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このところ、ずっと暖かくラジオでは話題として、「ツクツクボウシの鳴き声が聞こえた」や、「ツツジが咲いた」など季節外れの出来事が取り上げられている。陰暦で考えると、まだ9月であり当然のあたたかさかもしれない。

来月アメリカで緊急サミットが開かれることになった。麻生首相は、成田で緊急会合を開くことを内々に提案したが、緊急時に日本は遠いということで同意を得られなかったと報道されている。地球は丸いのに、平面でしか考えられていないということか。

今回はサミット8カ国ではなく、新興国を加えた20カ国での会議になるようである。サミットは当初日米英独仏の5カ国でスタートし、それがイタリア、カナダが加わって7カ国になり、今ではロシアの参加で8カ国になっている。そのうち拡大することが予想されていたが、今回の金融危機が契機となって一気に拡大しそうである。

洞爺湖の次のサミットが日本で開かれるのは20年後かもしれない。

日本にとって不満は残るのだろうが、アメリカ一国主義から、国際協調へと大きく舵を切ることになりそうで、その意味では今回の拡大サミットの意義は大きいと思う。パラダイムシフトの一つである。

20カ国もの協調が必要ということは、各国政府が同じ制度・考え方のもとに対処しなければならないということであり、市場原理主義の是正ということになると思う。

これもパラダイムシフトの一つであり、企業活動にタガがはめられることになるのだろう。私はここで注目したいのはCSRについてである。

これまでCSRはコンプライアンスが重視されすぎていたように思うが、企業道徳・コーポレートシチズンシップが重視されるようになると思う。

この話は次の機会にもっと詳しく考えを述べたいと思う。
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スポーツの秋到来で、昨日は熱戦が各地で展開されている。ゴルフでは石川 遼が日本オープンで2位に入る活躍を見せた。ホストプロをつとめるスポンサーの大会で連続して予選落ちする中での、好成績であり素質の片鱗を見せつけたようである。日刊ゲンダイでいつも悪口を書かれている親父もほっとしたことだろう。

サッカーのJリーグは相変わらず上位争いと、降格争いは大混戦である。どこが優勝するかわからないし、降格も札幌以外の2チームには大宮から柏までの8チームに降格の可能性がある。JEFは一時最下位に低迷したが、5連勝で15位にまで浮上した。

しかし、降格圏との勝ち点差はわずか1であり、1試合で変わってしまう。磐田、横浜マリノスという数年前までの優勝争いの常連チームも降格の危機に立たされている。栄枯盛衰という言葉がピッタリあてはまる。

箱根駅伝の予選会が一昨日行われた。来年は記念大会ということで、3校多く予選突破できるのだが、毎年本大会で優勝争いをしている順大が12位での予選通過となった。今年の箱根で選手の故障のために棄権し、予選会まわりになったのだが、例年のように10校の枠なら本大会に出場できなかったことになる。どうしたことなのだろう。

プロ野球もCSシリーズの戦いが続いているのだが、盛り上がりに欠ける気がする。シーズン終了から間が開きすぎていること、パリーグは第2ステージなのに、セリーグはまだ第1ステージと足並みが揃っていないことなどが、興趣を起こさない理由かもしれない。

パリーグの開幕に、メジャーの日本での開幕戦を持ち込むという読売の態度が、スケジュールの足並みが揃わない理由である。メジャーの興行を行いながら、一方ではドラフトを経ないでメジャー入りを使用とする選手に先頭を切って反対する、読売グループの態度は気に入らない。

最後はいつもの悪口になってしまった。
この数日好天が続いており、ラジオの交通情報では結構渋滞のニュースが流れている。東名高速も集中工事のために、平日は大渋滞となっており物流に大きな影響を与えているようだ。

パソコンに向かっている時は、いつもラジオを聴きながらというのが習慣になってしまった。チョット前はCDを聞くこともよくあったのだが、パソコンの音声の調子が悪く、今では専らラジオである。

ラジオを聞く人の多くは、自動車に乗っている人であり、交通情報が30分おきに放送されている。今年に入って、「目立った渋滞はありません」という情報が多くなり、景気の低迷を感じていたのだが、夏をすぎる頃から渋滞の情報が多くなった。

首都高速の中央環状線でのトレーラーの炎上による事故の復旧工事で、通行規制が行われた影響のためである。2ヶ月かかって先日ようやく元に戻ったのだが、復旧工事の費用20億円と、その間の通行料減少による損失5億円とを首都高はトレーラーを保有する運送会社に請求するらしい。

保険でかなりの金額は補填されるのだろうが、運送会社にとっては痛い金額だと思う。納得できないのは、利用者の損失は補填されないことである。

利用者の2ヶ月間の時間的損失は膨大なものになるのだが、損害賠償は首都高に払われるだけである。首都高は利用者に対して、「分け前」を還元するべきではないだろうか。

行楽による渋滞を知らせる交通情報を聞きながら、つまらないことを考えてしまった。

今朝の気温は15度で、ヒンヤリした空気が心地よい。この心地よさという感じだが、正反対の要素を持っており、面白い言葉だと思う。

例えば、ヒンヤリしたというのは「冷たさ」を感じてのものであるが、一方では「暖かくて」心地よいというケースもある。衣服が「ピッタリ」して心地よいという事もあるが、逆に「ユッタリ」して心地よいと表現することもある。

心地よさの提供は、CSにおいて重要な言葉であるのだが、状況・場面において使い分けなければ、「不快」の提供にもなりかねない。状況判断をし、選択肢の中から、その場に最適なものをチョイスする必要がある。選択肢を持つことと、判断が重要なことになる。

政治の世界でも、政治家は国民に「心地よさ」を提供する義務があると思う。景気対策で「今をよくする」を重視しなければならない時なのか、福祉の充実で「将来の不安を払拭する」ことが大事なのかなどである。いずれも、国民にとって心地よいことなのだが、やることは全く違うものである。

判断する力が政治家に要求される第一の資質なのだが、その中でも「潮目の変化」を嗅ぎ取る、「魚の目」が最も重要ではないだろうか。

昨日の株価は荒っぽい動きで、東京市場は過去2番目の下げ幅を示し、ニューヨークは1日での値差が800ドルの乱高下である。潮目が変わるときにできる、大きな渦潮に巻き込まれているようだ。

ニューヨーク市場がまた暴落している。止血が中々上手く行かず、病巣の治療が難渋しているだけに、また東京市場をはじめ世界各地に影響が飛散しそうである。

昨日の暴落は、9月の小売統計が大きく落ち込み、実態経済に深刻な症状が表れていることへの嫌気からである。株式市場としては当然の反応であり、これまでの信用収縮による換金売りなどと違い、正常な反応でもある。

貯蓄性向がほぼ0(マイナスというデータもある)という旺盛な消費によってアメリカの経済は成り立っていた(=世界の経済も)のだが、さすがに今回の信用収縮の前には、消費を手控えざるを得なくなったのであろう。

日本も火の粉を払うことに専念しなければならず、いつの間にか11月の解散・総選挙という声が聞かれなくなってしまった。解散が嫌な議員にとっては、絶好の言い訳ができたわけだ。

この間に金融危機対応策で決定打を打てれば、支持率もあがるのだが、アメリカから次から次と火の粉が飛んでくる現状では、後手後手に回らざるを得ず、結果として支持率を下げることになると思う。

解散権を持つ首相なのだが、新聞にはその日の行動が逐一報じられている。森首相の在任時には、毎夜料亭に出没しているのに驚いたものだが、麻生氏はBarがお好きなようで、毎晩のように松本官房副長官とあちこちのホテルのBarに出かけているようだ。

松本副長官とはどんな人物なのだろうかよくわからないが、よっぽど馬が合うのだろう。ブレーンかもしれない。酒を飲み飲み、作戦会議をやっているのだろうか、一昔前の経営者のような行動だ。これではいくら解散を引き伸ばしても、命運が尽きるのではないだろうか。


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