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あまり報道されなくなったが、タイガーマスク活動は静かに続いているようである。名前を秘して社会貢献をするというのは、いかにも日本人的活動であり、日本における“寄付の文化”のスタイルであろう。

新大久保駅で線路に落ちた人を助けようとして韓国人青年と日本人が死亡して10年が経った。その行為に感動した人たちからの募金を元に基金が設立され、その奨学制度を利用して来日した留学生が500人を超えたという。

一人2百万円として、合計1億円を生み出す基金が集まったわけだ。消費が低迷している中で、感動したことには気前よくおカネを出す人が大勢いることで、ほっとした気分になれる事が出来る。

ところで、タイガーマスク運動の先駆けとして、競走馬にタイガーマスクという名前を付けた馬主が居た。獲得した賞金の8割が馬主のものになるが、タイガーマスクはレースで得た賞金の馬主の取り分をすべて寄付するということであった。

この企画に賛同して、調教師と騎乗した騎手もその取り分(調教師は10%、騎手は5%)をすべて寄付するというものだった。タイガーマスクは故障がちであったが、なんとか2千万円近くの賞金を稼いで多大な寄付をしたことになる。

そのタイガーマスクは昨年で引退してしまい、この馬主の活動は終わったと思っていたが、後継者(馬)が居たのである。ジャービスという名前で昨秋デビューし、これまでに4回走って770万円を獲得している。

先日行われた1着賞金4千万円の重賞レースで3番人気になるほどの素質馬であり、タイガーマスク以上の寄付を集められそうである。応援したくなる。

なんでジャービスという名前になったのか調べてみた。「あしながおじさん」のジャービス・ペンデルトンに由来するそうである。馬主の楽しみの一つは命名にあるのだが、山本馬主は3代目にどんな名前を用意しているのだろうか。

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最高気温が10度に満たず、最低気温も氷点下前後という日が続いている。しかし体が寒さに慣れてきたのと、陽射しが強くなってきたので一時ほどの寒さは感じなくなってきている。週末には一段と寒くなる予報が出ているが、これがこの冬の寒さの底になりそうである。月が替わると暖かくなることを期待したい。

一昨日の日本と韓国の試合の視聴率は40%と発表された。私のようにBSで観戦していた人も多いので、地上波と合わせると60%を超える視聴率になったのではないだろうか。時間帯も良かったのだが、アジアの試合でもあり驚異的な視聴率だと思う。

決勝は6-0でウズベキスタンに完勝したオーストラリアとの試合になるが、先制されてウズベキスタンのモチベーションが下がったための点差であり、6点にビビることはないと思う。

ただし守備に不安定さがあるため、日本が第二のウズベキスタンになってしまう可能性もあるとは思う。韓国との後半以降のような防戦一方になるとそうなるので、どれだけ攻撃できるのかがポイントになるが、香川の骨折の影響はどうなるのだろうか。

松井も負傷して帰国してしまったので、コマ不足になっているポジションだ。細貝を入れて遠藤を前に上げるのではないだろうか。

ところで香川の骨折だが、当初右足甲の骨折と発表されていたため心配していた。甲は骨が7枚重なりあっている部分であり、骨折すると治りにくい厄介な部分であるからだ。

私も学生時代に何度か左足の甲を骨折や捻挫したことがあり、松葉杖と接骨医のお世話になったことがある。同じところを何度も傷めるというのは、今から考えてみると体のバランスが悪いためなのだろう。とにかく治るのに時間がかかるため、せっかくブレークしている最中であり、今後への影響が心配だった。

幸い香川の骨折の場所は、甲ではなく小指の付け根という発表がされたので、厄介な所を避けられたようである。一安心だが、問題は決勝戦の開始が夜中の一時からということだ。私にとってもっともきつい時間帯であり、はたして観戦できるのだろうか。厄介な時間だ。




昨夜は、日韓戦は一筋縄ではいかないことを再認識させられた試合だった。前半戦は、不可解なPKで先制を許したものの、見事なパスワークで相手を圧倒し、W杯のスペインのようなスーパー・ゴールで同点にした時は勝利を確信していた。

ところが後半に入ると日本の足が止まり、韓国にゲームを支配され雲行きが怪しくなってしまった。前半や後半の序盤では面白いほど中盤でボールを捕れたが、逆に韓国が常にボールを保持し防戦一方になってしまった。

延長戦ではさらに韓国の攻勢に押されて不利になったが、幸運なPKでリードをすると、その後は猛攻をいかにしのぐかという防戦一方の試合になってしまった。

守備的な選手を二人投入し、何とか逃げ切るかと思ったがそんなうまくはいかず、土壇場に同点に追い付かれてPK戦になった時は負けを覚悟した。勢いの差がPK戦で現れると思ったからだ。

そのPK戦は、韓国の若さが露呈し何とか決勝に進むことができた。PKではなく判定で決着をつけるとしたら、前半は日本のポイントだが、後半と延長は韓国のポイントでありトータルでは韓国に旗を上げることになったと思う。

苦戦の要因は攻めが続かなかったためだと思う。守りに回ると相手の攻撃に勢いがついてしまい、さらに防戦を余儀なくされるという負のスパイラルに嵌ってしまったのだ。勝負事は受け身に回るとダメだということを改めて感じさせられた。守備的選手を投入するという監督の采配ミスだと思う。

それとパク・チソンの強さにやられた面もある。彼がボールを持つと止めるのが容易でなく、チームのリーダーとしての存在感を示していた。さすが、マンUでレギュラーを確保しているだけのことはある。

試合前の入場を待つ時に、遠藤がパク・チソンに挨拶をしている姿が映って不思議に思っていたが、パクが京都に在籍していた時に同僚だったことを今思い出した。何語で話をしたのだろうか?

ワインをチビチビやりながら観ていたのだが、試合がPK戦にまでもつれたおかげで、いつの間にかボトルが空になってしまっていた。今朝は少し二日酔い気味だ。


視力が衰えたことで、集中して文章を読むことが辛くなり、読書のテンポがかなり落ちてきている。そんな中で最近印象に残った本が、「街場のメディア論」(光文社新書 内田樹著)である。

本書は、神戸女学院大学での「メディアと知」という講義をベースに書かれたもので、口語調であるため非常に読みやすい本である。内容は、筆者のメディアに対する考え方を示したもので、「メディア・リテラシー」の教科書とも言える本である。

常々メディアの“正義面”に胡散臭さを感じていただけに、弱者の味方を振りかざして問題が起こるたびに医療機関や学校を叩く“魔女狩り”的なメディアの体質を批判しているのを、気持ちよく読み進んだのだが、ハッとさせられるくだりがあった。

経済学者の宇沢弘文氏の「社会的共通資本」を引用して、「自然環境や社会インフラ、制度資本(教育・医療・金融・行政・司法など)について、政治にも市場にも委ねてはならない」というものである。

こういうものは、コロコロ変わるのは好ましくないし、わずかな入力差が大きな出力差となって現れる市場原理で考えるのではなく、入力に対して感度の鈍い「惰性の強いシステム」として考えるべきであるという主張だ。

確かに、社会的共通資本は“ある”ことが大事であり、これを効率指標で捉えると、民営化後に大きな問題となっている非効率な郵便制度の存廃が顕著な例であろう。非効率がそのまま放置されるべきではないが、非効率を理由に存在を問われるべきではないのだと思う。

筆者は、変化=変わることを好むメディアが、社会的共通資本に対しても、ビジネスの世界と同様に変化を煽る体質があることを指摘しているのだと思う。

自分自身の仕事を振り返ってみると、病院や保育所、生命保険などの社会的共通資本についてもCS調査を手掛けてきた。CSは顧客の選択を出発点とする極めて感度の鋭い市場原理に即した考え方である。これを社会的共通資本にも適用してしまったという反省がある。

市場原理の真っただ中で競争するビジネスの世界ではCSは絶対的なものであるが、社会的共通資本の分野ではCSを絶対視するのではなく、インセンティブのような捉え方をすべきだったと思う。

インセンティブはご褒美・おまけのようなものであり、それですべてが決まるものではない。社会的共通資本についてはもう少し勉強してみたい。
昨日の都道府県駅伝で、今年の駅伝シーズンは終わった。大昔に駅伝を走った身としては、箱根駅伝も面白いが、中学生から一般社会人までが出場する都道府県対抗駅伝も私は大好きだ。中学生や高校生が7区間のうち5区間を占め、その世代の活躍なしに上位に食い込むことはできない仕組みが気に入っている点だ。

暮れの高校駅伝はチームとして出場できないランナーも、都道府県駅伝では県代表に選ばれる制度になっている。例えば宮城県は高校駅伝では仙台育英が留学生を擁して毎年のように出場しているが、昨日は宮城代表として走っていたのは、育英高校のランナーではなかった。

アンカーにタスキが渡るまでトップを守っていたのは、高校駅伝に出場できなかった選手たちが頑張っていたおかげであり、彼らにとっては一月遅れのひのき舞台になったのだろう。

昨日行われた男子は栃木が優勝し、一週間前の女子の優勝は京都であった。東京や大阪といった大都市はベスト10にも入れなかった。今年に限ったことではなく、例年男女とも東京や大阪は優勝争いに顔を出すことはない。高校野球やラグビーでは常に都市部の高校が優勝候補に名をつられぬのに、駅伝ではあまりふるわない。

都会の子供はかけっこが苦手なのだろうか。子供の体力低下が叫ばれているが、都会の子供に顕著なのかもしれない。



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