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先週末は、仕事が立て込んでブログの更新ができなかった。二日間更新しなかっただけなのに、リズムが狂ったのか時間がたっぷりある土日も更新することができなかった。ルーティンを守ることが大事ということか。

日曜の夜は、NHKの大河ドラマを見るのがルーティンになっていた。長谷川一夫の赤穂浪士の時代からだから、40年以上続いているルーティンだ。ところが、今年の「江」は見るに堪えないもので、初回をちらっと見て以来、音楽を聞いて時間を過ごすことが日曜夜のルーティンになってしまっていた。

昨夜はBSで日本ハムと楽天の中継があり、斎藤祐樹の登板試合であったので、久しぶりにテレビを見ながら日曜の夜を過ごすことができた。

危なっかしい投球で、ヨタヨタしながらも6回を3点に抑えてプロ2勝目だ。メジャーで最近クオリティ・スタートという言葉をよく耳にするようになった。先発投手の役割として6回を3点以内に抑え、試合を壊さない事を言うのだが、昨日の斎藤は何とか最低限の役割を果たしたことになる。

ホームラン2本を含み、8本もヒットを打たれたのに3点しか取られなかったのは、四死球を一つしか出さなかったためだ。四死球でランナーを溜めて長打を喰らうという最悪のパターンにならなかったために、試合を壊さずに済んだのだと思う。

しかし、ボールに威力が無いため、相手に慣れられてくるとクオリティ・スタートを維持するのは難しいと思うのだが、味方の打線が好調なだけに、10勝近くはマークするかもしれない。これも「持ってる男」の証明か。

週1回のローテーションということを考えると、しばらく日曜の夜は斎藤のハラハラドキドキのスリル(?)満点のピッチングを見るのがルーティンになるのかもしれない。

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嫌煙家にとっては“朗報”である。タバコの供給が滞り、タバコ店の店頭では「品切れ」が続出しているのである。近所のタバコ屋では陳列棚の半分以上に、品切れラベルが貼ってある。

原因はご多分にもれず震災の影響で、JTの福島と栃木の2工場が被災し、さらに箱や包装フィルムなどの調達もままならず、供給量が通常の1/4になってしまったためで、供給が元通りになるのは6月末までかかるらしい。

この間の生産体制は、セブンスターなどの人気銘柄に絞って生産するようなので、マイナーブランドは3カ月ほど手に入らなくなりそうだ。値上げにも動ぜず喫煙を続けていた人も、なくなればどうしょうもない。“受動禁煙”の登場だ。

追い打ちをかけるのが、原発事故の影響で福島県で今年の葉タバコの作付が中止されたことだ。タバコは色々な産地で栽培されたものをブレンドして作られるが、福島産のものが調達できなくなると“味わい”が変わってしまう。ここでも禁煙に走るチャンス(?)が到来する。

タバコの葉は、夏に収穫され乾燥させたものを、秋にJTが買い取り、1年半ほど寝かせてタバコの生産に回されることになる。原発事故の影響でタバコの味が変わるのは2年後ということだ。

震災による品不足はニュースになるのに、タバコについては取り上げられることはない。悲しいことだ。
久しぶりの冷たい雨で、東北地方には雪マークも付いている。夜明け前には秋田県で地震があり、そのニュースが流れている最中の6時過ぎにはテレビで緊急地震速報が流れて身構えさせられた。余震が収まらないことには、中々震災モードから抜けきれないだろう。

昨日は登校中の小学生にクレーン車が突っ込み、6人の子供の命が失われるという悲惨な事故が発生した。普段なら大見出しで報じられるような事故だが、メディアも震災モードにスイッチが入ったままなのか、扱いは控えめになっている。

震災モードに一番影響を受けるのはレジャー産業である。今年のゴールデンウィークは日並びが良く、5月1日と6日に休暇を取れば10連休になるため、業界では手ぐすねを引いて待ちかまえていたところだが、JTBが昨日発表した連休期間の旅行者数は前年比27.6%減となっている。

プロ野球が始まれば、自粛ムードは薄らぐと見ていたのだが、開幕日はそこそこの観客が集まったものの、それ以降は低調な動員が続いている。

余震が収まらないうえに、原発の安定化に向けての作業が進展しないために、浮かれて楽しむ気分になれないのだろうが、このままでは避難所だけでなく日本中が“不活発症候群”に罹ってしまいそうだ。モードチェンジをする手段はないものだろうか。

震災の影響で報道機関の世論調査も“自粛”していたようだが、先週末に一斉に世論調査を再開した。普段なら、時期が微妙に異なることもあり、結果に違いがあるのだが、今回はほぼ同じ傾向を示しているようだ。

各社の調査結果を総括すると、政府の対応を評価しない人が多く(特に原発対応で顕著)、内閣支持率は20%台と低迷し、自民党の支持率が上昇し民主党をはっきり上回った事などであるが、首相交代は「震災・原発対応が“一段落”した後」、復興のための増税はやむなしというのが世論の大勢というところだ。

そもそも震災の起こる前に、政権の寿命は尽きようとしていた。それが震災によって延命されただけで、震災対応の不手際を見るにつけ、愛想を尽かした結果だろう。

ここで問題になるのは、“一段落”をどの時点と考えるかである。当面の応急処置を終えた段階までで、頼りない政府に復興計画まで委ねる気はないというのが正直なところだろう。

東電が昨日発表した行程表では、当面の対策をステップを二つに分けて発表し、ステップ1は応急処置に3カ月を要し、ステップ2で原子炉を冷温停止状態に持ち込むのに3~6カ月としている。

“一段落”を応急処置と考えるならば、冷温停止に向けた作業が本格的に始まる3ヶ月後、復興に向けて本格的な活動が開始できる時期と考えるならば、冷温停止が実現する6~9ヶ月後がめどになると思う。

予算案で言うならば、当座の手当である一次補正と、“復旧”の二次補正までは許されるが、“復興”の端緒となる三次補正は信認のない内閣が作成するのは許されないと思う。

復興計画のためには増税やむなしの空気が強くなっているだけに、いっそのこと半年後あたりで衆議院の解散・総選挙をやったらよいと思う。復興プランをマニフェストの中軸に据えて、有権者の判断を仰ぐのである。政治家・政党の力量を見極める、「復興プラン・コンテスト」である。

ところで、日経の世論調査による「今後、日本の政治に影響力を発揮してほしい政治家」のランキングでは、枝野官房長官が前回の4%から9ポイントの急上昇で13%となりトップになっている。

前回トップの渡辺喜美は5%と半減しており、支持率を伸ばしている自民党の谷垣総裁は4%と低いままである。官房長官がトップに躍り出たのは、露出量の多さが、好感度に大きく影響を与えたためであろう。その意味では、ぶら下がり質問を廃止したことは、菅首相にとって致命傷になったのではないだろうか。

今日は今年初の“夏日”になる予報が出ている。半袖を引っ張り出して過ごしているが、防護服に身を固めて作業しなければならない人たちは、脱水症状や熱中症にも気をつけねばならず、大変な季節が早くも到来したということだろう。

放射線にピリピリしている人が多いのもわかるが、川崎市でがれき処理に協力すると公表したところ、「抗議の電話」が2000本殺到したと報じられているのには、悲しくなる。この人たちは、福島や新潟にある原発で自分たちの電力が賄われていたことを知らなかったのだろうか。

震災直後に、スーパーの棚に隙間があるのを見つけてトイレット・ペーパーを買い漁り、浄水場で放射能が検知された途端に、ペットボトルの収集に精を出した人たちと同じ人たちではないだろうか。

このブログへの最近の検索サイトからのアクセスでは、「タバコはシーベルト換算すると」というものが目立つ。4月3日に掲載したものである。

10日ほどの間に、10件を超えるアクセスになっており、同じような事を考える人が多いものだと感心させられる。

良く考えてみると、タバコはものの大きさを見せる時に使われることが多い。例えば、釣った魚の大きさの“証明”として、魚の隣にタバコを並べて写真を撮る。

これを応用して、タバコの発がん率から逆算してシーベルト換算したものを政府が発表すれば、川崎市への抗議の電話は減るのではないだろうか。少なくとも、喫煙者は抗議の電話はかけないだろうから。



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