには人の活動が重要であり、これを阻害する鉄道への影響は絶対に避ける必要があると思う。 計画の立てられない「計画停電」ではなく、不要不急の「歌舞音曲禁止令」で対応するということも考えてよいのではないだろうか。停電にあった避難所での「隣の町のパチンコ屋のネオンが煌々と輝いているのは」という言葉が象徴しているように思うのだが。 原発の深刻さは一段階上がったようだ。
わがエリアは、停電5組で3時20分から7時までが“当番”になっており、3時の東電の記者会見では17時から19時までに「停電する可能性は高い」と発表されていた。
ところが5時過ぎには、5組の一部で停電を実施したということである。5組で発表されていた中の、茨城と静岡の一部が該当するという。 5組のメンバーは、千葉や神奈川などの人口の多いところや、都内の荒川区なども含まれていた。こうした影響の大きいところを避け、小さな所を選んで「テスト・マーケティング」を行い、本格的な計画停電に向けて準備をしたのかと勘繰ってしまう出来事だ。 明日どうなるのかはまだ明らかになっていない。今日と同じように当番を決めるなら鉄道はまたストップするのだろう。私も明日は一日あちこち回る予定だったがキャンセルになった。 来週からいくつもプロジェクトの打ち合わせを行わなければならないのに、4月末までこのような状態が続けば、ひどい状況になりそうだ。 ところで今回の災害に対して、どのように日本政府や日本国民が対処するかは、世界中が注視していると思う(特に海外メディアは原発への関心が強いだろう)。 腕の見せ所だと思う。危機管理に際しては、広報の活躍する場面が多くなり、注目して私は対応ぶりをみている。 政府の広報担当である官房長官は、中々達者にやっていると思う。前任者ならこうはいかなかったと思うので、問責は有効だったと思う。 一方、東電の担当者や、原子力保安院の担当者はいただけない。自らの立場を守る姿勢がありありで、視聴者・ユーザーが知りたいことを伝えようという姿勢に欠けるように思う。 何年か前の電力ピンチの時には、HPに電力指数を毎日公表していた。今回も、供給量と消費量を示し、どれくらいのピンチかを出せば、国民も納得して節電に励むと思う。 納得しても満足を得られるわけではないが、納得が得られないと不満が残ることになる。納得のためにはきちんとした説明が必要であり、それには数値で示すのが最も有効に思うのだが。
電力供給制限を、“いわゆる輪番停電”制度で実施したことは、明らかに大失敗だと思う。交通機関にまで影響が及んだことで、従業員の確保ができず、いたるところでシャッターが閉まっている。
影響がないはずの新幹線やメトロも、乗務員の確保ができず間引きせざるを得ず、経済活動は麻痺状態になっている。 先ほどスーパーに出かけたが、パン売り場は相変わらず空っぽで、コメ売り場も商品が一つもない状況だ。店長の話によると次の入荷はいつになるか全く分からないとのことである。 これで鉄道のストップにより従業員が確保できないとなると、空っぽの売り場がしばらく続くことになるだろう。 行徳駅界隈でシャッターが閉まる店が多い中で、パチンコ屋だけはしっかり店を開け、満員の盛況ぶりである。 東電の発表では4月末まで輪番停電を実施する予定らしいが、市民生活を維持するために最低限必要な部門に電力を供給し、歌舞音曲の自粛を徹底することで、どこまで節電できるかを検討する必要があるのではないか。 現在のところ、どこも停電は行われていない。鉄道がストップすることにより、経済活動が縮小して、電力供給の安定が保たれるとしたら皮肉なことだ。 昨夜の8時に発表して今朝から実施するというのは、あまりにも準備不足だ。猶予期間を取るために鉄道をストップさせて当面の危機をしのぎ、準備が整い次第鉄道は動かして、鉄道以外は輪番停電を実施するというなら、高度な戦略だと思うのだが。
計画停電が実施されることになったが、東京電力の極めて未熟な「輪番停電」により大混乱が生じているようだ。
テレビのアナウンサーは“いわゆる”輪番停電という表現をしているのだが、“いわゆる”というのは周知されていることの通称として用いられる言葉で、この場合当てはまらない。だれも輪番停電の事は知らず、停電が順番に回ってくるということぐらいしかわからないのである。 自分のところを確認するため東京電力のホームページを見て驚いた。同じ市川市内でも町丁によって異なるのである。グループ2か5に含まれるのだが、混在しており、私の住所は5に含まれるが、隣の隣は2になっている。 行徳駅前町は2のところと5に含まれている所がある。何丁目かで分かれるのだろうが、その記載はない。3丁目の人はどちらかわからず、いきなり停電を迎える事になる。これで計画通り実施されたとしたらパニックになるだろう。 鉄道への影響は甚大で、鉄道会社の発表を見ていると都心を除くほとんどの地域は身動きがとれないようである。当日の朝になってはじめてわかった人が多く、大混乱となっていると思う。 勤め先に辿りつこうと自動車を利用しても道路は大渋滞で、移動だけで一日が終わってしまうのではないか。こうなると、物流にも大きな影響が出、今日もスーパーにパンや牛乳は並ばないと思う。 経済活動が麻痺することにより、電力使用が大幅に低下し、電気の供給に支障が出ることはないだろう。これで輪番停電が上手くいったと言えるのだろうか。 東京電力の計画は極めて杜撰だ。十分なシュミレーションが行われず、生煮えの状況で見切り発車したとしか思えない(鉄道は発車できないのだが)。 この計画を了承した政府もいい加減だ。鉄道への影響を考えていなかったのではないか。少しの不便を我慢してくれという気持ちだったのだろうが、鉄道のストップは、少しの不便ではなく経済活動が麻痺してしまうのである。 これだと大停電と実質的にはあまり変わらないと思う。杜撰な危機管理だ。 競艇は今月一杯の開催は見送ると発表した。阪神大震災の後でも開催は続行していたのに、今回は中止した。 非常時なのだろうから、“歌舞音曲”の自粛を要求すべきだろう。パチンコ屋やゲームセンターの営業自粛である。特にパチンコ屋の電力使用は半端ではなく、“節電”には効果的だと思うのだが。 |
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