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今日で3月も終わり、あっという間に3カ月が済んでしまった。明日からは、新年度であり気を引き締めなければ。

昨日で、警察庁長官狙撃事件の時効が成立した。時効を迎えるにあたり、捜査を担当した警視庁が記者会見を行い、オウム真理教と信者8人を犯人と断定するという結論を発表した。

とんでもない発表ではないだろうか。犯人と断定するならば、証拠を示して逮捕するのが筋である。逮捕できなかったということは、証拠がなかったということであり、犯人と断定するのはおかしいことになる。

逮捕されても、有罪とは限らない。法廷で、覆ることは何度でもある。今回の場合は、逮捕されたわけではないので法廷での審判はなく、オウムの立場からすると、反論する機会を持たないわけで、犯罪集団としてのレッテルを張り続けられることになる。

記者会見で、このような発表をした理由を、「社会に注意を与える契機とし、オウムの事件を風化させたくなかった」と発言している。サリンの事件でオウムは、社会的に問題集団として認知されており、今更それに付け加えることの必然性はない。

十手をもつものが、このような行動をするのは許されないことだ。メディアは徹底的に糾弾すべきだと思う。今日からHPに報告書が掲載されるそうで、読んでみたいのだが警視庁のHPはアクセスが殺到してパンクしないだろうか。

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今朝も陽射しがあるのに、風は冷たい。昨日仕事で出かけたが、半分咲いたサクラが凍えて縮こまっていた。この調子で行くと、来週いっぱいサクラが楽しめることになるそうだ。7日に、多摩川を電車で渡る予定があり、素晴らしい光景が観られることを楽しみにしてよさそうだ。

鳩山内閣と、小沢民主党体制についての批判が鳴り止まず、昨日の日経によると内閣支持率はとうとう36%にまで落ち込んでしまった。メディアによっては30%になっているところもあり、黄色の信号が灯るところに近づいてきた。

この内閣にとって不幸なことは、ライバルであるべきはずの自民党も支持率が伸びず、脅威になっていないことである。民主党への批判が自民党には向かわず、かろうじてみんなの党が受け皿の一部になっているだけで、みんなの党も日経の調査で8%とようやく“存在占拠率”を超えた程度である。このことに安心している風が見受けられる。

このような光景を一度目にしたことがある。細川連立政権が誕生した当時だ。リクルート問題をはじめとしてパラダイム・シフトができずに揺れていた自民党政権が倒れたのだが、ライバルの社会党に支持が集まったのではなく、日本新党や、さきがけ、新生党などの第三勢力が力をつけたためだ。

今回も自民党ではなく、脱藩組の新党が後一つか二つ出てくれば、民主党への対抗勢力になるのではないだろうか。その後社会党は自然消滅?したように、抜け殻になった自民党は無くなってしまうと思う。

 

5月に期限を切っている普天間問題で、決め切れずにモタモタするようだと、いよいよ90年代初めの状況が再現されると思うのだが、同じことの繰り返しというのは進歩しているのだろうか。
この4日ほど寒い日が続いている。先週末に花見を予定した人は、寒くて花見どころではなかったろう。やっぱり入学式に合わせるような天の配慮ではないかと思いたくなる。

昨夜のNHKスペシャルは考えさせられる内容だった。あらゆる臓器の源になる幹細胞を活用した、再生医療の最新動向を取り上げたもので、“魔法の粉”をふりかけて幹細胞を呼び集め、切断された指が復元されたシーンはショッキングだった。

不老不死は人間の永遠の願望であり、再生医療はその要求に科学者がこたえるものなのだろう。自らの怠惰のせいで先日抜歯した左の奥歯に、“魔法の粉”をふりかけると、また生えてくるのではという考えが一瞬頭をよぎった。

再生医療というのは、“やり直し”が効くということになるのだろう。番組ではアメリカの軍部が熱心に研究を続けていることが紹介されていた。恐ろしいことだと思う。

“やり直し”が効くということで想い出したのが、国母問題で騒がれたスノーボードの競技である。ハーフパイプは、2回の試技を行い、合計点ではなく高い方の得点を採用する競技である。一度の失敗は許されるのである。

このような方法を採用しているスポーツの種目は他にはないと思う。ミスを許さない種目ではなく、積極的にチャレンジしなさいという精神がバックボーンに流れているのである。こんなスポーツ文化で育った選手が、ミスを許さないという思考の人々に受け容れられるわけがなく、国母騒動の根っこにあると思っている。

どうも再生医療というのは、ミスを許すという思考につながるのではないかという危惧を感じざるを得ない。軍が熱心に研究に取り組むというのは、その典型だと思う。

サクラが日本人に愛されるのは、パッと咲いてパッと散るという“散り際の良さ”にあるのだと思う。再生医療とはこの対極にあるもので、私としてはこれ以上の研究は進めてほしくはないのだが…

失った歯や、これから無くなるだろう歯について、日ごろの手入れを怠った自分自身へのペナルティであるのだから。





今朝は久しぶりに太陽が顔を出している。爽やかな一日のスタートと言いたいところだが、今朝も歯医者に出かけるので憂鬱な気分は残っている。歯医者の連チャンというのはほとんど経験がないのだが、昨日の会計の折に、「次回は、もしよろしければ明日の同じ時間が空いていますのでどうですか?」と夏木マリ似の受付に言われた。

青春時代に夏木マリのフアンだった私にとって、ノーという言葉を発することができなかった。というわけで、少し気分がさえないわけだ。

千葉県の森田知事がカジノ構想を発表した。地域経済活性化のために、成田の近辺で外国人渡航者に限定してカジノを特区の形式で開設したいという。

カジノというとラスベガスを連想するのだが、世界一はマカオで年間の売り上げは1兆2千億円になるそうだ。大化けの可能性を秘めるだけに、これまでに何度も自治体の首長が構想をぶち上げている。今回もその一つだ。

ギャンブルが好きというのは人の本性の一つだと思う。それに付け込んで、寺銭をかすめ取りたいと誘惑にかられるのは分からなくはない。

しかし、安直すぎると思う。今回の場合、「外国人に限定して」という注釈が入っている。後ろめたさがあるからだろう。なぜ日本人に認められないかの論拠をはっきり示さない限り支持は得られないと思う。

私が行きたいわけではない。ギャンブルの合法化・正当化についての考えもなしに、思いつきを“構想”というような言い方をすることに少し腹が立つだけだ。競馬や競輪は“公益性”という言葉が免罪符になっているようだが、これも言い訳でしかないような気がする。

人はどうしてギャンブルが好きなのだろうか。ピッタリくる回答に出会ったことはないのだが…

昨日から冬に戻ってしまい。しばらく稼動していなかった暖房のスイッチを入れてしまった。20度を1度体感すると、6度が非常に寒く感じる。人の感覚の面白いところだ。

今朝の気分がさえないのは、寒さや天候の鬱陶しさだけではない。これから歯医者に出かけなければならないからだ。3年前に、このブログで歯医者は“脅しのマーケティング”として書いた記憶がある。脅されて気をつけていたつもりだが、手入れが十分ではなく、先日とうとう1本抜かれてしまった。

今度の歯医者は女性だったが、レントゲンを見るなり「抜くしかないですね」とクールな一言であった。60年間付き合ってきた(乳歯から入れ替わっているから50年間か)ものとの決別に何の感情もない口調である(あたりまえか)。自分の怠慢が招いたこととはいえ、抜歯宣告とはショックだった。

今朝は歯の手入れの続きである。これは針金の先っぽのようなものを歯茎にさして、歯茎の状態をチェックするのである。先日このチェックをはじめて受けた。担当の歯科衛生士は最初に「このようなもので歯茎をチェックします。痛かったら合図をしてください」と、仰向けに寝ている私の目の前に器具を示してからチェックするのである。

歯科に携わる人はSの傾向があるのではないだろうか。とにかくそのチェックが痛かった。何しろ一つの歯茎に3か所、表と裏を合わせると6回ブスブスと突き刺すのである。1回ごとの痛みはそれほどでもないが、上の歯茎だけで100回ほどやられると結構こたえるものである。

そんなわけで、先日断念した下の歯茎のチェックを受ける日なのだ。今日の憂鬱な気分は天候のせいだけではない。


 



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