社長のブログです
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「あらたにす」を見ると、今朝のトップ・ニュースはいずれも「はやぶさ」の無事帰還を報じたものだった。3億キロも離れた小惑星に着陸し、岩石を採取して戻ってくるという理科の実験のようなプロジェクトだが、“日本らしさ”がいかんなく発揮されたプロジェクトでもあると思う。
このプロジェクトの凄さは、“曖昧さ”にあると思う。本来、宇宙開発プロジェクトは計算しつくされた精密な技術の結晶にあると思う。ピンポイント技術の固まりだ。 「はやぶさ」も、広大な宇宙から見ればホコリの粒にすぎない「イトカワ」に着陸し、戻ってくるという計算され尽くしたプロジェクトである。しかし、昨日の帰還は、4年の予定が3年も伸びるという計算外の出来事であった。ここに、このプロジェクトの意味があり、「日本らしさ」があったと思う。 ピンポイントの世界で、時間が2倍近くかかるということはあり得ない話で、無事の帰還などは到底考えられないことである。時間が予定をオーバーしたのはトラブルのためであり、時間が2倍近くもかかったというのはトラブルが多発したことを示している。 トラブルが発生した時点でお釈迦になるはずが、工夫を重ねてヨタヨタしながらも帰還できたのは、「冗長設計」の賜物であろう。イオンエンジンという省エネの典型的なシステムとともに、曖昧さが時には大いに役立つということを示したのではないだろうか。 今夜のカメルーン戦でも、曖昧さと「はやぶさ」のスタッフのあきらめない気持ちを真似して、驚きを与えてほしいものだが… m PR |
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