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寒い日が続いている。引きこもり状態が続き、運動不足が顕著にお腹に出ている。去年の夏の猛暑による夏太りと同じ症状だ。暑いと言って冷房の利いた部屋にこもり、寒いと言っては暖かい部屋にこもるというのは良くないとは思うのだが…

昨日は専決処分を連発してリコールされた阿久根市長選挙が行われ、前市長が敗退してしまった。敗戦の弁として、「報道と職員組合によって…」というコメントがニュースで流されている。

現地でどのような報道がなされていたのかよくわからないのだが、得票数が8,509と7,645という僅差だっただけに、その思いが強かったのだろう。

権力者のメディア批判ということで、佐藤栄作が退任会見で新聞記者を退けてテレビカメラだけを相手に話をしたことを想い出した。首相在任期間の記録を作っての勇退だったのだが、在任期間が長かっただけに新聞にあれこれ批判されたことも多く、その事が腹にすえかねたのだろう。

権力を握ると批判されることが気に入らなくなるのだろう。小沢一郎も最近はニコニコ動画に頻繁に登場し、自分の主張を訴え続けているようだ。辛口の質問はなく、甘口の質問で自分の都合のよい話だけできるメディアがお気に入りのようとしか見えない。政治家は反論に立ち向かえなければおしまいで、政治生命の末期症状があらわれているのではないだろうか。

日本酒は辛口を訴えると売れるが、甘口と表示すると手を出す人は減るのに。






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寒さと乾燥のせいで、少し風邪の症状が出ている。発熱はないのだが、腹痛とくしゃみの連発である。30年ほど前から、私の風邪は腹痛を伴うもので、最初にお腹が痛くなり、次に喉に症状が出て、最後に熱が出るという順番になる。

幸い喉の方には今のところダメージはなく、これでストップしそうである。薬湯が効きすぎて今朝は8時過ぎまで朝寝坊してしまったのだが、起きてみると窓の外がやたらに眩しく感じてのぞいてみると、うっすらと雪化粧であった。今年初めての雪である。

天気予報では、日本海側と西日本の太平洋側で雪が降るという診立てであった。JRAも京都競馬については開催が危ぶまれるため、前日発売を取りやめて事態に備えていたのだが、京都はそれほどの降雪はなく予定通りの開催とのことである。

一方、中山競馬場は除雪のために発送時刻を1時間遅らせ、障害競走は危険なために中止になってしまった。JRAの予想が大外れになったわけだ。関東に雪をもたらすのは、低気圧の太平洋側を通過する時だが、予想天気図では陸から大分離れた所を通過しそうだったので、大丈夫と判断していたのだろう。不意打ちを喰らった感じだ。

本家でも予想が外れるのだから、私の予想が外れても当然という妙な納得をしてしまう。予想は難しいとつくづく感じさせられた。

相変わらず寒い日が続いているが、寒さ以上に体に影響を与えているのは乾燥だ。今年に入ってからは晴天続きで一滴のお湿りもない。年末にも雨がなかったので、空気はカラカラに乾ききっている。

肌から脂が抜けてしまったため、体中が痒く、特に風呂に入るとたまらなく痒くなる。週末には低気圧が太平洋側を通過する予報になっている。寒気が強い中で太平洋側を通過すると雪になる可能性は高いが、この際雨でも雪でも何でもいいからお湿りが欲しいものだ。

天気が良いのに憂鬱な気分にさせられているのは、今日は月に一度の歯医者に行く日だからだ。歯がきれいになるのは気持ち良いのだが、磨きあげすぎると、今度は神経が露出し知覚過敏の症状が強くなってしまうのだ。

天気も歯磨きもほどほどが良いと思うのだが…
千葉県西部の内陸部に、鎌ヶ谷市という人口10万人の市がある。今では北総鉄道が京成線と直通運転をしており、都心との連絡ができるが、それまでは新京成や東武野田線という環状路線しかなく、鎌ヶ谷大仏という小さな大仏しかない(おかしな表現だが奈良や鎌倉の大仏と比べるとスケールは2段階落ちる)、極めて地味な街である。

私は何度か通過したことがあるが、大仏を横目でちらりと見ただけで、ほとんど記憶はない。その鎌ヶ谷が連日ニュースで取り上げられている。日本ハムの二軍施設があるためで、一昨日斎藤が入寮し、昨日は新人の合同自主トレ初日とあって、大勢の報道陣が詰めかけニュースとして取り上げられたのである。

昨日の練習初日には、2500人のフアンが詰めかけてようで、しばらく鎌ヶ谷の斎藤フィーバーが続きそうだ。ニュースでたびたび取り上げられることで、鎌ヶ谷市にとっての広告効果は絶大である。

経済効果も少しはあるようで、駅から車で10分の距離に練習場があり、10組を運んだとニコニコ顔のタクシー運転手が映像に登場していた。車で10分の距離ということは、鎌ヶ谷のような田舎町ではメーターは1000円を超えるだろう。駅待ちをしているタクシーにとっては、頬が緩む思いがけない経済効果だ。

街起こしに乗り出したいのだろうが、残念なことは鎌ヶ谷は二軍の本拠であるということだ。斎藤が期待通りの活躍をするなら、鎌ヶ谷には居らず、居続けるということは期待外れでしかない。関係者にとってはさぞかし残念な斎藤人気だろう。

キャンプがはじまる2月までの束の間のフィーバーなので、見に行きたいという野次馬根性があるのだが、交通の便がいかにも悪すぎる。野次馬精神はマーケッターの原点であると思うが、今回は自重しよう。
全国各地で、「タイガーマスク運動」が拡がっている。ニュースが相次いだ影響か、これまでに100件を超え、特に一昨日は一日で70件を超えるタイガーマスクが出没した。メディアの威力の凄いところだ。

一方では、「ハイタッチ隊」というユニークな活動もニュースとして取り上げられている。見知らぬ人同士がハイタッチを交わし、元気を注入しようというもので、パワースポットブームに通じるものがあるのかもしれない。

タイガーマスクもハイタッチ隊も自主的な活動であり、国・行政には任せておけないというのが根底にあるのだろう。ジャパン・シンドロームを何とかしたいというのがあるのかもしれない。

そのジャパン・シンドロームだが、人口減少が社会制度や経済に大きく影響を与える症状を指すような言葉で、世界に先駆けて突入した日本の事例を参考にしようと様々な国で研究が進められている。リーマンショック以降の金融危機に際して、各国が90年代の日本の金融危機への対応をケーススタディとして対策を講じたのと同じ構図である。

これから来るであろう「失われた30年」というのは、ジャパン・シンドロームの最も深刻な症状ということなのだろう。

人口減少は総人口の減少が始まった06年からメディアでは盛んに取り上げられた。しかし、私は15歳から64歳の生産年齢人口に着目すべきだと考えている。生産年齢人口は、労働力であると同時に、消費を担う世代でもあるからだ。労働力不足をきたすだけでなく、消費不足=デフレの元凶でもあると思っている。

その生産年齢人口は、95年をピークに減少を始めており、総人口の減少よりも10年前に到来している。これが失われた10年をもたらした最大の要因である(二番目の要因はサービス業への転換がうまくいかなかったことだが、そもそもサービス業は“人”に対するものであり、人口減少がサービス業の成長を阻害する要因として働き、これも人口問題として考えられる)。

しかも、2015年には団塊世代がすべて65歳を超え、この5年の間にさらに急激な生産年齢人口の減少を迎える事になる。国の財政状況は深刻な状況になることは必至でまったなしの状況なのだが、政治家は目先の事ばかりに追われて来るべき2015年を見据え、さらにその先に来る財政破綻を回避しようとする臭いも感じられない。

このような現状に、“業を煮やした”のがタイガーマスクやハイタッチ隊の出現ではないだろうか。今日は民主党の党大会が行われるのだが、小沢や問責など火の粉を払うための議論ではなく、ジャパン・シンドロームやタイガーマスクの議論をしてもらいたいものだが…



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