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相変わらず寒い朝だが、積雪はなく時々薄日が差している。これからも雪雲が続くとのことで、小雪がパラパラしそうで、寒さが嫌いなジジィは今日も引きこもり状態になりそうだ。

結局ムバラク大統領が辞任をし、チュニジアに続いて民衆革命(あるいはインターネット革命と呼ぶべきか)が成就したことになる。

前日にはテレビ演説ですぐに辞任することはないと宣言したムバラクが、退任に追い込まれたのは政権に大きな影響力を持つ軍部の圧力が強く働いたためと思われる。軍事政権樹立とはならないようだが、これからも政治に軍が大きな影響を与えることは間違いないだろう。

世界を眺めまわすと、軍が政治に力を持つ国は多い。社会的に未成熟な国ほど軍需政権色が強いように思う。アフリカ大陸のサハラ以南の地域では軍事政権だらけだし、日本も戦前は軍が政治に大きく介入し、第二次世界大戦の悲劇を招いている。

ところで日本の平均年齢は45歳に達し、世界一の高齢国家だが、戦前の日本の平均年齢は25~26歳で推移していた(昭和30年ごろまでこの水準だった)。アフリカ大陸のほとんどの国の平均年齢は10代であるが、その中で最も平均年齢の高い国はチュニジアの28歳、次いで24歳で南アフリカとエジプトとなっている。

若い国家の中で、少し大人の国で民衆革命が起こったというのは面白い現象だと思う。国の平均年齢というのは、社会の成熟度を示す指標だと再認識させられた。軍の影響力の強い北朝鮮の平均年齢はいくつだろうか?

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寒い朝であるが、曇り空でまだ雪は降っていない。午後には雪になりそうで、明日まで降り続くという予報になっている。今日は一日外出しなくてもよいような準備はしていたのだが、さらに月曜日にも雪マークがついており、覚悟をしなければならない。

辞めろと言われて、覚悟が出来ていない男が二人いる。一人は、民主党の小沢元代表だ。検察審査会の強制起訴を受けて、民主党の執行部が処分をするため、昨日代表との会談が行われたが結局物別れに終わり、来週にも何らかの処分が行われることになりそうだ。

私は、起訴されたことを理由に処分を行うことには反対だ。推定無罪の原則があり、しかも検察の捜査に問題があるため、起訴ということだけで責任を問われるのはおかしいと思う。

しかし国会招致には賛成だ。政治とカネの問題は、起訴された嫌疑だけではない。政党助成金を流用し子分に5百万円ずつ配った件は、法的に問題はないかもしれないが、道義的には大きな問題だと思う。国会招致を拒否したことを理由に処分を行うのは許される。

もう一人辞めない男はエジプトのムバラク大統領だ。国民に対して夜に重要な演説を行うと発表され、側近の思わせぶりな発言も重なって辞任必至の見方がされて、今朝の新聞には辞任のニュースが流されていた。しかし、期待に反して(?)、日本時間の朝6時から行われた演説では、結局9月の任期満了で辞任するということで、何の進展もなかった。

これで、恒例となっている金曜礼拝の後のデモは一層激しくなるのは目に見えており、引きずり降ろされる可能性が高くなったのではないだろうか。

菅首相のように空気を読みすぎてフラフラするのも困りものだが、空気を読むことを全くしない権力者も問題だ。この逡巡により、どれだけ血を流す人が増えるのか気がかりだ。
昨日の朝は小雪混じりの雨で、非常に寒かった。ところが、昼には一転して暖かくなり、一日で真冬と春とを行き来した。天気予報の通りである。

今朝は好天で暖かい朝だが、予報では今夜から雪とのことで、明日の祝日は雪かきに追われそうとまで述べている。昨日のように雪がちらつくのではなく、積雪を予想している。

太平洋側の積雪は、低気圧が日本の南岸を通過し、上空に寒気が張り出した時に生じるものである。高校生の頃、登山のために読んだ気象の本には、この低気圧が台湾近くで発生するので“台湾坊主”と呼ぶと書かれていた。今晩からの降雪はこの台湾坊主がお出ましになるということだ。

今朝の日経には、「北極海の高気圧 日本に豪雪呼ぶ」という見出しの記事が掲載されている。

海洋研究開発機構の研究で、北極海の中のバレンツ海とカラ海の周辺に張り出す高気圧の影響で、西シベリアに寒気が蓄積しそれが日本に流れてきて日本に豪雪をもたらすというメカニズムを発見したというものだ。

バレンツ海に高気圧が張り出してから、7~10日後に寒気が日本に到達するとのことであり、10日先の豪雪が予想されるなら、何かと重宝されそうな研究成果だと思う。

はるか彼方の気象現象が日本に影響をもたらすものとして、南米大陸沖のエルニーニョやラニーニャが良く聞く言葉だが、これからはバレンツ海高気圧という言葉をよく耳にするかもしれない。

ところで、バレンツ海の高気圧が7~10日後の豪雪が予想できるものなら、その高気圧を発生させるメカニズム(例えば北海やアイスランドの気象条件など)を知りたくなる。半月後の予測が可能になるからだ。

それがわかると、仮に北海高気圧と名付けると、北海高気圧の発生メカニズムを知りたくなり、アフリカ大陸の西岸や北米の東海岸辺りに目がゆくことになるのだろう。

これをドンドン進めるとグルグル回りでわけがわからなくなってしまいそうだ。気象学にスパコンの出番が多い理由が良くわかる。
久しぶりのお湿りは、乾燥肌に悩む年寄りには恵みの雨だが、このところの暖かさに馴染んできた身体には少しつらい。週末にはもう一段スケール・アップした低気圧のために雪が予想されている。春が待ち遠しく、「歩き始めたミヨちゃん」の心境だ。

春がなくなった相撲は、夏も来ないかもしれない。携帯電話の不具合が頻発しているためだ。今回の騒動のきっかけは、昨年の野球賭博の際に押収された関係者の携帯から、消去されたメールの記録が復元され疑惑が浮かび上がったためだが、脛に傷を持つ連中にとっては、証拠隠滅の唯一の手段は携帯を隠すしかないのだろう。

状況証拠としては、携帯の提出を拒んだ力士は限りなくクロに近いようだ。問題は、14人の携帯にこだわりすぎて、事件が矮小化して捉えられてしまうことだ。

14人の黒白を付けるのが調査委員会の目的ではないはずで、過去に遡って膿を出し切るのが使命だと思うからだ。キーマンの中盆がどのように“伝統”を継承してきたのかが焦点だと思う。

調査の進展いかんによっては、親方連中にも類が及び秋も来ないかもしれないのだが。

昨日のスーパーボウルは結局パッカーズが逃げ切り13年ぶりのチャンピオンになった。内容的には押されていたが、パス・インターセプトが2つ、ファンブル・リカバーが一つの合計3つのターン・オーバーを得て、それをことごとく得点に結びつけたのが勝因である。

勝負事には流れが重要で、いいリズムで攻めながらミスを犯すと流れを切ることになる典型的なゲームだったと思う。

優勝したパッカーズは、人口10万人ほどの、ミシガン湖に近い町のチームである。日本のサッカーに例えると鹿島や磐田の規模である。この町に7万人収容のスタンドがあり、常に満員の観衆を集めるのである。

もっと凄いと思うのは、シーズン席のキャンセル待ちが30年を超えるということである。キャンセル待ちの権利は、財産相続の対象にもなっているほどだ。

アメフトをマーケティングの視点から見ると、究極の“飢餓のマーケティング”であると思う。シーズンは9月から12月の4カ月だが、その間チームがホームで試合を行うのは8試合にすぎないのである。

2週間に一度しか地元で試合が行われないため、飢えたフアンで常にスタンドが満員になるのである。試合数が多い野球との違いだ。

試合時間は1時間だが、プレーとプレーとの間に間があり、昨日の試合も8時半のキックオフで、試合終了は12時を少し超えていた。3時間半も楽しめるのである。

プレーごとに間がある点では野球と同じで、サッカーやラグビーとは異なるゲーム性である。次にどんなプレーをするかを予想しながらプレーを観るという、間合いを楽しむスポーツだと思う。

スーパーボウルによるチャンピオン決定までの道筋も巧みだと思う。地区優勝チームに加えて、2位以下の上位2チームがワイルド・カードとしてプレーオフに進むため、終盤まで目が離せない展開になる。今年のチャンピオンのパッカーズは終盤3連勝をしてようやくワイルド・カードの最後に名を連ねたのである。

プレーオフは1月に入ると毎週行われ、一挙にリーグチャンピオンが決定する。あっという間の出来事のように、トントン進むのである。ここからが憎いところで、リーグ・チャンピオンが決まってからは1週間の間合いを置き、スーパーボウルを迎えるのである。ここにもジラシがあるのだ。

飢餓のマーケティングを徹底することにより、頂点のスーパーボウルの価値を高め、TVのスポットCMが何百万ドルにも跳ね上がるという、スポーツ・マーケティングの一つの完成形を成し遂げたのだと思う。

忘れてならないのは、プレーの迫力・見事さという品質の高さが土台にあるからこそ、飢餓のマーケティングが成果を収めるのである。レベルが低いのに飢餓のマーケティングを仕掛けようとしても、仕掛けた方が飢えてしまうだけだ。間合いの魅力では共通するものがある相撲が、八百長疑惑という品質問題で飢え死にしかけているように。


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