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台風が直撃する可能性が高くなった。進路予想図では、逃れようもないようなコースになっている。昨年は一つも上陸しなかったので、2年ぶりの本土直撃との事である。過去には、9月の下旬に大きな台風がやってきたが、半月ほど遅れているということか。

政治の世界では、8月の終わりに台風が直撃し、様変わりである。麻生内閣が策定した補正予算から2兆円を超える金額を執行停止にし、さらなるカットを目指している姿が連日報じられている。「よくやっている」という印象があり、しばらくは支持率は高止まりしそうだ、

「景気対策」と称して、掴み金を積み上げたようないい加減な補正予算だったから、2兆円くらいはわけのないことなのだろう。雇用対策として投じられた7000億円のうち、6900億円は当面使うことがないとの理由で、国債を購入しているそうである。とんでもない話だ。

頑張って欲しいものだが、これまでの自民党政権と比べると、副大臣や政務官の姿がよく見えるように思われる。これまでは影の薄い存在だったのだが、予算の見直し作業に先頭を切って活躍している風に映る。

大臣だけが目立つのではなく、その下のクラスに存在感があるというのは、チームで真面目に取り組んでいるという印象をもたれるのではないだろうか。臨時国会の論戦でかれらがどのような登場の仕方をするかで、「政治主導」に対する評価は定まるだろう。

ここまでは順調な滑り出しで、期待が持てる。

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今朝は体感的には11月である。週末からのどの痛みがあり、気をつけなければ。

今朝の日経の3面の記事は、「生活関連消費 中高年が主役」という見出しである。何を今更という感じのタイトルである。

バブル崩壊以降、20年もの間の景気の低迷は、サービス業が育たず製造業からの転換で躓いたこと(いまだにそれを引きずっている)、と少子化・高齢化による人口ピラミッドが崩れたことに尽きると思っている。

それがはっきり表れたのは、95年の国勢調査である。サービス業の従事者が製造業を上回り、65歳以上の人口が14歳以下の人口を上回ったのである。兆候はその前から出ていた。「中高年が主役」という見出しは90年代でこそ意味あるが、2009年の10月の見出しとしては、「寝ぼけた見出し」ということになるのではないだろうか。

そんな記事の中で、改めて認識させられたのは、「紙おむつ大人用が逆転へ」というデータである。内需が縮む中で、紙おむつは市場規模が堅調に伸びている。少子化を高齢化が補ってさらにお釣りがあるためである。

このような市場が他にもあるかもしれない。教育産業などはその範疇に入るのではないだろうか。元気で時間に余裕が出来た高齢者の向かう先の一つであると思う。

スポーツの秋が到来し、野球はこれからクライマックス・シリーズから日本シリーズへと文字通りクライマックスになる。日ごろ、ほとんどプロ野球中継を観ないのだが、これからの1ヶ月は釘付けになる。

サッカーは鹿島がずっこけて何がなんだかわからない混戦になってきた。7~8チームにチャンスがあり、ACLの出場権もかかる3位までを目指して、こちらは後2ヶ月デットヒートが続きそうだ。

J2も昇格争いが熾烈で、三つの椅子をめぐって4チームが接戦を繰り広げており、久し振りのJ1昇格となる仙台や平塚の地元はヒート・アップしていると思う。

そんな中で、昨日はゴルフで男女とも見応えのある試合展開だった。男子では、最終組の3人が首位で並んで最終ホールを迎え、最後は石川遼がスーパーショットで優勝した。石川の実力はまだまだ未熟だと思っていたのだが、今期4勝目とあっては素直に実力を認めざるを得ない。

まして、勝負どころでスーパーショットが出せるのは、メンタルの強さであり、スターの証明である。女子の日本オープンでも横峯が最終日に猛チャージをかけてプレーオフに持ち込んだ。

宮里藍も最終日のチャージでいつの間にか3位に食い込んでいる。最終日にスコアを伸ばせるのが一流の証であり、横峯や宮里はその域に達しているということだろう。

男子で優勝争いをした3人や、女子の上位を賑わした選手たちをみると、とにかく若いということである。アラサーにも届かず、石川遼などはまだ高校生である。

彼らがゴルフを始めたのは90年代半ば以降であり、石川などは2000年代に入ってからであろう。バブル期にピークを迎えたゴルフのスターは青木や尾崎など叩き上げの一癖も二癖もあるような選手たちで、爽やかさには縁遠い存在だった。

育った時代の差なのだろう。私は尾崎や青木の世代とほぼ一緒である。なんだか今日の天気のように暗くなってしまった。

このところ楽天が絶好調で、とうとう2位に浮上した。昨日もそうだったのだが、集中打による逆転勝ちが多く、チームの勢いがあり、このままプレーオフに突入できそうだ。

短期決戦になると岩隈、田中の2枚看板を持っているだけにぐんと有利な戦いをすることができる。特に、日本シリーズでは2度ずつ登板できるので尚更だ。ただし、終盤にきて2人の安定感に翳りが見えるのは気になるところだ。

逆転勝ちが多くなってきているのは、中継ぎの投手陣が安定していることの証左でもある。先発が崩れると相手の勢いを止めることができず、大敗を繰り返していた6月~7月の試合振りとは大違いだ。今日の田中VS杉内の両エースの対決が見もので、もし田中が投げ勝つ様ならハムがもたついているだけに、奇跡の…ということも期待できそうだ。

今晩オリンピックの開催地が決まる。リオで決まると思っていたのだが、25%削減という鳩山演説は国際的インパクトを与えており、環境五輪を標榜する東京はひょっとするかもしれない。
昨日は早朝にサモアでマグニチュード8.2の、夕方にインドネシアのスマトラで7.6の地震が相次いで起こった。特に前者は早朝の地震が9時になって、津波注意報が出されたため、NHKのラジオでは午後まで通常5分のニュースが10分に拡大されていた。

マグニチュードで報じられても今一ピンと来ない。我々は震度での表現に馴染んでいるためで、地震速報でも最大震度がいくら位かという数字に目が行く。5を超えると被害が心配され、交通機関に影響がでるので、一つの目安になる。

外国の地震報道では震度での表現を見たことがない。震度表示をしているのは日本だけなのだろうか。もっとも、外国の地震で報じられるのは大きな被害を被ったものに限られるので、震度を云々しても仕方がないのかもしれない。

もう一つよくわからないのは、津波の大きさである。津波注意報を出された時に、予想される津波の大きさも報じられていたが、最高でも40cmであったと思う。これがどの程度のものか判断できないのである。

波の高さをつい連想してしまう。波高は一番下がった時と上がった時の差を言うらしいのだが(どうして測るのかは疑問だが)、目の子で50cmというのはべた凪の状態である。

釣りに出かけるのに、波の高さはチェックするようにしているが、私の場合は2.5メートルを基準にしている。外房などで波の高い日は、隣の船が隠れてしまうような大きなうねりを経験したことがあるが、これで2.5メートルである。これを超えると立っていられず、釣りにならないのである。

波の高さと、津波の潮位の変化とは全く別物なのだが、40cmや50cmというとついなめきってしまうのである。ところが、昨日のラジオの解説で50cm潮位が上がると、流れがぐんと早くなり立っていることが出来ずに倒され、倒れると流れに持っていかれて…となるそうである。

まともに喰らうと、命の危険があるレベルらしいのである。昨日のサモアでは1.6mにまで達し、このレベルでは車が流されたり、建物が破壊される。これらが流されていろいろなものにぶつかり、さらに被害が拡大したようである。

震度ではだいたいの影響がわかるように、津波の潮位についての目安を周知することが必要ではないだろうか。過去に何度も津波の被害を受けた三陸沖では、注意報の発令を受けて直ちに小学校が避難をしたと報じられている。恐ろしさを認知しているからだろう。

昨日も実際に20cmが最高で、八丈島でも「わずかに潮位の変化が認められた」という報道がなされていたが、どのようにして測るのだろうか。


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