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総務省から住民基本台帳に基づく2006年の人口動態の資料が発表されました。2005年には初めて人口減になったのが昨年は、わずかではあるが出生が死亡を上回り再び人口が増加したというものです。総務省の分析によると第二次ベビーブーム世代(1970年代前半生まれ)の層で出生が増えたのが要因ということです。造成は今後も続くのでしょうか?

人口減少傾向の兆しは80年代からおきており、それまでは10年間に1千万人づつ増えていたものが、80年から90年にかけて600万人の増とややブレーキがかかりははじめ、90年代の10年間では300万人の増加にとどまり、2000年からの5年間ではわずか70万人しか増えず、少子化が大きくクローズアップされるようになりました。

少子化の要因は様々なことがいわれていますが、最大の要因は晩婚化と未婚化にあると私は思っています。結婚している人の子供の数は、2.2人前後でこの30年間一定しており、子供を生まなくなったことが原因ではないと思います。一方、結婚しない人の割合はずっと増え続け、出産適齢期の20代後半の未婚率は増え続け、80年ごろには30%だいであったものが2000年には50%を大きく超えており、結婚を早くにしなくなったことが少子化の最大の原因であると考えられます。

第二次ベビーブーム世代は段階に匹敵するほどの人口があり(現在東京で5歳刻みで見た人口が最も多いのは30代前半です)、本来なら90年代後半から2000年代前半は第三次ベビーブームになっていてもおかしくないように思います。それが実際には人口減少の主役になり、子供を生まない人が増加し、ようやく30代後半に差し掛かった昨年少し子供を生み始めたのが、人口増につながったようです。

女性の出生率だけに目がゆきがちですが、男の方にも問題があります。2000年の国勢調査で、30代前半の男性のどくぢんりつが50%を超えています。30半ばを過ぎて、ようやく身を固めた男性が増えてきたのが昨年の出生数の増加につながっているのではないでしょうか。そいうことからすると、2010年前後までの数年間は出生数の低下に歯止めがかかり100万人を超える出生が続くものと予想されます。但し高齢化の進展は急ピッチで続いており、年間の死亡者が130万人に達するのもそう遠くないところに来ており、人口減少は避けられないと思われます。

団塊世代ばかりが注目されますが、第二次ベビーブームの世代の行動が社会に与えるインパクトも相当なものです。私自身は団塊世代真っ只中で、育ってきた環境や世代の雰囲気は十分理解しているつもりですが、第二次ベビーブーム世代についてはよくわかりません。しばらくこの世代についての分析をしてみようと思います。
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NHKのニュースで、運動が大腸がんの予防に効果があるするニュースが流れていました。これによると、6万5千人の人を対象に、仕事の内容や日ごろ行っているスポーツ、通勤形態などにより運動量を数値化し、これを4つのグループに分けて6年間の追跡調査をしたところ、男性ではもっとも運動量の多いグループは最も少ないグループに比べて大腸がんの発症率は3割少なく、結腸がんにいたっては4割も少なくなっており、大腸がん予防に運動が効果的だというものでした。

この数値をみて疑問に思ったのは、大腸がんにかかる人は人口10万人に対して50人くらいであり、6年間ではその5倍として300人とみると%にすると、0.3%になります。3割がんに罹りにくくなるということは、0.2%であり、0.3と0.2で違いがあるといえるのだろうかということです。4つのグループに分けて1グループ1万6千人とすると有意差が認められるのは0.08%以上の差があったときで、このデータではギリギリ認められるかどうかという結果になっています。

そもそも運動量の多いということは体に元気があり、病気にかかりにくい体質の人が多いかもしれません。運動量の多さは意志の強さ、体調管理に気を使う人が多いとも考えられます。他のがんや病気の罹患率も少なくなっているのではないでしょうか。

外国の研究で、大腸がんと運動の関係についていくつもその効果として発表されているようです。これを日本でも確認をし、がん予防のキャンペーンに役立てようとして実施されたもののようですが、効果測定が上手く行かなかったのを無理やりこじつけて発表したのではないかと思います。ニュースによると女性ではこのような傾向が見られず、家事労働における運動量測定が反映されなかったのではないかという分析がされていました。10万人に対して300人ほどが大腸がんに罹ったことを分析した結果ですが、10万人に300人ということは千人になおすと3人になります。まさに“千三つ”の話だと思うのですが、皆様はどう思われますか。
NHKの記者だった手島龍一と外務省のラスプーチンといわれた佐藤優の対論「インテリジェンス 武器なき戦争」(幻冬舎)を読んだ。CSの講演の中で、情報提供の重要性を訴えるときに、インフォメーション(お知らせ)ではなく、インテリジェンスの観点で情報提供を考えるべきだとしているので、インテリジェンスと言う言葉に興味があった。

辞書を引くと、インテリジェンスの意味として、知識や知恵があげられている。情報提供を企業側からのお知らせではなく、相手(顧客)の知りたいこと(知識や知恵に結びつくこと)を知らせる観点で考えるのがCS向上の決め手になるとしているのである。

この本でいうインテリジェンスの意味は少し違い、昔の日本陸軍で使っていた「秘密戦」と言う概念に近いものだとしている。「秘密戦」は、諜報、防諜、宣伝、謀略の4つの要素に分けられるそうであるが、諜報(情報収集・分析)をベースに残りの3つがアクションプランとしてあるのだと思われる。

この本によると、諜報の部分のインテリジェンスは新聞記事などで公開されている情報を整理することにより、98%はわかるものとしている。公開情報をもとに推論を立てていくことにより、実像が浮かび上がってくるのである。これは競合企業の戦略を分析する際にも良く用いる手法で、記事や有価証券報告書の記述、関係者へのインタビューをまじえて裏を取りながら分析を進めていく。ビジネスの世界にも通用する考え方である。ビジネスでインテリジェンスをどう活用していくべきかもう少し整理してみたいと思う。

第1回の東京マラソンが、冷たい雨の振る中3万人のランナーが参加して行われた。沿道の観衆が150万人を数え、首都のイベントとして定着しそうである。

競技者の部では、外国招待選手の有力者は過酷な条件の中で脱落し、日本に住んで15年のケニアのジェンガが優勝し、日本人では佐藤が2位、入船が3位に入り、マスコミが有望として取り上げていた中国電力の油谷は途中で失速した。注目したいのは2位の佐藤は福岡国際で失敗し、3位の入船もアジア大会で4位に終わり世界選手権の切符を手に入れることができず、わずか2ヶ月での再チャレンジ組みであったことである。

先日行われた別府大分毎日マラソンも、福岡敗退組みの藤田が優勝し、万全の体制で臨んだ中国電力の佐藤は終盤で失速している。常識破りの2ヶ月の間隔でレースに臨んだ佐藤や藤田が世界選手権に選ばれれば、再チャレンジを唱えている安倍首相には嬉しいことかもしれない。それにしても、正月の駅伝で圧勝した中国電力勢の失敗はどういうことなのだろうか。

悪天候の中のレースとしては、87年の雪の降りしきる中の福岡国際が思い出される。全盛期の中山が世界記録を上回るペースでブッチギリ、2時間8分台でソウルへの切符を手にしたレースである。今回よりももっと悪い条件で、はるかに良いタイムが出ていた。瀬古、宗兄弟、伊藤、新宅など競合がひしめき合っていた当時の方がはるかに現在よりもレベルが高かったのであろうか。少子化の影響があまりない世代でのレベルダウンは気になるところである。
16日の金曜日に浜離宮朝日ホールでムンツの聴き比べコンサートに出かけた。

競艇の収益金を社会還元している日本財団の外郭財団として「日本音楽財団」があり、音楽財団は静養クラシック音楽の振興を目的として、世界的文化遺産として著名なストラディバリウスを多数保有し、有望な演奏家に長期貸与する活動を行っている。

今回のコンサートは音楽財団が主催して、保有するストラディバリウスとデル・ジェスの「ムンツ」を国際教養大学で教鞭をとっている渡辺玲子さんの演奏で聴き比べるという催しであった。ストラディバリウスは長命で生涯に1000挺の楽器を作ったといわれているのに対して、デル・ジェスの方は80挺と分が悪いが、今回演奏に使われた楽器はいずれも1736年製のもので、300年前の楽器の音色に堪能させられた。

聴き比べて違いがわかったかといわれれば、わかったような気がするが、目隠しコンテストをやられると自信がないという感じである。音の響きはストラディバリウス、やわらかさはデル・ジェスという評価をしてみたがどうであろう。

面白い企画であるが、一般には公開されず、招待客だけが鑑賞できるもので、昨年音楽財団の事業評価をするプロジェクトを行った縁で私も招待されたものである。会場には著名人が数多く招待されており、ノーベル賞の小柴さんや囲碁の大竹九段、ヴァイオリニストの佐藤陽子さんの顔などが見え、会場は華やいだものであった。

財団の事業上の制約があり、おおっぴらにはできないようだが、多くの人に(特に地方で)このようなチャンスが与えられればと思う。最近地域間格差が大きな問題とされているが、芸術の分野では東京とその他の地域の環境の差は大きいように思う。


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