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昨日ラミレスの打ったホームランが巨人軍通産9000本目である。70年以上の歴史で積み重ねてきたものだが、王一人で10%近く、長嶋と二人合わせると15%にもなる。ONのすごさを改めて感じさせられる記録達成である。

私の関心事の一つにスポーツのマーケティングがある。このブログでも何回か触れた。現在進行中のプロジェクトの一つも、スポーツ・イベントに関するもので、楽しみな仕事になっている。昨日までの私のゴールデン・ウイーク期間中に読んだ本のうちの2冊もこれに関連したものである(おかげで「銃・病原菌・鉄」はまだ上巻の半分にようやく到達したばかりで…)。

朝刊の広告欄を見ると、今週の東洋経済の特集は「スポーツ・ビジネス徹底解明」となっている。いくつもの特集記事の見出しを見ると、現在進行中のプロジェクトにストライクの記事があるようで、ぜひとも読まなければならない。

今日出かける時に買うことになるのだが、電車の中は絶好の読書タイムなので、「銃・病原菌・鉄」を読むつもりだったのに、今日の行き帰りは東洋経済にならざるを得なくなってしまった。

このペースでいくと、「銃・病原菌・鉄」を読み終えるのは今週一杯はかかりそうだ。そのためには晩酌を一杯控える必要がありそうなのだが…
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このブログをはじめてから3年と2カ月になる。現在までに977本の原稿をアップしており、このまま毎日更新すると月末にちょうど1000本に到達する。今月は出張の可能性があり、更新が続けられるのか微妙なところだ。

W杯の開幕まで後1か月ほどになった。これまでのW杯の開幕前に比べると、私自身もう一つ盛り上がりに欠けるが、明日には代表選手の発表がある。選手の顔ぶれがはっきりすると、少しは気持ちがもう少しのってくると思う。

フランス大会のカズや日韓大会の俊輔の落選、同じ日韓大会でのゴンや秋田、ドイツ大会の巻の選出など何かとハプニングがあるのが代表選考である。明日の2時からテレビで発表の模様が中継されるが、11時から打ち合わせがあるので戻ってテレビを見る事が出来るか微妙なところだ。

今回もハプニングがあると思う。落ちる方では、コンディション不良で精彩を欠く俊輔か遠藤、反対にあっと驚く選出は小笠原か小野と見ている。中盤のキープレーヤーの入れ替えだ。2人そろって入れ替えるという可能性はないと思う。どちらか一人だろう。

物足りないのはFWだ。誰を選んでも脇役タイプの選手ばかりで、中央にどっしり構える主役を張れる選手がいないことだ。イタリアに行った森本が順調に育っていればその芽はあったのだが、今年はセリエAでも出場機会を減らしているようだし、あまり期待はできない。

うまい選手はセレッソの香川のように若手で登場しているのだが、FWに楽しみな選手がいないことが、もう一つ熱くなれない理由だと思う。

来週中には各国の代表選手が確定して、特集雑誌も発売されるだろうから、雑誌をパラパラめくりながら6月に向けてモチベーションをあげるとするか。

日本(特に民主党)のお手本になっているイギリスの総選挙の結果は、中ぶらりん議会というハング・パーラメント状態になった。2大政党が過半数を取れず、第1党の保守党と3党の自由党との政策面は隔たりが大きすぎ、第2党に落ち込んだ労働党と自由党では過半数に達せず、第四極の政党を糾合しなければ政権を確保できないという事態である。

どの枠組みになったとしても、不安定な政権運営となることは避けられない。

このような状況に陥ったのは、世論調査で支持率の高かった自由党が議席を伸ばすどころか、逆に改選前の63議席から57議席へとマイナスになったことが大きな理由である。自由党が予想通り議席を増やしていれば労働党との連立でなんとか政権が発足できたはずであった。

自由党が思わぬ結果になったのは、小選挙区制度の弊害がもろに出たのではないだろうか。小選挙区制度では1:1の対決でない限り50%を超えなくても議席を獲得できる。しかし、20%台のシェアではよほどの乱立でない限り、落選となる。

昨年の日本の衆議院選挙でも、民主党の得票率は40%台にもかかわらず、70%を超える議席を獲得している。民主主義の基本ルールは、過半数の尊重ということになるのだが、40%台のシェアでも過半数を圧倒的に超えるという矛盾を小選挙区制度は抱えていることになる。

日本の場合は、2大政党による安定した政権運営ということを目指して、中選挙区制度から小選挙区制への転換が図られたのだが、そもそも有権者は2大政党制を望んだのだろうか。

社会の成熟化と、“選択の自由度”というのは比例するものである。未成熟な社会では1党独裁、成熟化社会では主張の異なる多数の政党からの選択ということになると思う。この流れに逆行したのが、日本の小選挙区制への移行であった。

選挙結果を受けてイギリスのブラウン首相は、自由党の求める選挙制度の改革に協力するという発言をしている。イギリスで小選挙区制度が見直しされれば、日本もこれに倣うのだろうか。

もう一つイギリスを手本としている政治スタイルで疑問なのは、マニフェストである。民主党は何かというとマニフェストで約束したからということで、強引に政策を押し進めようとしている。

しかし有権者はマニフェストのすべてに賛同して投票したのではなく、共感することが多かったからか、特に押し進めてほしい政策があったから投票したのである。これも40%台のシェアで100%=議席の獲得という小選挙区制度と同じような論理だと思う。

ゴールデン・ウイークからの好天は今日までで、今晩から雨になり、天気予報によると、来週はまた寒くなりそうである。衣替えでクリーニングに出したばかりなのに…

ニューヨークの株式市場は大荒れである。一時は1000ドル近く値下がりし、なんとか300ドルのマイナスで取引を終えたようである。ギリシャの財政破綻が引き金になったものであり、ユーロも大幅安になっている。

よくわからないのは、ギリシャの人口は11百万人、GNIは日本の1/17しかない小さな国である。そんな国の財政破綻が世界中の株式市場を揺さぶっていることだ。アメリカがくしゃみをすると、日本が風邪をひくと言われたものだが、今回の場合はギリシャのくしゃみでアメリカが風邪をひいたようなものだ。

リーマンショックという大病に罹り、病み上がりで体力が弱っている欧米にとっては、少しの傷でもそれがもとになって発熱し、病気がぶり返すということなのだろうか。リーマンショックからの回復に10年以上かかると言われていたが、今回の株安やユーロ安をみるとどうやらその説は当たっているように思われる。

10年間も景気の低迷が続くと、その間に高い成長を続けている国との格差が一気に縮まり、国際社会の枠組みが大きく変わると思う。新興国の時代の到来だ。

その兆しが一つある。中国も5月1日から9日までメーデー休暇で、日本のゴールデン・ウイークのようなものだ。その休暇を利用して中国人観光客が大挙して日本にやってきているようである。1日に、東京競馬場に出かけた時に、中国人の一団(50人くらいいたと思う)に出くわして面食らったのだが、彼らも観光客なのだろう。

病弱な年寄りと、健康で元気のある若者といった風だが、若者の代表格である中国も、バブル崩壊の危険性という持病を抱えているような気がするし…
 

昨日はとうとう夏日になってしまった。地域によっては30度を超える真夏日になった所もあるようで、ほんの2週間前には雪が舞ったとは思えない陽気である。これでようやく、冬ものをクリーニングに出せる。

昨日は連休最終日であり、好天も手伝い、スポーツ興行はどこも満員の大盛況だった。プロ野球には18万人、Jリーグには21万人の観衆が詰めかけたようだ。

先日このブログで、アルビレックス新潟の成績不振と、観衆の少なさについて触れたが、昨日の試合のテレビ中継を見ていると、スタジアムは満員のサポーターで埋まっており、サポーターの後押しで見事な逆転勝利を飾った。

シーズン当初の観客動員の少なさは、春先の天候不順のせいだったかもしれない。特に、新潟や山形などの日本海側の地域は、春先の気候は太平洋側とはかなり違い、スポーツ観戦には向いていないのだろう。

新潟の試合をテレビでみていて、サポーターの声援が選手に勇気を与える事をつくずく感じさせられた。大観衆が集まる連休最終日とあって、昨日はホームチームの健闘が目立った。セレッソが鹿島を破る大金星を挙げたのもその一つだ。

来年のこどもの日まで覚えておいて、天気とにらみ合わせてTOTOを買うことにしよう。


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