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いよいよ今年もカウント・ダウンに入った。年末・年始のスポーツの楽しみは駅伝だ。自分が学生時代に少し齧ったこともあって、駅伝中継は欠かさず見るようにしている。見てるといっても、“ながら”視聴だが。

今週末の高校駅伝は、京都で開催される。コースは西京極から宝ヶ池折り返しで、学生時代をすごした懐かしい場所が随所に出てくる。男子はマラソンの距離42.195Kmを7区間に分け、3~10Kmと距離もバラエティに富んでいる。

エースは距離の長い1区を走るのだが、上位入賞するような高校は3~4区の8Km区間で好成績を収めている。この2区間に注目。

正月には実業団駅伝と箱根駅伝がある。毎年箱根駅伝は20%を超えるような視聴率を上げており、日本テレビのドル箱番組になっている。放映時間が朝の7時から14時までの7時間と長く、この時間帯に平均20%の視聴率を獲得するのだから、日本テレビが力を入れる理由はよくわかる。

日本テレビが放映するまでは、テレビ東京が放映していたが、箱根の山中に中継車は入れず、ハイライト的番組だったように思う。

箱根駅伝の魅力は、10人が全員ハーフマラソンの距離をリレーする点にある。高校駅伝が距離にバラエティがあったのとは対照的だ。

10人有力選手をそろえるのが大変である。メンバーの中で力の劣る6番手以降の選手の踏ん張りいかんで成績が左右される。往路では3~4区、復路では7~8区がその区間に当たる。大きく差をつける意味で準エース的選手をこの区間に起用するという作戦もありそうだ。

どの駅伝でもそうだが、箱根駅伝の場合特に顕著に見られるのがラスト3Kmの踏ん張りである。日本テレビのホームページでは通過ポイントごとのタイムが掲載されている。上位を下位で差がつくのはラストの3Km~4Kmであり、ここで1分以上差がつくことが良くある。

限界を超えた走りをしてきたことのツケを支払わされることになるためだ。このようなことも含めてハプニングが続出するのが、見ている人の興味を引くのだろう。ライブの魅力である。

駅伝はじっと見ていなくても様子が良く分かり、家事や談笑しながらチラチラ見るのにも適している。これが高い視聴率にもつながっているのだろう。

まずは今週の日曜日に、高校駅伝の観戦だ。
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