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3連休は読書三昧であった。何かの本を読み出すと夢中になる癖が子供の頃からある。特定の作家や、長編小説を見つけるとのめりこんでしまうのである。

学生時代は、吉川英治の宮本武蔵、山岡荘八の徳川家康(26巻まであった)、司馬遼太郎や松本清張のもろもろの本、アガサ・クリスティやエラリー・クインなどなど、文庫本か図書館を利用したものだ。

最近では、居眠り磐音のシリーズなどであるが、この連休の前から堂場瞬一の「刑事・鳴沢了」に嵌ってしまった。中公文庫から出ている刑事を主人公にした警察物で、全部で10作ある。「今まで紹介しなくてごめんなさい」という、帯のコピーにつられて買ってしまった。最近の警察物では横山秀夫のものが面白いと思っていたが、鳴沢了のシリーズはそれとも違う魅力がある。

主人公は原理原則主義者の堅物で、読んでいてそれは違うのではないかと言いたくなる事がしょっちゅう出てくるのだが、そこが逆に惹きつけられることになってしまったと思うのである。

現在8作目の途中まで来たのだが、ここで感じるのは作者の成長である。1冊目は10年ほど前にかかれたものだが、3冊目くらいからテンポが良くなり、表現もこなれてきたように思われる。これまで、同じ作家の本を続けて読むことが多いのだが、作者の成長を感じたのは初めての経験である。

後2作であるが、10作目は上下に分かれているため、3冊になる。このところ連日出かけているので、往復の電車でかなり読めそうで、今月中にはゴールに辿り着きそうだ。

横山秀夫も、この堂場瞬一も新聞記者出身である。警察物の人気作家は記者上がりというのがパターンなのだろうか。
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