社長のブログです
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大相撲は鶴竜が大関に昇進したことで、6大関という頭でっかちの番付になってしまった。後半戦は上位同士のリーグ戦になるため、星のつぶし合いが起こるので、格下相手の前半戦でどれだけ勝ち星の貯金をするかが見ものの一つだった。
初日は6人の大関が全て勝つというスタートで(今から思うと奇跡的なことだったのだが)、結びの一番で気負いすぎて横綱が負けてしまったのが波乱の前兆のようだった。 二日目からは、いつものように大関がコロコロ負ける日が続いたが、驚いたのは白鵬が前半戦で三つも負けてしまったことだ。この数年白鵬は前半戦は“盤石”の取り口で勝ち進み、後半戦に誰かが土をつけて全勝を阻むかどうかが注目だった。 その“盤石”の取り口が今場所は影をひそめ、バタバタと出て行き土俵際で逆転されるという同じパターンで3つも負けてしまっている。突き指をしているという報道もあり、万全の体調でないことが影響しているのだろう。心技体という言葉を改めて考えさせられる。 これで、7人の横綱・大関は一敗組が3人、三敗組が4人と2つのグループに分かれてしまった。面白いのは、一敗組の3人は今場所昇進した鶴竜をはじめ、最近大関になったばかりの3人で、ベテラン大関は惨敗(?)続きである。フレッシュでないとだめだということか。 もう一つ面白いのは横綱・大関はこれまで15敗しているが、そのうちの10敗は境川部屋の3人の力士による金星・銀星である。年齢も番付も近い3人が、お互いを刺激し合って好結果を生んでいるのだろうが、ここまで3人合計では横綱・大関に10勝7敗と勝ち越しているのである。部屋では懸賞金で毎晩宴会が開かれているかもしれない。 今場所後半が盛り上がったら、相撲協会は境川親方を特別表彰しなければならないのではないだろうか。 尖閣への寄付金は先週末で4億7千万円である。1日5千万円のペースが続いており、今週からは3千万円ペースに落ちると思うのだが… PR
気を取り直して、「太閤検地」のデータ分析を。このデータを見つけたのは、「本当は間違いだらけの戦国史の常識」(八幡和郎著 ソフトバンク新書)という本である。“本当”とか“間違いだらけの”というタイトルがついていると、つい手に取って見たくなる習性があり、今回も出版社のたくらみに嵌ってしまったのだ。
中身にはそれほど驚かされるような事はなかったのだが、面白かったのは資料としてついていた太閤検地による「慶長3年(1598年)諸国石高一覧」であった。ブログに表を入れるのが難しいので、ネット上に掲載されているデータのURLを貼り付けようとして、“事故”にあってしまったわけだ。 全国66州の一覧であるが、合計すると1848万石になっており、1石1人と考えると、当時の人口は2000万人弱という推定ができる。国別にランキングしてみると、最も多いのは「陸奥」で167万石、最下位が「隠岐」の5千石となっている。 陸奥は、現在の福島、宮城、岩手、青森という広範な地域である事を考えると当然なのだが、米作の北限や貧しい地域というイメージからすると、2位の「近江」77万国の2倍以上というのは驚くべき数字だ。その昔の奥州藤原家の隆盛や、伊達正宗が勢力を誇ったのもうなずける数字だ。 もっと意外だったのは、2番目にランクされるのが近江の国であるということだ。滋賀県というとマイナーな地域のイメージがあるが、当時はメジャーな地域であり、信長の安土築城や、秀吉が最初に領地を持ったのは長浜であり、石田光成が家康に対抗できたのも佐和山に城を設けて近江の一部を領有していたことなどを考え合わせると、近江の重要性がよくわかる。滋賀県が現在数少ない人口増加県であるのは、こうした土地柄なのかもしれない。 3番目が「武蔵」の66万石である。陸奥と同様に、現在の東京と埼玉、神奈川の一部であり、現在の感覚からは広範な地域である。 4番目が「尾張」の57万石、次いで「伊勢」56万石、「美濃」54万国と続いている。いづれも織田信長の版図であり、信長が「天下布武」を唱えたのも豊かな国力に支えられたものであることがよくわかる。 その信長がデビューのきっかけを作ったのは桶狭間の戦いで、大敵今川義元を破ったことだが、義元の所領である「遠江」は25万石、「駿河」は15万石であり尾張一国の57万石に及ばず、人質に取った家康の「三河」29万石を加えてようやく尾張を上回ることになる。桶狭間の戦いと太閤検地との間には4~50年のギャップがあり、この間に尾張の成長が著しかったのかもしれないが、これもイメージを変えさせられるデータだと思う。 上杉謙信が本拠とした越後はこの当時39万石にすぎず(江戸時代に急増している)、武田信玄も本国の「甲斐」は22万石で、「信濃」40万石を加えてようやく尾張一国と対等にになるというレベルだ。 信長とそれを受け継いだ秀吉により天下統一がなされたのは、豊かな国力を持つ地域を地盤としたためだということがよくわかるデータだと思う。 参考資料として取り上げたこのURLは私のような“石高マニア”のHPだと思う。http://homepage3.nifty.com/ksatake/fkunu1.html ここには平安時代や寛永年間と、“実高”も併記されている。平安時代のものや、実高がどのように算定されたのかわからないため、信ぴょう性には?がつくが、興味深いデータである。 実高と、表高(公称)とを見比べると、特にかい離の大きいのは長州藩や土佐藩である。長州藩では3倍以上、土佐藩も2倍以上になっており、見かけ以上の国力があったわけだ。明治維新の原動力となった理由がよくわかるデータでもある。データというのは面白いとつくづく思う。
昨日、電車の行き帰りに読んでいた本で、面白いデータを見つけた。「太閤検地」による諸国の田畑を測量した結果のデータである。教科書では「太閤検地を行った。」と記されているだけで、その内容については一切触れたものは見たことがなかった。
米の獲れ高は、地域の経済力=国力を示すものと考えられ、戦国時代末期の地域間格差がどういうものであったかがよくわかるデータで、意外な発見がいくつもあり今朝は7時過ぎから原稿を書き始め、8時ごろに書き終えて最後に参考資料のURLを貼り付けようとした時に事故が起きてしまった。 別の画面を起動してURLのコピーをしなければならないのに、原稿の画面から起動してしまったのだ。慌てて「戻るキー」をタッチしたのだが後の祭りで、原稿は飛んでしまっていた。 ショックが大きく、再度書きなおす気にはなれず、「太閤検地」の分析については明日改めて入れる事にする。ちなみに参考資料にしようとしていたのは以下のURLである。http://homepage3.nifty.com/ksatake/fkunu1.html 尖閣諸島購入のための東京都への寄付金は、9日の時点で3億7千万円である。前日は1億円増えたのに対して9日は5千万円と大きくペースダウンしている。この分では、当初予想した7億円という数字を変更する必要はなさそうだ。
東京都の尖閣購入の寄付金は、8日現在で3億2千万円を超えており、8日だけで1億近く増えたことになる。7億円と見た私の予想を変える必要があるかもしれない。もう1日か2日の推移を見る必要があるが、メディアがどのように報道するかで変わると思う。
昨日はNHKのニュースでも取り上げられていただけに、後追い報道が続くとサッカーのBIGが大フィーバーした時の事を想い出す。それまで1週間に数億しか売れなかったBIGが、キャリーオーバーして6億円のチャンスが出たとたんに、機械トラブルが発生し、そのことがニュースで取り上げられて人々の目に触れるや、60億を超える売り上げになったことがある。 メディアの威力を物語る出来事だったが、尖閣購入の寄付金も、今後の報道次第ではBIGの時と同じような結果になるかもしれない。尖閣を管轄下においている石垣市は、東京都と共同購入すると昨日発表した。 石垣市は国からの交付金を受けている団体であるため、予算から購入費を工面するわけにはいかず、寄付金を募る形になると思う。こちらもどれだけ寄付が集まるのか注目だ。 日本の寄付で集まるお金は、アメリカの1/10程度の規模だと言われている。宗教の違いや、貧富の差が大きく金持ちの罪滅ぼしが必要なことなどが大きな差になっている理由だが、尖閣の購入費の工面のようにテーマを絞った日本流の「寄付文化」が育つのかもしれない。どのような推移を辿るのか注目したい。 昨日は軽いショックを受けた。いつも通っている2000円の床屋で5千円札を出したところ3300円のつりが出てきた。60歳以上は300円引きなのだが、これまではいつも3000円のつりだった。とうとう外見的にも60歳代に認定されたわけだが、63歳を超えてのものであり満足しておこう。 東京都の石原知事が打ちあげた尖閣購入計画で、5月7日までに入金が確認された寄付金は、都のホームページによると17,752件、228百万円となっている。都が寄付口座を公表したのが4月27日であり、休みが多かったため、実質3日間で集まった金額である。 東京都では2億円以上の物件購入には議会の承認が必要とされている。報道では3つの島で12~15億円というのが相場のようなので、10億円以上の寄付が集まると議会の承認が必要ではなくなる可能性も出てくる。 マーケティングの世界では、新商品を市場に出した時に、立ち上がりの数字でその商品がどれくらいの市場規模に育つかを占うことができる。例えば、映画では封切り1週間の動員が全体の3割を占めるという経験則があり、通年型のレジャー施設では1日の最大入込客は、年間トータルの1.4%になり、スキー場などのシーズン型では3.2%というものだ。 この考えを応用して、郵送調査を行う時の回収率も推定して見た。通常の郵送調査では、木曜日に発送する。週末に調査票を記入してもらうことを想定してのものだ。週末に投かんされると、月曜から少し戻りだし、通常は火曜日に返送のピークが来る。これがほぼ5割程度になることが分かった。 最終的な回収率が予想されるので、予定より低い時は督促状の手配を行うことになる(1割は増える)。初動チェックをすることにより、“手を打つ”事が出来るわけで、経験則を馬鹿に出来ないということを教えられたものだ。 東京都への寄付金の総額だが、篤志家による大口の寄付やメディアが騒ぎ立てる(大きなキャンペーンになるのだが)事がない限り、映画のパターンが当てはまるとみて、7億円と予想する。 郵送調査のパターンだと4億円なのだが、郵送調査は通常2週間と期間が短く、寄付の場合はもう少し息が長いような気がする。しばらく次のアドレスで数字を追いかけてみようと思う。http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/senkaku_kifu.htm |
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