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冬の乾燥が続いている。知らず知らずのうちに身体をボリボリしており、お腹の周り特に背中がひどい状況になってきた。年寄りの乾燥肌には、この時期の雨なしは辛い。予報を見ると、この1週間も晴れマークが並んでおり、辛抱の時間が続きそうだ。

辛抱を続け、ひたすら低姿勢路線の野田内閣の支持率がNHKの世論調査では30%と、発足時の半分になってしまった。支持率は減価償却されるものだが、4カ月で半減とは償却率が高すぎるようだ。

「社会保障と税の一体改革」と言いながら、増税の話だけで肝心の社会保障の改革の話が欠落しているという中途半端なこと。議員定数の削減や歳費カットなど、身を切る努力が見えないこと。国際的なプレゼンスの低下などが主な理由であろう。

しかし、政党支持率を見ると野党の自民党も低迷をしており、支持政党なしが最大勢力で半数近くを占めている。自民党も対立するだけで、昔の「何でも反対」の社会党のようで、国民の支持は得られないのだと思う。

何も決められないことが政治不信につながっており、支持政党なしが半数近くになっているのだろう。このままでは、支持政党なしが50%を超える事態が近い将来起こりそうな気がする。

政治不信は日本に限ったことではなく、アメリカの大統領選挙は一向に盛り上がらないし、イタリアのように内閣から政治家が締め出されるような段階にまで発展したケースもある。選挙を意識しすぎるため、何も決められないという民主主義の欠陥が明らかになってきたようだ。

資本主義がマネーの暴走で仕組みがおかしくなってきたように、民主主義も“数の論理”の暴走で曲がり角に来ているのかもしれない。

今流れているラジオの天気予報では、午後には降水確率50%とのご託宣である。身体のかゆみから逃れられそうだ。
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年末から年始にかけて、BS1のスポーツ特集番組をかなり見た。大晦日にはなでしこのW杯や五輪予選の全試合を放映しており、さすがに24時間は見る事が出来なかったが、決勝の沢の同点ゴールは神技であったことを再確認した。今晩(明日の未明だと思うが)バロンドールの発表があるが、沢にもうひとつの勲章が加わると思う。

もう一つ面白かったのは、「伝説の名勝負」というタイトルで、新日鉄釜石が7連覇を達成した試合を、松尾と平尾という両チームのエースが試合を語りながら進めるという番組であった(今日3時から再放送される)。

このころは母校のラグビーの黄金時代ということもあって、大学選手権や日本選手権は国立競技場に通い詰めており、「伝説の名勝負」もスタンドで観戦していた。

スタンドは超満員で、ゴールポストの後ろしか席が取れず、日光を背に受けるスタンドからみて右側のゴールポスト裏がいつもの席になっていた。横の動きはよくわかるが、縦の動きはわかりにくく、テレビのアングルとは違うものであったが、これはこれで新鮮な感じがしたものだった。

学生が果敢に社会人に立ち向かう姿に感動を覚えたものだったが、特集番組でもう一度見返しても好ゲームだったと思う。

昨日は、大学選手権の決勝が行われ、関西の大学から天理大学が久しぶりに決勝に進出し、帝京大学が伝説の名勝負に登場した同志社以来の3連覇に臨むとあってテレビ観戦した。

スタンドは空席が目立ち、往時の大学選手権の決勝の熱気にあふれたスタンド風景とは様変わりしていた。伝統校ではないため、OBの厚みがちがうこともあるのだろうが、試合が始まってその理由がよくわかった。つまらないのである。

昨年のW杯もそうだったが、密集戦が多すぎ、ボールがバックスに回らないのである。攻撃の継続を促すために、ボールを保持する側に有利なルール改正を行ったらしく、密集の回りでの攻防がやたらと続くのである。

天理大学はバックスの展開力が売り物で、天理大学にボールが渡ると面白い展開が見られたが、帝京大学は強力FWが武器で、帝京大学にボールが渡ると密集戦が延々と続くのである。相手に有利な状況を作らないという戦略とは理解できるのだが、後ろに立っているバックスは風邪をひくのではといういらぬ心配をしてしまうほどだった。

「伝説の名勝負」を戦った新日鉄釜石も同志社も強力FWだったが、バックスと一体となってスピード感があったため、“観て楽しい”試合だったと思う。ルールは国際的なものなのでどうしようもないのだが、体格勝負の比率がたかくなりすぎるのはどうかと思う。

日本でW杯の開催が決まっているのだが、このままでは国民の関心は惹かず、不人気な大会になると危惧している。
暮れに正月用の酒を仕込みに酒屋に立ち寄った時に(これがいけなかったのだが)、店先に「大吟醸の酒粕」が積まれていた。酒の搾りかすなのだから、大吟醸の酒粕もあって当然なのだが、店主によると評判がよいとのことなので一つ買い求めた。

この時期の私の定番の一つは酒粕で作る甘酒である。朝起きた時に一杯飲むと体が温まり、朝の動き出しがスムーズになる。早速「大吟醸の甘酒」を試してみた。ふつうの酒粕は白いが、これは少し黄色い。黄色の甘酒はさすが大吟醸らしく上品な味わいであり、お気に入りに付け加えられた。

甘酒がよかったので、「大吟醸の粕汁」に挑戦するのは自然な流れである。粕汁には、塩鮭が必要なのだが極辛でないといけない。海老の桑田にはこの極辛の鮭が常備されている。普通に焼いて食べると、辛すぎて一切れを一回では食べ切れない代物だが、粕汁にはちょうど良いのである。

これを買って新年のあいさつをしていたところ、目の前に得体のしれないものが置かれていた。聞いて見ると生海苔とのこと、「水洗いして乾煎りし、醤油とお酒とみりんで味付けをし佃煮にするのよ。試してみたら」とおかみにけしかけられ、生海苔も買うことになってしまった。

大吟醸の粕汁は、上品すぎて粕汁には今一だった。お椀にはあうのだろうが、丼ブリで食べるにはもう少し下品なモノの方があうのだろう。一方、生海苔の佃煮の方だが、味見をしながら煮詰めていったのだがもう一つしっくりこなかった。そこで鰹節をふりかけたところ、何とか食べられるモノには仕上がった。もう1~2回トライすれば自己流海苔の佃煮ができるような予感がする。

70代の生活の予行演習期間に、料理のレパートリーを増やすのも一つの手のように思う。全治10日の自粛期間でもあるし…
昨日はいくら暇だとはいえ、平日に競馬場に出かけたのがいけなかった。金杯の単勝は的中したが、その他はさっぱりで、全治10日の深傷を負ってしまった。10日間の小遣いを自粛しなければならないという意味だ。金杯で乾杯のはずが、完敗になってしまった。

心を入れ替えてテレビのニュースを見ていると、気になるニュースが一つあった。ネットの口コミサイトに「書き込み屋」という業者の存在である。書き込みを口実に飲食店に料金を請求するものである。

とっさに頭に浮かんだのは、暴力団の存在である。取り締まりの強化により、「みかじめ料」が取りにくくなったところでの、形を変えてのものだという想像だ。小間使いの手下を使っての“組織的対応”は彼らにはノウハウがある。おれおれ詐欺と同じように動員力を活かした新業種なのかもしれない。

第三者という立場で勝手に他者を評価するビジネスを、私はどうも気に入らない。ミシュランもしかり、最近度々登場する「格付け会社」もそうである。

特に格付け会社が公表することにより、企業の資金調達に支障をきたすばかりか、国家の財政にも大きな影響を与えるようになってきたいる。格付け会社は公表に際してどこからもカネを受け取っておらず、表面的には何の利益もないはずだ。

しかし、相場には大きな影響を与えており、そこで何らかのゲインがあるのではと勘繰りたくなる。いかがわしい商売だ。格付け会社も書き込み屋も、「人のふんどしで相撲を取る」という点では同じように見えてならない。
仮眼鏡をかけて1週間経過したが、問題はなく快適に使えている。この分だと、このままで“仮”の文字を外すことができそうだ。

目の調子がよくなってきたことで、本を読むのがぐんと楽になったのだが、暮れからの粕漬け状態のためにせっかく仕入れた6冊の文庫本は手つかずになってしまっていた。ようやく昨日からピッチが上がり始めて2冊目に入ることができた。

昨日早速電話があり、今年の初仕事のプレゼンは2月1日に決まった。仕事は今月中旬から動き出すのだが、継続プロジェクトなので私が手を出す必要がなく、実質的仕事始めは2月1日になるのだ。

ということで、今月は無聊をかこつことになる。仕事は多分70歳くらいまでやるつもりでいる。視力も回復したこともあり、それまでは何とか気力・体力は維持できると思うが、知力の維持は大変であり、70代になっての仕事の続行は難しいと思う。


仕事のなくなった70歳代の生活の予行演習が今月訪れる事になるのだが、これから視力の回復度合いのチェックと、運動を兼ねて金杯を見に行くつもりだ。こんなことでいいのだろうか?


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