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昨日は風向きが北東風に入れ替わり、秋の風を実感させられた一日だった。明日は揺り戻しがあるようだが、スーパー猛暑もようやく来週には終焉を迎えるようだ。

民主党の代表選挙も来週に終焉となる。ニュース映像で見る限りでは、小沢の演説は中々迫力があり、印象度では菅首相を上回っているように思う。消費税発言以来、安全運転に徹しムニャムニャとしか聞こえない発言に終始している首相よりも、主張がはっきりしているためだ。攻める側と守る側の立場の違いなのだろう。

腑に落ちないのは、わずか3カ月で首相が替わるかもしれないのが、民主党のルールによるということだ。首相という公的な座を、党のルールという私的事情で左右されるというのはおかしなことではあるまいか。

野党の場合は、私的ルールにより2年ごとに信任を求めるのは不思議ではない。しかし与党の党首は国のリーダーでもあり、私的事情でコロコロ替えるというのはどうかと思う。しかも、今回のように政権を放り投げた結果の後任者の任期が、2年ではなく、前任者の任期に制約されるというのは、“国益”(使いたくない言葉だが)を損なうのではないだろうか。

与党になったら、ルールを変える必要があると思う。年限を切るのではなく、政権選択選挙までを任期とし、有権者からの信任が得られれば(過半数を獲得すれば)、自動的に留任するというのが筋ではないだろうか。

この方式で一つ厄介なのは、参議院選挙の存在がある。選挙の方式が異なるために、衆議院選挙と結果が大きく食い違う現象が続いており、どちらが民意をより反映しているかを見極める必要がある。

今回の代表選挙が熾烈なものになっている要因の一つは、参議院選挙の敗戦をめぐる責任論があるのも、そうしたことを現わしているのであろう。

そうであるならば、参議院選挙の結果を反映させられる、3年の任期というのも一案だと思う。となると、今回のように3カ月で党首選びをしなければならなくなる。悩ましい問題だ。
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台風は日本列島を串刺しにするような形で太平洋に抜けたので、北の高気圧が到来し一気に涼風が吹きだした。窓を開けていると風が冷たいので、窓を閉じなければならないほどで、熱帯夜から解放されたのは50日ぶりかもしれない。

北と南の高気圧のせめぎ合いの中で、どのような進路を取るかで猛暑の行く末が占えると思っていたが、理想的なコースを辿ったと思う。福井県に台風が上陸したのは初めてで、そこから南下するというのも珍しいコースであり、今年の夏の異常気象を象徴するような軌跡ではないだろうか。

普段の台風の時もそうだが、今回も台風の前方の前線による雨が強烈なものだった。昨日は国会議員会館へ出かける用事があり、最寄駅の永田町には東西線からは行きにくいので、大手町からタクシーを利用した。乗車した時は、パラパラの雨だったが途中から土砂降りになり、前がみにくくなるほどで、徒歩だと上からの雨は防げても、跳ね返りでズボンがビショビショになりそうな雨だった。

流石に議員会館は車寄せがしっかりしており、タクシーから降りる時も濡れる事はなかった。車寄せがなければ、ドアを開けて車から出る瞬間にとんでもないことになるところだった。

議員会館では飛行機に登場するときと同じように、ボディチェックをくぐらなければならない。なぜか警報音が鳴ってしまい、係員のチェックを受ける事になり、そこでも警報が聞こえた。長期戦を覚悟したのだが、なぜかチェックはそれまでで、通行を許された。警備員が私の顔を観て、怪しい奴ではないと判断したのだろう。それなら最初から人相によるチェックをしてくれば良いのに…

議員会館は今年竣工したばかりで、シックハウスが話題になった。たしかに塗料の臭いが多少あったが、大騒ぎするほどでもないように私には感じられた。感度が鈍いのだろうか。

驚いたのは、“丸見えオフィス”だ。議員の部屋は廊下にそって並んでいるのだが、多くの部屋は扉をあけはなしており、廊下から中が丸見えになっている。普通のオフィスを見慣れた目には、異様な光景だ。議員という職業の特性なのだろうか。
台風が、秋風をもたらしそうな気配になってきた。昨日の夕方から吹く風が少し涼しく、久しぶりにエアコンのスイッチを切って眠ることができた。しかし、今日は午後にインタビューで出かけなければならず、大雨に遭遇する可能性はありそうだ。暑さに耐えてきたのだから、多少濡れても腹は立つまい。

今年の猛暑の特徴の一つは雨が降らなかったことである。8月10日以降一滴も降らなかったそうで、ほっとする時が全くなく3週間も暑さにさらされたのだ。真夏に夕立がなかったのは記憶にはない。これだけ日照りが続くと、水不足や電力不足がニュースになり、節水や節電の言葉を目にするはずなのだが、今年は一度もお目にかかったことはない。

そんなことを言っていられないほどの暑さだったのか、それとも梅雨時の雨や冬場の雪が潤沢だったのか、あるいは円高がエネルギーコスト低減に効果があったのか、よくわからない。

ロシアで、航空機がヘリコプター基地に不時着したというニュースが先ほど流れていた。映像を見ると、乗客は厚手のコート姿だ。季節というものは確実に進むということを実感させられる。

これほど秋の到来が待ち遠しかったことは、これまでにはなかった。待ち人来たれりであり、大きな傘でお出迎えするか。
私は仕事のために外出するのは多くて週に2~3回であり、通勤による疲れはない(はず)。その数少ない車中の観察では、乗客の疲労はピークに達しているように思う。

腰かけている人を吊革につかまりながら眺めていると、ほとんどの人は眼を閉じている。新聞や本を読んでいる人はほとんど目にしない。マンガ雑誌を読んでいる人も最近めっきり減ったように思う。月曜の朝からこの光景であり、連日の猛暑に必死に耐えているということなのだろう。

どうやらこの猛暑も今週一杯こらえれば、来週には秋が訪れそうである。台風の動きが関係しそうだ。この間まで、沖縄付近で発生した台風はそのまま北上し、将軍様の国あたりで東に進路を取り、北海道をめがけて日本海を横切るというのがパターンであった。

今度の台風は、朝鮮半島まで北上せずに右折しそうである。さらに日本海を横切るのではなく、日本列島を横断するような進路予想図となっている。台風の行く手を阻んでいた太平洋高気圧が、少し南に下がったということだ。

台風の進路の予想円には大分幅がある。佐渡のあたりを通過するようなら来週の前半に、関東地方の南部を通過するようなら今週末には、秋の空気と入れ替わるような気がする。

それにしても、7月半ばの梅雨明け以降の猛烈な暑さは、記憶に残る夏になったと思う。これが異常気象であってほしいと願うのだが…
今月末には、レポートの締め切りが2本控えている。一刻も早く猛暑が退散してほしいものだ。

そろそろ決断する時が来ている。10月1日から値上げされるタバコについての対策である。410円というのはいかにも痛い金額である。毎月一度治療を受けている歯科衛生士からも、歯を守りたければ禁煙するようにと厳命されている。

その前段階として、一日一箱を超えないように務めており、なんとか15本程度にまで減らすことには成功した。しかし、これまで5回禁煙にチャレンジしてきたが、挫折の繰り返しである。

経済的効果を考えると、タバコをやめれば年に15万円ほどの節約になるのだが、目の前に15万円があるわけではなく、実感に乏しいのが効果のあがらない理由である。

そこで新たな対策として、貯金箱を用いることにした。毎日タバコ代金を貯金し、効果を見えるようにする作戦である。これなら経済効果が目に見えるはずであり、10万円溜まったら旅行に出かけるというのを、ご褒美にしたいと思っている。山陰地方に出かけて、カニを食べるというのが目標なのだが…

新聞社の世論調査では、今週も菅首相が圧倒的に有利である。党員票にもこの傾向があるのだろうか。



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