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今週の火曜日に大阪狭山市に出かけた。狭山は埼玉県にもあり、後から市になったので「大阪」の文字が加えられたのだろう。南海高野線の沿線にあり、人口5万人ほどの小さな市である。

大学時代に友人が天下茶屋に住んでいたので遊びに行ったことがあるが、高野線に乗るのはそれ以来で40年ぶりのことになる。当時は貧相な路線だったが、現在は高架の区間も多く様変わりしている。

しかし、関西の私鉄沿線では平均所得が最も低い路線と思われるような佇まいが続き、車窓から見える景色ではマンションが少ないのが印象的だった。

天下茶屋から20分ちょっとで目的の金剛駅に着いた。この駅だけは、途中の駅に比べると一段上の立派な駅であった。タクシーで近大病院まで行ったのだが、近大のすぐ側までくると住宅の雰囲気が一変した。

一戸あたりの敷地が100坪を超えるような住宅が連なっているのである。運転手の話によると、南海電車が40年ほど前に開発した「狭山ニュータウン」であり、敷地面積を大きくして高級住宅街を志向したようである。東急が開発した土気の「チバリーヒルズ」を想い出した。

所々、100坪を切るような住宅を目にしたが、転売した時に売りやすくするために分筆したためという運転手の話であった。芦屋に住めなかった船場のオーナーなどが居を構えたようで、運転手によると帰宅時の利用が多く、「上得意」のようである。

近大病院に着いた時には、20台ほどタクシーが並んでいたのだが、帰りは客待ちが2台しかなかった。全部出払ってしまったためである。

行き帰りとも中年の運転手であったが、物腰が柔らかく、会話も弾んだ(大阪人特有のおしゃべりである)。愛想のない運転手に出くわすことが多いのだが、ドル箱を抱えて収入に恵まれているためだと思う。衣食足りて礼節を知るということか。
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